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日経平均は4日ぶり反落、さすがに上昇一服感を示唆する兆候も

2023/5/30 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は4日ぶり反落、さすがに上昇一服感を示唆する兆候も  日経平均は4日ぶり反落。114.27円安の31119.27円(出来高概算5億2840万株)で前場の取引を終えている。  29日の米株式市場はメモリアルデーの祝日で休場。英国市場もスプリング・バンク・ホリデーで休場。一方、ドイツDAXは-0.19%、フランスCAC40は-0.20%とそれぞれ軟調。米国市場の休場で手掛かり材料難のなか、日経平均は37.3円安からスタート。寄り付き直後は切り返して一時31374.54円(141円高)まで上昇する場面があった。ただ、為替の円高への揺り戻しが進むなか短期的な過熱感を冷ます売りが優勢となり、すぐに失速。前場終盤には31064.19円(169.35円安)まで下げ幅を拡大した。一方、心理的な節目の31000円を手前では下げ渋り、下値の堅さもみられた。  個別では、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、スクリン<7735>、マクニカHD<3132>の半導体関連の上昇が目立ち、TDK<6762>、三井ハイテック<6966>、パナHD<6752>のハイテク、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、安川電機<6506>のFA(Factory Automation)などが堅調。レーティングが引き上げられた神戸製鋼所<5406>、日本電子<6951>、証券会社が目標株価を引き上げたA&Dホロン<7745>、日総工産<6569>、日東紡績<3110>などは大幅高。熊谷組<1861>は大株主にアクティビストファンドが浮上したことが材料視された。第1四半期決算が計画を大幅に上振れたACCESS<4813>はストップ高気配のまま前場を終えている。  一方、前日急伸したソフトバンクG<9984>が大きく反落。ルネサス<6723>、ディスコ<6146>など半導体株の一角が軟調。NTT<9432>、ソフトバンク<9434>、日本郵政<6178>、花王<4452>、アステラス製薬<4503>などディフェンシブ系も冴えない。ほか、SOMPO<8630>、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>の保険、三越伊勢丹<3099>、共立メンテナンス<9616>、寿スピリッツ<2222>、エアトリ<6191>のインバウンド関連の下落が目立つ。レーティングが引き下げられたSUMCO<3436>も大きく下落している。  セクターでは金属製品、保険、水産・農林が下落率上位に並んだ一方、鉄鋼、その他製品、精密機器の3業種のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は16%となっている。  日経平均は4日ぶり反落。前日は朝方に644円高と急伸した後は失速し、高値から326円も上げ幅を縮めて取引を終えた。本日は前日の米国市場が休場で手掛かり材料難のなか、短期的な過熱感を冷ます売りが優勢となっている。  一方、前日はこれまで相場をけん引してきた半導体関連株が失速した一方、海運、商社、保険、銀行などに買いが入った。半導体株一強という極端な資金集中による株価指数の急伸は健全な上げとはいえないが、前日は資金を上手くセクター間で循環させながら株価指数の上昇につながったという点で理想的な形だったといえる。ただ、朝方の早い段階で高値を付けた銘柄が散見されたほか、日経平均は31000円超えの水準では上ヒゲを伴った陰線を相次いで形成しているあたり、上値の重さも徐々に意識されている印象。  前日の先物手口では、日経225先物とTOPIX先物の両先物において、商品投資顧問(CTA)など短期筋との連動性が高いドイツ証券が売り方上位に入った。ドイツ証券は先週まで両先物において買い越し傾向が顕著だったため、短期筋の買いが一服したことを示唆していそうだ。 また、日経225ミニでは、買い方上位にSBI証券と楽天証券の国内ネット証券が並んだ。日経平均が上昇を続けるなかでも、レバレッジ型上場投資信託(ETF)を通じて指数の下落に賭けていた個人投資家の動きが長らく話題になっていたが、そうした逆張り目線の個人も前日は重い腰を上げて買い戻しに転じた可能性が高いと推察される。  短期筋の買いが一服し、頑なに指数の上昇に対して空売りを続けていた個人も買い戻しに転じつつある、これらの点だけを踏まえれば、日経平均の上昇もやはり一服する可能性が高いのではないかと考える。  一方、半導体関連株など東証プライム市場の銘柄を中心にこれまで急伸してきた銘柄は非常に底堅い動きを見せていて、依然として買い意欲の根強さも窺える。また、4月以降(4月第1週-5月第3週)、海外投資家は現物だけで日本株を3兆5939億円と記録的な買い越しをみせている。これらの背景を踏まえれば、買い手は当然に短期筋だけではないはずであり、そうした点を考慮すれば、日経平均は上昇一服となっても海外市場が大崩れしない限りは当面下値も堅いと考えられる。  他方でこうしたなか、マザーズ指数の軟調ぶりから窺えるように、新興株を中心とした中小型株の低調なパフォーマンスが続いている点が気がかりだ。ただ、相場全体が堅調さを保つのであれば、こうした出遅れ感の強い銘柄群もいずれ見直される局面がくるだろう。新興株に関しては、6月から新規株式公開(IPO)が増える関係で需給面での重しが想定され、低調さがまだ続く可能性はあるが、夜明けは近づいていると考えたい。(仲村幸浩) 《AK》
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1861 東証プライム
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時価総額 156,898百万円
1898年創業のゼネコン準大手。住友林業と資本業務提携。名古屋競馬場、ニュートリノ実験施設等で施工実績。台北101など海外でも実績。国内土木事業はインフラ更新、防災・減災、国土強靭化などが注力分野。 記:2024/08/05
2222 東証プライム
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全国各地の菓子製造販売等を手掛ける。シュクレイ、ケイシイシイが中核。地域事業会社、複数の販売子会社により構成。プレミアム・ギフトスイーツの育成図る。足元のインバウンド売上が好調。沖縄に新拠点開設へ。 記:2024/10/07
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時価総額 876,117百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
3110 東証プライム
6,640
10/25 15:00
-10(%)
時価総額 265,175百万円
ガラス繊維メーカー大手。1923年創立。Tガラス、NEガラス等の電子材料事業が主力。体外診断用医薬品のメディカル事業、断熱材事業等も。電子材料事業では増産投資等でスペシャルガラス需要拡大への対応図る。 記:2024/10/03
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時価総額 345,974百万円
半導体や電子部品、ネットワーク関連商品などを扱う専門商社「マクニカ」を中核とする持株会社。アナログ、その他標準ICなど集積回路の売上比率が高い。集積回路及び電子デバイスその他事業ではシェア拡大見込む。 記:2024/09/03
3436 東証プライム
1,455.5
10/25 15:00
+25.5(%)
