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新興市場見通し:選挙の結果次第では買戻し優勢か、物色対象が低位株から主力株に変化するかに注目

2024/10/26 14:27 FISCO
*14:27JST 新興市場見通し:選挙の結果次第では買戻し優勢か、物色対象が低位株から主力株に変化するかに注目   ■物色の対象は主力株に変わるか 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-2.74%だったのに対して、グロース市場指数は-5.50%、グロース市場250指数は-5.47%と、グロース市場の弱さが目立った。衆議院議員総選挙に対する警戒感や足下の地合いの悪さなどが影響し、プライム市場以上に積極的な買いは手控えられ、売買代金は10営業日連続で1000億円を割り込んだ。25日の出来高は2.7億株と8月19日以来のボリュームとなったが、消去法的な100円前後の低位株売買が活発化したことが要因。時価総額が大きい主力株は総じて弱い相場展開となり、グロース市場250指数は、8月15日以来となる600ポイント割れとなった。 時価総額上位銘柄では、タイミー<215A>が上場来安値を更新したほか、決算発表後売られていたティーケーピー<3479>は年初来安値を更新。GENDA<9166>は10月2日の上場来高値2961円からの下落率が20%を超えた。夢展望<3185>、フルッタフルッタ<2586>、モダリス<4883>、ジェリービーンズグループ<3070>など100円以下の低位銘柄は、投資資金が向かい買われた。21日札証アンビシャスに上場した伸和ホールディングス<7118>の初値は、公開価格を7.3%下回る1530円となったほか、22日グロース市場に上場したSchoo<264A>の初値は、公開価格を10.3%上回る761円。23日プライム市場に上場した今年最大のIPOである東京地下鉄<9023>の初値は、公開価格を35.8%上回る1630円、25日プライム市場に上場したリガク・ホールディングス<268A>の初値は、公開価格を4.4%下回る1205円となった。 ■市場の関心が高いIPOに期待 来週の新興市場は、10月27日の衆議院選挙の結果次第で一段安もありえよう。自民党、公明党の政権与党が過半数割れとなれば、プライム市場同様、売り優勢となるだろう。一方、政権与党が過半数を維持し、政権に対する警戒感が後退した場合、買戻し優勢となり、物色の対象が低位株から主力株に変わる可能性はある。ただ、投資家心理の弱さや期待される政策の柱が乏しいことなどから、仮に買戻し優勢となっても変化率はプライム市場に劣ると考える。GENDAやインテグラル<5842>など主力株を中心とした物色で、売買代金が1000億円を超えるしっかりとした地合いとなるかに注目したい。 来週は、28日に音声認識処理などを手掛けるHmcomm<265A>、29日にExpert AIを活用したAIプロダクトを手掛けるSapeet<269A>がそれぞれグロース市場に上場する。ともに市場の関心が高い銘柄のため、順調な初値形成や活発なセカンダリー投資が期待できよう。両銘柄が堅調だった場合、音声認識を手掛けるアドバンスト・メディア<3773>や、AI関連のAI inside<4488>、Laboro.AI<5586>、ヘッドウォータース<4011>のほか、直近IPOのAiロボティクス<247A>などに関心が向かう可能性はある。 《FA》
関連銘柄 19件
215A 東証グロース
1,218
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-25(%)
時価総額 115,879百万円
スキマバイトサービス「タイミー」を提供。サービス利用率、求人掲載数は国内No.1シェアを誇る。ワーカーは、20代から40代までの若い世代が多い。クライアントは創業以来、物流・飲食・小売業界が中心だが、近年ホテル・宿泊業界での利用も伸びてきている。 記:2024/06/21
247A 東証グロース
2,591
10/30 15:00
-148(%)
時価総額 29,444百万円
自社開発していたAIシステム「SELL(セル)」を活用し、D2Cブランド事業にて化粧品や美容家電領域を中心に商品開発を行い、連続的にヒット商品を生み出すことを追求している。AIマーケティング事業は現在休止中。 記:2024/08/23
2586 東証グロース
211
10/30 15:00
+37(%)
時価総額 10,872百万円
アサイーなどのアマゾンフルーツ、原料の輸入・卸売を行う。自社ブランド製品の販売等も。ポルトガル語で果物を意味する「FRUTA」が社名の由来。リテール事業ではお家でアサイーボウルの新規販路開拓などに注力。 記:2024/08/23
264A 東証グロース
738
10/30 15:00
+33(%)
時価総額 0百万円
社会人の「学び手」に向けては、法人向け研修サービス「Schoo for Business」、個人向け学習サービス「Schoo for Personal」を提供し、高等教育機関・社会人教育事業者の「教え手」に向けては、学習管理プラットフォームサービス「Schoo Swing」を提供している。 記:2024/09/17
265A 東証グロース
864
10/30 15:00
-12(%)
時価総額 0百万円
「音」に着目したAIの研究・開発を行う。AIプロダクト事業では、コンタクトセンター向けAI音声認識プロダクト「Voice Contact」などの自社開発製品・サービスを直販中心に提供。AI開発・コンサルティングを行うAIソリューション事業も展開。 記:2024/09/20
1,252
