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前場に注目すべき3つのポイント~値ごろ感よりも、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすい~

2021/10/13 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~値ごろ感よりも、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすい~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:値ごろ感よりも、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすい ■東宝、22/2上方修正 営業利益380億円←320億円、コンセンサス届かず ■前場の注目材料:ダイヘン、24年度めど開発センター新設、EV・再エネ技術結集 ■値ごろ感よりも、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすい 13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。12日の米国市場はNYダウが117ドル安だった。8月求人件数が年初来初めて減少したため雇用回復への懸念に繋がった。また、インフレ指標発表を今週控えていることや、連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長やボスティック米アトランタ連銀総裁が11月の資産購入縮小を支持する考えを示したため金利先高感が重しとなり、引けにかけて下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の28160円。円相場は1ドル113円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや買い先行で始まろう。昨日の日経平均は75日線に上値を抑えられる格好から売り優勢の展開となったが、足元でリバウンド基調を見せているなか、いったんは利食いも出やすい水準だろう。一方で、日経225先物はナイトセッションで28000円をキープしていた。米国市場ではインフレ指標の発表や金融機関の決算発表を控えていることもあり、様子見姿勢は強そうだが、5日線が位置する28000円水準での底堅さは意識されやすい。 そのため、積極的な上値追いは限られそうであるが、28000円に接近する局面においては、押し目買い意欲は強そうだ。とはいえ、物色対象は定まらず、足元での円安基調を受けた輸出関連や商品市況の上昇を背景とした資源関連銘柄への物色にとどまっている。一方で、半導体株などの弱さが目立っており、グロース株は手掛けづらい。NT倍率も14.30倍を挟んだ直近ボトム水準での推移である。NTスプレッドのトレードも厳しい状況であり、先物市場においては短期的な売買が中心。そのため、短期的な売買に振らされやすい需給状況であることから、値ごろ感からの買いというよりは、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすいだろう。 その他、米国では決算発表が本格化する。国内においても小売企業を中心に決算発表が行われているが、小売については巣ごもり消費などの反動からコンセンサスに届かない内容が目立ってきているため、やや神経質にさせそうだ。そのため、期待されている政策テーマなどの材料株での循環物色に向かわせやすいところである。 ■東宝、22/2上方修正 営業利益380億円←320億円、コンセンサス届かず 東宝<9602>は2022年2月期業績予想の修正を発表。売上高は2140億円から2260億円、営業利益を320億円から380億円に上方修正した。コンセンサス(445億円程度)には届かず。配給作品の大ヒットやアニメーションレーベル「TOHO animation」作品が業績に寄与。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経先物は上昇(28160、大阪比+70) ・1ドル113円50-60銭 ・VIX指数は低下(19.85、-0.15) ・米長期金利は低下 ・大型経済対策への期待 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ダイヘン<6622>24年度めど開発センター新設、EV・再エネ技術結集 ・芝浦機械<6104>EV電池部材の成形機増産、能力2倍 ・トヨタ<7203>産総研・豊田中研、環境・エネ先端技術で共同研究 ・三菱重<7011>数十社と協議、CO2流通可視化、デジタル基盤整備 ・出光興産<5019>太陽光パネル生産撤退 ・豊田通商<8015>アフリカの物流基盤構築加速、モーリシャスVBに出資 ・伊藤忠<8001>インドネシア工業団地を拡張 ・日野自<7205>トラック車両・架装データ連携、極東開発と試験運用 ・横浜ゴム<5101>ゼンリンとタイヤ遠隔監視センサーを実証 ・OSGコーポ<6757>廃食油を工作油に、荒ネジ転造加工で再利用 ・グローリー<6457>処理時間4分の1の顔認証開発キット ・川崎重<7012>山岳物資輸送に参画 ・クボタ<6326>伊作業機器会社を買収 ・NTT<9432>グループ再編前進、総務省、公正競争で報告書 ・富士ソフト<9749>凸版印刷とデジタルマーケで協業 ・宇部興産<4208>エコタイヤ用合成ゴム拡充、次期中計内に2製品事業化 ・三井化学<4183>自己密着素材、ガス透過、市場開発を開始 ・日本板硝子<5202>加に蓄電システム、グループ初、電気代削減 ・中外薬<4519>抗体カクテル療法をコロナ予防薬で厚労省に申請 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 8月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:+1.4%、7月:+0.9%) ・08:50 9月マネーストックM3(前年比予想:+3.9%、8月:+4.2%) <海外> ・時間未定 中・9月輸出(前年比予想:+21.5%、8月:+25.6%) ・時間未定 中・9月輸入(前年比予想:+20.9%、8月:+33.1%) 《ST》
