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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の自律反発を意識しつつも、決算を手掛かりとした個別物色の流れに~

2021/5/12 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の自律反発を意識しつつも、決算を手掛かりとした個別物色の流れに~ 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ハイテク株の自律反発を意識しつつも、決算を手掛かりとした個別物色の流れに ■バンナムHD、22/3予想 営業利益11.4%減 750億円、コンセンサス下回る ■前場の注目材料:ENEOS、JSRのエラストマー事業買収、1150億円 ■ハイテク株の自律反発を意識しつつも、決算を手掛かりとした個別物色の流れに 12日の日本株市場は神経質な相場展開が見込まれる。11日の米国市場ではNYダウが473ドル安だった。サイバー攻撃により主要パイブラインの操業が停止されたことが響き、給油所ではガソリン不足が報告されており、価格の先高感がさらなるインフレ懸念につながった。さらに、中東の混乱が激化したため、売りが加速。しかし、引けにかけ、押し目からの買いにハイテク株が回復すると、NYダウも下げ幅を縮小している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の28615円。円相場は1ドル108円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行の展開になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで28260円まで下落する場面も見られていることから、売り仕掛け的な動きも警戒しておきたいところである。一方で米ハイテク株は売り一巡後に買い戻しの動きを見せているほか、NYダウは支持線レベルでの下げ渋りとなっており、いったんは調整一巡が意識されやすい面はありそうだ。日経平均は昨日の大幅下落によってもち合いレンジを下放れてきているものの、自律反発の動きも意識されてこよう。週足では26週線が28435円辺りに位置していることもあり、同水準での底堅さを見極めたいところだ。 もっとも、自律反発を期待しつつも、決算発表がピークを迎えている中では商いは膨らみづらく、薄商いのなかをインデックス売買に振らされやすい状況である。また、米国では中東の混乱激化による地政学リスクが警戒視されてきており、VIX指数は21.84に上昇し75日線を突破してきている。地政学リスクへの警戒からリスク回避姿勢を強めてくることも考えられるため、積極的な売買は手控えられそうだ。 物色の流れとしてはハイテク株の自律反発を意識しつつも、決算を手掛かりとした個別物色の流れに。また、マザーズなどの中小型株については昨日の大幅下落によって需給が悪化している銘柄も多いことから、時価総額上位の銘柄を避け、決算やテーマ性などに絞った銘柄への物色に向かわせよう。 ■バンナムHD、22/3予想 営業利益11.4%減 750億円、コンセンサス下回る バンナムHD<7832>の2022年3月期予想は、売上高が前期比1.2%増の7500億円、営業利益は同11.4%減の750億円を見込んでいる。コンセンサス(1035億円程度)を下回る。複数の新作ゲームタイトルを投入するため、開発費や宣伝費など費用がかさむ。 ■前場の注目材料 ・SOX指数は上昇(2976.01、+8.90) ・米原油先物は上昇(65.28、+0.36) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ENEOS<5020>JSRのエラストマー事業買収、1150億円 ・日本電気硝子<5214>ガラスファイバー増産、マレーシアに新設備 ・リンナイ<5947>M&A積極化、米でガス給湯器拡販 ・東芝<6502>GEと洋上風力で提携、国内で主要部品製造 ・資生堂<4911>接客・働き方にDX、アクセンチュアと共同出資会社 ・三菱UFJ<8306>ドコモ・三菱UFJ銀提携、デジタル金融サービスで年度内に新会社 ・SUBARU<7270>22年にEV投入、CセグメントSUV、4駆技術を進化 ・ヤマハ発<7272>インド2輪工場停止、コロナ拡大で月末まで ・ACSL<6232>定額制ドローン点検、安全保障に国産強み ・日立建機<6305>ドローン撮影を点群化、中小建設向け ・横河電機<6841>30年度売上高1兆円規模に、再生エネ関連でM&A ・三菱電機<6503>FA関連「過去最高」視野、設備投資の拡大期待 ・KDDI<9433>携帯通信6Gで存在感、技術概念を公開 ・イビデン<4062>1800億円投資、高機能IC基板4割増 ・ニプロ<8086>コロナワクチン1瓶から7回接種の注射器、月内に50万本製造 ・日本板硝子<5202>米ENTEKに鉛蓄電池セパレーター事業売却 ・中外薬<4519>コロナ薬安定供給で政府と合意 ・三菱ガス<4182>新中計、23年度営業益700億円目指す ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 19件
4062 東証プライム
4,476
11/28 15:30
-2(%)
時価総額 630,494百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4182 東証プライム
2,866
11/28 15:30
+28(%)
時価総額 636,937百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
4519 東証プライム
6,612
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 11,101,931百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4911 東証プライム
2,876.5
11/28 15:30
+70.5(%)
時価総額 1,150,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5020 東証プライム
809.8
11/28 15:30
+11.4(%)
時価総額 2,456,003百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5202 東証プライム
337
11/28 15:30
+7(%)
時価総額 30,847百万円
大手ガラスメーカー。1918年創業。住友グループ。2006年に英国ピルキントン社を買収。建築用ガラス、自動車用ガラスが柱。取引先の生産回復で自動車用ガラス事業は売上順調。27.3期営業利益640億円目標。 記:2024/06/15
5214 東証プライム
3,428
11/28 15:30
+28(%)
時価総額 341,165百万円
薄型パネルディスプレイ用ガラスや電子デバイス用ガラス、ガラスファイバ等を手掛ける。FPD用ガラス、自動車部品用ガラス繊維で高シェア。28.12期売上高4000億円目標。高付加価値製品の開発、事業化推進。 記:2024/10/20
5947 東証プライム
3,221
11/28 15:30
+6(%)
時価総額 472,447百万円
大手ガス機器メーカー。1920年創業。愛知県名古屋市に本社。給湯器や給湯暖房機などの給湯機器が主力。厨房機器やガスファンヒーター、衣類乾燥機等も。海外売上高比率は5割超。米国ではタンクレス給湯器を拡販。 記:2024/06/18
6232 東証グロース
1,153
11/28 15:30
+18(%)
時価総額 18,234百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6305 東証プライム
3,374
11/28 15:30
-9(%)
時価総額 725,798百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6503 東証プライム
2,554.5
11/28 15:30
+16.5(%)
時価総額 5,398,175百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6841 東証プライム
3,363
11/28 15:30
-19(%)
時価総額 903,386百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
7270 東証プライム
2,456.5
11/28 15:30
+13.5(%)
時価総額 1,851,960百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7272 東証プライム
1,314.5
11/28 15:30
+11(%)
時価総額 1,381,082百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
3,218
11/28 15:30
-6(%)
時価総額 2,123,880百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8086 東証プライム
1,390
11/28 15:30
+23(%)
時価総額 238,328百万円
大手医療器具メーカー。透析関連機器、注射・輸液関連製品等の医療関連事業が主力。医薬関連事業、ファーマパッケージング事業等も。アジアパシフィック地域が重点戦略市場。注射・輸液関連製品は国内販売が順調。 記:2024/06/11
1,768.5
11/28 15:30
+0.5(%)
時価総額 23,489,208百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9433 東証プライム
4,981
11/28 15:30
+66(%)
時価総額 10,917,585百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04