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前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア効果でハイテク主導の展開~

2024/9/12 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア効果でハイテク主導の展開~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■エヌビディア効果でハイテク主導の展開 ■神戸物産、3Q営業利益 14.4%増 266億円 ■前場の注目材料:ソディック、工作機械各社、インド攻勢、製販・サービスの現地化加速 ■エヌビディア効果でハイテク主導の展開 12日の日本株市場は、買い一巡後は底堅さを見極める展開になりそうだ。8月の米消費者物価指数(CPI)は、コア指数が想定外に加速したことで大幅な利下げ観測が後退し、NYダウは大きく売られる場面もみられた。ただし、売り一巡後はハイテク株主導で買い戻しの動きが強まった。また、ゴールドマン・サックスのソロモンCEOが同社主催のイベントにおいて、ソフトランディングを予想していると楽観的見解を示したことも材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比825円高の36595円。円相場は1ドル142円30銭台で推移している。 日経平均株価は米国株高を受けて、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時35410円まで下落する場面もみられたが、終盤にかけての切り返しにより、一時36630円まで買われた。36000円を挟んだ直近の保ち合いレンジではあるものの、ボリンジャーバンドの-1σを上回ったことで、リバウンド機運が高まりそうだ。また、米国ではエヌビディアが8%を超える急伸となるなか、他の半導体株にも買いが広がった。東京市場においても東エレク<8035>などへ波及する可能性が高く、日経平均株価をけん引することが期待される。 日経平均株価は25日線が37185円、200日線が37520円辺りで推移しており、まずは25日線を意識させてきそうだ。9月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、先物市場では限月交代に伴うロールオーバーが中心となる。そのため、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうだが、CPI通過で売り方においては買戻しを強めてくることになりそうだ。買い一巡後はこう着感が強まる可能性はありそうだが、買い戻しの動きが強まる局面では、ヘッジ対応の買いも意識されてくる。 物色の流れとしてはハイテク株主導の展開になりやすく、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期的に売りを仕掛けてくる可能性もあるため、注意しておきたい。もっとも、エヌビディア効果から売りは仕掛けづらく、基本的には押し目買い狙いのスタンスになりそうだ。そのほか、中小型株へも個人主体の値幅取り狙いの動きが強まる可能性はありそうだ。 ■神戸物産、3Q営業利益 14.4%増 266億円 神戸物産<3038>が発表した2024年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比11.4%増の3772億8300万円、営業利益は同14.4%増の266億4000万円だった。「業務スーパー」の出店状況は、出店41店舗、退店18店舗、純増23店舗の結果、総店舗数は1071店舗となった。業務スーパー事業における売上高は3637億2300万円(10.9%増)。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(40861.71、+124.75) ・ナスダック総合指数は上昇(17395.53、+369.65) ・1ドル=142.30-40円 ・シカゴ日経先物は上昇(36595、大阪比+825) ・SOX指数は上昇(4910.17、+229.50) ・VIX指数は低下(17.69、-1.39) ・米原油先物は上昇(67.31、+1.56) ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・ソディック<6143>工作機械各社、インド攻勢、製販・サービスの現地化加速 ・三菱HCキャピタル<8593>レックスプラスが6.4億円調達、搬送ロボサブスク ・住友化学<4005>シンガポールでアクリル樹脂減産、月末めど設備停止 ・メルカリ<4385>宅配ボックスからメルカリ商品発送、パナ・三菱商事が全国展開 ・シスメックス<6869>傘下の理研ジェネシス、日立とAIでたんぱく質の定量解析を高度化 ・クボタ<6326>米新興買収、果樹栽培のAI活用支援 ・マツダ<7261>ストロングHV化を構想、既存ユニット活用 ・日本エスコン<8892>デンソー池田工場跡地を取得 ・日立建機<6305>米に部品倉庫、迅速供給で競争力向上 ・ACSL<6232>米にドローンカメラ、NDAAに準拠 ・ソフトバンク<9434>ノキアと共同実証へ、AI融合通信網・6G研究で覚書 ・日清紡HD<3105>日清紡マイクロ、設備故障を早期に予知するシステム開発 ・キヤノン<7751>専務・武石洋明氏、半導体露光装置が好調 ・NEC<6701>倉庫・工場向けAGV安定稼働、無線の遅延抑制 ・マイクロ波化学<9227>中外炉工業と回転炉床炉の開発で提携、精錬需要増に対応 ・ユニチカ<3103>生分解性ポリエステル樹脂の合成技術を開発 ・三菱ケミカルG<4188>メタクリル樹脂などが国際持続可能性カーボン認証を取得 ・日本触媒<4114>福岡に新工場、車載電池電解質製造、28年稼働 ・アミタHD<2195>マレーシア社と協業、バイオ燃料を製造 ・住友電工<5802>異色の中空糸膜が急成長、中国で需要増 ・清水建設<1803>都市工事用昇降機を開発、国内最高の垂直搬送力 ・沖縄電力<9511>パラオで再生エネ推進、東急不動産と設備導入 ・KHネオケム<4189>アルデヒドなど化学品値上げ ・旭化成<3407>アルミペースト値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7-9月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(4-6月期:前期比+0.4) ・08:50 8月国内企業物価指数(前年比予想:+2.8%、7月:+3.0%) ・10:00 田村日銀審議委員あいさつ(岡山、午後会見予定) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 26件
1803 東証プライム
1,154
11/25 15:30
-12(%)