関連銘柄 20件
4183 東証プライム
3,498
11/28 15:30
-35(%)
時価総額 702,552百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4208 東証プライム
2,411
11/28 15:30
-5(%)
時価総額 256,048百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
4519 東証プライム
6,612
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 11,101,931百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5019 東証プライム
1,001
11/28 15:30
+2.2(%)
時価総額 1,394,035百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5101 東証プライム
3,065
11/28 15:30
+25(%)
時価総額 519,668百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5202 東証プライム
337
11/28 15:30
+7(%)
時価総額 30,847百万円
大手ガラスメーカー。1918年創業。住友グループ。2006年に英国ピルキントン社を買収。建築用ガラス、自動車用ガラスが柱。取引先の生産回復で自動車用ガラス事業は売上順調。27.3期営業利益640億円目標。 記:2024/06/15
6104 東証プライム
3,605
11/28 15:30
±0(%)
時価総額 91,484百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。27.3期売上2000億円目標。システムエンジニアリング販売の増強等に取り組む。 記:2024/06/28
6326 東証プライム
1,914.5
11/28 15:30
+7(%)
時価総額 2,252,729百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6457 東証プライム
2,559
11/28 15:30
-15(%)
時価総額 150,822百万円
通貨処理機メーカー。1918年創業。兵庫県姫路市に本社。オープン出納システム、つり銭機でトップシェア。電子決済・ASPサービス等も。DOE3%以上目安。25.3期は金融市場、リテール市場で増収増益見込む。 記:2024/06/29
6622 東証プライム
6,980
11/28 15:30
+130(%)
時価総額 178,709百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
6757 東証スタンダード
911
11/28 15:24
+27(%)
時価総額 5,011百万円
水関連機器メーカー。浄水器や電解水素水生成器、水自動販売機等を製造、販売。メンテナンスや水宅配等も手掛ける。高級食パン店も展開。水関連は家庭用のサブスク型が堅調。メンテナンスも拡大。高級食パン店は苦戦。 記:2024/11/02
7011 東証プライム
2,229
11/28 15:30
+14(%)
時価総額 7,519,861百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7012 東証プライム
5,609
11/28 15:30
-87(%)
時価総額 941,874百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7205 東証プライム
397.6
11/28 15:30
+4.8(%)
時価総額 228,453百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
8001 東証プライム
7,370
11/28 15:30
+45(%)
時価総額 11,680,639百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8015 東証プライム
2,555
11/28 15:30
+4(%)
時価総額 2,713,844百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
9432 東証プライム
154.5
11/28 15:30
+1.9(%)
時価総額 13,990,024百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9602 東証プライム
6,329
11/28 15:30
+138(%)
時価総額 1,180,302百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作・配給、「TOHOシネマズ」の運営等を行う映画事業が主力。演劇事業や不動産事業等も手掛ける。アニメは海外営業収入が成長。不動産事業はM&A効果が売上貢献。 記:2024/10/29
9749 東証プライム
9,567
11/28 15:30
-43(%)
時価総額 644,816百万円
独立系の大手ITソリューションベンダー。業務系ソフトウェア開発等のシステム構築、プロダクト・サービス等を手掛ける。オフィスビルの賃貸等も行う。米投資ファンドがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/06