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前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買いを誘う展開~

2024/4/4 8:30 FISCO
*08:30JST 前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買いを誘う展開~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■押し目待ち狙いの買いを誘う展開 ■西松屋チェ、24/2営業利益 9.1%増 119億円、25/2予想 14.0%増 136億円 ■前場の注目材料:三菱電機、AIサーバー向け半導体レーザー量産、応答速度2倍 ■押し目待ち狙いの買いを誘う展開 4日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。3日の米国市場は、NYダウが43ドル安、ナスダックは37ポイント高だった。3月の米ADP雇用統計が予想を上回り、利下げがさらに遠のくことを警戒した売りが先行した。その後、3月の米ISM非製造業景況指数が予想外に低下したほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、引き続き年内の利下げの可能性を示唆すると、ハイテク株を中心に買い戻す動きとなった。シカゴ日経225先物は大阪比500円高の40030円。円相場は1ドル151円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。日経平均株価は前日の下落で支持線として意識されていた25日線を下回ったが、再び同線を上回ってくることが期待される。3月半ばの調整局面においても同線での底堅さがみられており、今回も押し目待ち狙いの買いを誘う格好になりそうだ。ナスダックが上昇した流れもあり、前日の相場の重荷となった指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角などへも押し目買いが入りやすいと考えられる。 また、週末には米雇用統計の発表を控えているため、買い一巡後は膠着感が強まる可能性があり、日経平均が25日線水準での戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期的に売り仕掛け的な動きもありそうだ。ただし、米国ではFRBによる金融政策について、今年3回の利下げから、2回になるとの見方が増えている。足もとで経済指標の結果を受けた荒い値動きが目立つものの、次第に織り込む流れに向かわせそうだ。 そのため、積極的な上値追いの流れは限られるものの、25日線回復後は同線を支持線としたリバウンド期待が高まってきそうである。4万円処では利益確定の売りが入りやすいだろうが、冷静に押し目を拾いたいところであろう。物色の流れとしては米国でアマゾン・ドット・コム、アップルなど大型テック株の一角が買われており、ハイテク株の一角に買いが向かいやすく、日経平均型優位の展開になりそうだ。また、昨日は経営計画を発表した伊藤忠<8001>が急伸し、他の商社株に買いが波及する場面も見られた。伊藤忠が引き続き買われる流れとなれば、バリュー株への資金シフトもあるだろう。 ■西松屋チェ、24/2営業利益 9.1%増 119億円、25/2予想 14.0%増 136億円 西松屋チェ<7545>が発表した2024年2月期業績は、売上高が前期比4.5%増の1771.88億円、営業利益は同9.1%増の119.26億円だった。2025年2月期業績は、売上高が前期比6.1%増の1880億円、営業利益は同14%増の136億円を計画。プライベートブランド商品の開発推進など価格競争力のある商品政策で客層の拡大も図る。なお、15万4000株、発行済み株数に対する割合(0.26%)、3億円を上限とする自社株買いを発表した。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(16277.46、+37.01) ・1ドル=151.60-70円 ・シカゴ日経先物は上昇(40030、大阪比+500) ・SOX指数は上昇(4903.50、+16.56) ・VIX指数は低下(14.33、-0.28) ・米原油先物は上昇(85.43、+0.28) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・三菱電機<6503>AIサーバー向け半導体レーザー量産、応答速度2倍 ・レンゴー<3941>バイオVB子会社化、脱炭素の研究強化 ・リコー<7752>民事の証拠データ特定・提供事業を米企業に売却 ・HOYA<7741>システム障害でレンズ受注停止 ・三菱電機<6503>仏の水空調買収、販売網生かし欧事業強化 ・セガサミーHD<6460>みずほFGとグループ会社のセガXD、金融経済教育で新会社 ・出光興産<5019>豪社に出資、重要鉱物業参入へ ・日本製鉄<5401>米鉄鋼労組、合意案受け入れず、USスチール買収で ・いすゞ自<7202>新中計、成長投資2.6兆円、30年度売上高6兆円へ ・ナカニシ<7716>新工場一部竣工、歯科用ドリル生産倍増 ・バンドー化学<5195>伝動ベルト長寿命化、CNF複合化ゴム採用 ・ノーリツ<5943>中国で高価格温水器を増産、年産100万台に ・東陽テクニカ<8151>エル・テールを子会社化、水素事業拡大 ・クオルテック<9165>大容量EDLCを試作、電解液に水溶液 ・FDK<6955>ニッケル水素電池の容量1.6倍に、長時間バックアップ用 ・NEC<6701>執行役にインターポール出身の中谷氏、サイバー対策事業拡大 ・ソラコム<147A>IoT基盤攻勢、継続課金、売上高年30%増 ・KDDI<9433>JPIXと、複数DC1回線で利用、大阪で芯線接続 ・スカパーJ<9412>宇宙投資枠に100億円 ・日本通信<9424>訪日客にeSIM発売 ・住友ベークライト<4203>樹脂化提案、車載電池部材、EV軽量化に貢献 ・東洋紡<3101>東洋紡エムシーが新組織、完成車メーカーと次世代車を共同開発 ・ノリタケ<5331>水素燃焼試験サービス、小牧工場で来月から ・奥村組<1833>西松建・戸田建と、土木工事基盤構築へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀支店長会議 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 25件