時価総額 909,946百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
2195 東証グロース
371
11/25 15:30
+2(%)
時価総額 6,513百万円
サステナブル経営への移行支援等を行うアミタを中核とする持株会社。資源循環ソリューション、環境認証審査サービス、海外事業等も。シアノプロジェクトの商品性強化図る。自然リスクの情報開示支援等は新規受注続く。 記:2024/10/06
3038 東証プライム
3,611
11/25 15:30
+31(%)
時価総額 987,970百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
3103 東証プライム
246
11/25 15:30
+6(%)
時価総額 14,207百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
3105 東証プライム
898.1
11/25 15:30
+2.4(%)
時価総額 152,000百万円
日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
3407 東証プライム
1,100
11/25 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,533,325百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4005 東証プライム
375.7
11/25 15:30
+2.1(%)
時価総額 622,617百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4114 東証プライム
1,878
11/25 15:30
-1(%)
時価総額 292,968百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
858.2
11/25 15:30
+27.4(%)
時価総額 1,292,696百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4189 東証プライム
2,062
11/25 15:30
+6(%)
時価総額 76,601百万円
化学素材メーカー。冷凍機油原料等の機能性材料が主力。環境配慮型エアコン向け冷凍機油原料で世界トップシェア。電子材料、基礎化学品等も。機能性材料は売上順調。化粧品原料は東南アジア等でマーケティングを積極化。 記:2024/06/09
4385 東証プライム
2,011
11/25 15:30
-86.5(%)
時価総額 329,862百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
5802 東証プライム
2,980.5
11/25 15:30
-15.5(%)
時価総額 2,366,341百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6143 東証プライム
737
11/25 15:30
-4(%)
時価総額 40,382百万円
放電加工機で世界シェアトップクラスの工作機械メーカー。射出成形機などの産業機械事業、麺製造プラントなどの食品機械事業も手掛ける。放電加工機の拡販、金属3Dプリンタや精密マシニングセンタの販売体制強化図る。 記:2024/06/28
6232 東証グロース
1,180
11/25 15:30
-11(%)
時価総額 18,661百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6305 東証プライム
3,405
11/25 15:30
+28(%)
時価総額 732,467百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6326 東証プライム
1,926.5
11/25 15:30
+17(%)
時価総額 2,266,849百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6701 東証プライム
12,450
11/25 15:30
+185(%)
時価総額 3,396,983百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6869 東証プライム
3,195
11/25 15:30
+18(%)
時価総額 2,010,847百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7261 東証プライム
1,001
11/25 15:30
-2(%)
時価総額 632,436百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7751 東証プライム
5,056
11/25 15:30
+2(%)
時価総額 6,743,506百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8593 東証プライム
1,007
11/25 15:30
-5(%)
時価総額 1,477,180百万円
三菱UFJ系列のリース大手。強固な顧客基盤に強み。21年に日立キャピタルと合併。リース料収入の増加などにより、航空部門は増益。カスタマーソリューション部門は連結除外等で横ばい。M&Aで海外展開加速へ。 記:2024/08/20
8892 東証プライム
990
11/25 15:30
-1(%)
時価総額 97,595百万円
中部電力傘下の不動産デベロッパー。不動産販売事業が中核。不動産賃貸事業、不動産企画仲介コンサル事業も。分譲マンションは「レ・ジェイド」ブランドで展開。中期経営計画では27.3期売上高1570億円目標。 記:2024/06/24
9227 東証グロース
722
11/25 15:30
-1(%)
時価総額 11,411百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。グリーン、ヘルスケア、エレクトロニクスが成長分野。ケミカルリサイクル、鉱山プロセス事業を推進。新領域の開発案件獲得などに注力。 記:2024/10/22
9434 東証プライム
192.5
11/25 15:30
-1.2(%)
時価総額 9,178,279百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9511 東証プライム
977
11/25 15:30
+3(%)
時価総額 55,619百万円
沖縄県が営業エリアの電力会社。沖縄本島、30超の有人離島に電力を供給。発電電力量は石炭、LNG比率が高い。送配電、電気設備工事等も。発電事業では発電費用の低減進める。小売事業は販売電力量の維持・拡大図る。 記:2024/08/06