10/30 15:00
+42(%)
時価総額 0百万円
X線回折、蛍光X線分析、X線透過(イメージング)分析など、X線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供している理科学機器の専門メーカー。90ヵ国を超える世界各国においてサービスを展開。 記:2024/09/20
269A 東証グロース
3,010
10/30 15:00
+500(%)
時価総額 0百万円
AI及び3Dに関する技術に強みをもつPKSHA Technology<3993>子会社。AIで各領域の専門家ナレッジを再現・サポートし、コア業務の価値をさらに増幅・拡張する「Expert AI」事業を展開。 記:2024/09/24
121
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時価総額 2,278百万円
ノンレザー婦人靴の小売販売を行う。「JELLY BEANS」が主力ブランド。20〜30代女性がターゲット。EC事業や美術品販売等も。ネットプライスと業務提携。販売方法の見直し、在庫管理の徹底等に取り組む。 記:2024/05/06
3185 東証グロース
181
10/30 15:00
-19(%)
時価総額 2,539百万円
アパレル事業が主力。ニューリーミー、ディアブルベーゼ、ディアマイラブなどのブランドを展開。ジュエリー事業、トイ事業も。RIZAPグループ傘下。アパレル事業では仕入の適正化等により、収益構造の改善図る。 記:2024/10/03
3479 東証グロース
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時価総額 52,419百万円
貸会議室事業が主力。リゾートホテルやビジネスホテル等のホテル・宿泊研修事業等も手掛ける。運営する貸会議室は230施設超。顧客基盤は3万社超。高いリピート率が強み。貸会議室事業では引き続き新規出店等を推進。 記:2024/06/03
3773 東証グロース
1,074
10/30 15:00
-2(%)
時価総額 19,754百万円
AI音声認識エンジン「AmiVoice」を軸に音声認識ソフトウェアの開発・販売を行う。音声認識市場で国内売上トップ。通信キャリア大手などと取引実績。AI音声認識、生成AIに対する研究開発投資を強化。 記:2024/06/15
4011 東証グロース
9,150
10/30 15:00
+40(%)
時価総額 17,138百万円
生成AIソリューションやエッジAI開発等を手掛けるAIインテグレーションサービス、DXコンサル等を行うDXサービスが柱。AIプロダクト「SyncLect」の提供も。GPTサービスのラインナップ拡充図る。 記:2024/10/13
4488 東証グロース
3,425
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-20(%)
時価総額 13,693百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。AI-OCRサービス「DX Suite」を企業へ提供。OEM提供も。生成AIによる機能強化を実施。リカーリング型モデルは売上拡大。 記:2024/06/09
4883 東証グロース
148
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-13(%)
時価総額 6,777百万円
ゲノム編集プラットフォーム「CRISPR-GNDM」技術による遺伝性遺伝子疾患の治療薬の研究開発等を手掛ける。MDL-101がリードプログラム。JCRファーマと中枢神経領域における共同研究を行う。 記:2024/08/06
5586 東証グロース
976
10/30 15:00
+6(%)
時価総額 15,458百万円
オーダーメイド型AIソリューション「カスタムAI」の開発・提供を行う。特定産業に依存しないポートフォリオが強み。SCREENなどが主要取引先。既存顧客向け売上比率が高い。体制強化で既存コア事業の成長図る。 記:2024/10/03
5842 東証グロース
3,880
10/30 15:00
-65(%)
時価総額 133,084百万円
独立系投資会社。日本型プライベートエクイティファンドの運用、投資先へのハンズオン支援等を手掛ける。プリンシパル投資などに強み。スカイマーク、JRCはフルExit。日本の中堅企業への投資などに注力。 記:2024/08/06
7118 札証アンビシャス
1,406
10/30 10:10
-14(%)
時価総額 0百万円
飲食事業としては、居酒屋業態の「炭火居酒屋 炎」、焼肉専門業態の「ホルモン一頭買い 牛乃家」などの5ブランドを直営方式にて、物販事業としては、惣菜販売業態の「美唄焼鳥・惣菜 炎」、お持ち帰りとイートインの併合業態の「カレーハウス レッツゴーカレー」の2ブランドを直営方式にて店舗展開している。 記:2024/09/12
9023 プライム
1,672
10/30 15:00
±0(%)
時価総額 0百万円
運輸業では、東京都区部を中心に、9路線からなる地下鉄ネットワークを保有。有楽町線・南北線の延伸については2030年代半ばの開業をめざしている。不動産事業、流通・広告事業も手掛ける。 記:2024/09/20
9166 東証グロース
2,605
10/30 15:00
+149(%)
時価総額 179,896百万円
GiGO等のアミューズメント施設、カラオケチェーン「カラオケBanBan」の運営等を行うエンタメ・プラットフォーム事業が柱。エンタメ・コンテンツ事業も。アミューズメントは積極的な新規出店、M&Aに注力。 記:2024/10/05