147A 東証グロース
1,121
11/22 15:30
-79(%)
時価総額 50,590百万円
IoT向けデータ通信を軸とするIoTプラットフォーム事業を展開。活用事例に電気・ガスの遠隔検針、工場の遠隔監視など。契約回線数は600万回線。主要顧客の年間解約率は0.3%。課金アカウント数は順調増。 記:2024/06/25
1833 東証プライム
3,940
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 152,340百万円
1907年創業のゼネコン中堅。土木事業、建築事業、投資開発事業を展開。トンネル技術、免震技術などが強み。関西国際空港旅客ターミナルビルなどで施工実績。配当性向70%以上目安。不動産事業の拡大等に取り組む。 記:2024/10/07
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3941 東証プライム
893.6
11/22 15:30
+16.3(%)
時価総額 242,216百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
4203 東証プライム
3,794
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 355,718百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5195 東証プライム
1,790
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 79,143百万円
自動車・二輪車用や産機用、農機用の電動ベルト製品の製造・販売を行う。機能フイルム製品や精密機能部品、ロボット関連デバイス等も。配当性向50%目途。電子資材事業、医療機器・ヘルスケア機器事業を育成。 記:2024/10/20
5331 東証プライム
3,900
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 115,775百万円
1904年創業の総合セラミックスメーカー。祖業は洋食器の製造・販売。現在は研削研磨用素材等の工業機材、電子ペースト等のセラミック・マテリアルが柱。配当性向30%以上目安。攪拌装置は化学向けが堅調。 記:2024/06/28
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5943 東証プライム
1,722
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 83,612百万円
住宅設備機器メーカー。ガス風呂釜や給湯機器、キッチン、床暖房、太陽熱エネルギーなどを展開。アフターサービス、施工なども。国内堅調。米、中国、豪で給湯器タンクレス市場で拡大。26年ROE6.0超目標。 記:2024/06/26
2,629.5
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 634,312百万円
セガ、サミーが2004年に経営統合して誕生した持株会社。ゲームコンテンツ等のエンタテインメントコンテンツ事業が主力。遊技機事業等も。総還元性向50%以上が基本方針。コンシューマ分野等への投資進める。 記:2024/06/29
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6955 東証スタンダード
588
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 20,307百万円
富士通傘下の電池・電子部品メーカー。ニッケル水素電池、リチウム電池等の電池事業が主力。各種モジュール、スイッチング電源等の電子事業も。ニッケル水素電池は高付加価値市場に注力。新規ビジネス開拓にも取り組む。 記:2024/09/02
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7716 東証スタンダード
2,286
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 213,554百万円
大手科医療用機器メーカー。エアータービンやコントラアングル、治療用モーター等を国内外に提供。歯科治療用ハンドピースのシェアは世界的。歯科事業は海外で売上が増加。M&A効果で歯科チェアなど売上伸長。 記:2024/10/05
7741 東証プライム
19,375
11/22 15:30
-95(%)
時価総額 6,799,831百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8151 東証プライム
1,502
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 39,180百万円
電子計測器等を扱う専門商社。1953年設立。設立来黒字経営。情報通信、機械制御・振動騒音、物性・エネルギー分野などで事業展開。NTTグループなどが主要取引先。大手通信事業者向けネットワーク性能試験は順調。 記:2024/08/30
9165 東証グロース
1,283
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 3,015百万円
電子部品の不良解析・信頼性試験の受託等を行う信頼性評価事業が主力。ビルドアップ基板の試作等を行う微細加工事業、遺伝子変異検査サービス等も。デンソーなどが主要取引先。九州地区の販路拡大等に取り組む。 記:2024/10/05
852
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 253,624百万円
スカパーJSATを中核とする持株会社。衛星通信事業や宇宙関連事業、放送・配信事業、FTTH事業を手掛ける。静止衛星を保有・運用する世界有数の衛星通信事業者。衛星画像販売サービスの強化等で収益拡大図る。 記:2024/07/05
9424 東証プライム
140
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 23,229百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04