時価総額 509,680百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4452 東証プライム
6,732
10/25 15:00
-14(%)
時価総額 3,197,700百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4503 東証プライム
1,736.5
10/25 15:00
-24.5(%)
時価総額 3,187,957百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4813 東証プライム
1,217
10/25 15:00
-16(%)
時価総額 48,233百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。NTTと資本業務提携。IoT事業は自社製品・サービスの育成図る。 記:2024/05/02
5406 東証プライム
1,615
10/25 15:00
-25(%)
時価総額 640,099百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
6146 東証プライム
37,700
10/25 15:00
+100(%)
時価総額 4,083,551百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6178 東証プライム
1,369
10/25 15:00
-5(%)
時価総額 5,158,214百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6191 東証プライム
992
10/25 15:00
-5(%)
時価総額 21,979百万円
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営。Wi-Fiレンタル事業、地方創生事業、ITオフショア開発事業等も。メルマガのまぐまぐ等を傘下に持つ。M&Aによる成長投資を行う。エアトリ経済圏の構築・強化図る。 記:2024/10/09
6506 東証プライム
4,227
10/25 15:00
+44(%)
時価総額 1,127,299百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6526 東証プライム
2,731
10/25 15:00
-20.5(%)
時価総額 486,342百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6569 東証プライム
775
9/27 15:00
+22(%)
時価総額 26,607百万円
製造系人材サービス大手。自動車、電子部品・デバイスメーカー向けを中心に、介護・福祉分野も展開。製造スタッフの在籍数は1万6111名と順調増。人材ニーズ増で自動車関連は売上堅調。23.3期3Qは2桁増収。 記:2023/02/27
2,015
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時価総額 3,942,202百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
1,227.5
10/25 15:00
-15(%)
時価総額 3,012,355百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6762 東証プライム
1,836.5
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+3.5(%)
時価総額 3,569,899百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
7,820
10/25 15:00
-233(%)
時価総額 5,991,442百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
64,810
10/25 15:00
+180(%)
時価総額 15,762,310百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6951 東証プライム
5,356
10/25 15:00
-44(%)
時価総額 276,011百万円
電子光学機器、分析機器、計測検査機器を手掛ける理科学機器メーカー。1949年設立。電子顕微鏡で世界トップシェア。産業機器、医用機器なども展開。理科学・計測機器事業は電子顕微鏡を中心に引き合い順調。 記:2024/10/14
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3,887
10/25 15:00
+31(%)
時価総額 3,924,109百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6966 東証プライム
826.5
10/25 15:00
-6.4(%)
時価総額 163,097百万円
モーターコア製品等の製造・販売を行う電機部品が主力。リードフレーム、プレス用金型、平面研削盤等も手掛ける。福岡県北九州市に本社。車載用モーターコアで世界トップシェア。生産性向上、原価低減に取り組む。 記:2024/10/14
9,533
10/25 15:00
-77(%)
時価総額 968,457百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
2,101
10/25 15:00
-18(%)
時価総額 58,502百万円
計測・計量機器等を手掛けるエー・アンド・デイ、半導体設計回路寸法測定装置等を手掛けるホロンを傘下に収める持株会社。半導体関連事業は次世代機の開発に注力。計測・計量機器事業では米州の事業再構築を図る。 記:2024/06/18
8630 東証プライム
3,187
10/25 15:00
-25(%)
時価総額 1,052,220百万円
大手損害保険会社の損害保険ジャパンを中核とする持株会社。セゾン自動車火災保険、SOMPOひまわり生命保険、SOMPOケアなども傘下に持つ。自動車保険が主力。海外保険事業では地域、事業領域の拡大を図る。 記:2024/08/30
3,742
10/25 15:00
-37(%)
時価総額 3,859,308百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30
5,445
10/25 15:00
-70(%)
時価総額 11,107,800百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
9432 東証プライム
145.4
10/25 15:00
-0.5(%)
時価総額 13,166,016百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9434 東証プライム
185.5
10/25 15:00
-1.5(%)
時価総額 8,840,757百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9616 東証プライム
2,389.5
10/25 15:00
-16.5(%)
時価総額 187,432百万円
学生寮や社員寮の運営等を行う寮事業、ビジネスホテル「ドーミーイン」の運営等を行うホテル事業が柱。総合ビルマネジメント事業、フーズ事業等も展開。寮事業では販売価格の適正化、徹底したコスト管理などを図る。 記:2024/08/10
9984 東証プライム
8,751
10/25 15:00
-41(%)
時価総額 15,077,570百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17