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前場に注目すべき3つのポイント~ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中~

2021/3/23 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中 ■ガイシ、21/3上方修正 営業利益490億円←460億円 ■前場の注目材料:三菱商事、NTTと新会社、食品流通向けDX企画 ■ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中 23日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。22日の米国市場はNYダウが103ドル高だった。予想を下回った2月中古住宅販売件数やシカゴ連銀全米活動指数を嫌気される場面がみられたが、長期金利の低下を受けたハイテク株の上昇に支えられ、上昇に転じている。また、バイデン政権が最大3兆ドル規模の大型公共投資を検討していると報じられると、景気回復への期待が一段と強まり、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の29115円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。 ハイテク主導による米国市場の流れを受けて、自律反発の流れが先行しそうである。日経平均は直近2日間で1000円を超える下落となったこともあり、売り方の買い戻しも意識されやすいところであろう。長期金利の低下も安心感につながりやすく、指数寄与度の大きい値がさ株などへの見直す流れも期待されやすい。ただし、足元の下落のトリガーとなったのは、日銀の金融政策決定会合での、今後のETF買い入れによるリバランス対応に伴う影響である。ETF買い入れは指数の構成銘柄が最も多いTOPIXに連動するもののみを買い入れることとすると発表しており、昨日の下落時において日銀はTOPIX型のETFを買い入れている。 足元ではTOPIXの上昇基調により、日銀対応を想定した売買はみられていたものの、昨日の2%を超える日経平均の下落をみても、サプライズは大きかったとみられる。そのためアク抜けとはならず、日経平均型売りに対してTOPIX型買いによるリバランスの動きが引き続き継続する可能性はありそうだ。そのため、ハイテク株などが自律反発の流れから修正リバウンドをみせてきたとしても、戻り待ちの売り圧力は意識されやすく、リバウンド一巡後は結果的にはバリューシフトの流れに向かいやすいだろう。 とはいえ、リバランスの流れであるため、資金流出ではない。日経平均は大きく調整する場面においても、昨日の東証1部の昨年来高値更新銘柄は200を超えている。日経平均の調整ほど、センチメントは悪化していないだろう。物色の流れとしてはNTショートを意識した大きな需給リバランスのなか、個人主体の資金はナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中しやすいと考えられる。また、年度末接近による配当志向の物色も意識されやすい。 ■ガイシ、21/3上方修正 営業利益490億円←460億円 ガイシ<5333>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は前回予想の460億円から490億円に上方修正している。米国や中国をはじめとする自動車市況の回復を受けて1月に上方修正しているが、第4四半期においても円安に加え、中国トラック市場の活況が継続したことから、前回予想を上回る見通し。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(32731.20、+103.23) ・ナスダック総合指数は上昇(13377.54、+162.31) ・シカゴ日経225先物は上昇(29115、大阪比+185) ・SOX指数は上昇(3077.55、+66.18) ・VIX指数は低下(18.88、-2.07) ・米原油先物は上昇(61.56、+0.12) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱商事<8058>NTTと新会社、食品流通向けDX企画 ・清水建設<1803>ロボ新組織、自律型の開発加速 ・ルネサス<6723>火災、経産省が支援検討、復旧への調達、製造装置中心に見極め ・第一三共<4568>東大と開発のコロナワクチン治験開始 ・OLC<4661>東京ディズニー、1日から営業時間延長、入場上限1万人→2万人に ・兼松<8020>エヌ・エス・シー買収、携帯販売事業拡大 ・エイチワン<5989>ホンダ系部品メーカー、新技術で次代に備え、系列超え協業推進 ・日産自<7201>日産など、交通安全で仮想研究所、まず高齢運転者事故対策 ・ファナック<6954>中国ロボ工場増設、260億円投資 ・コマツ<6301>米豪の石炭機械事業売却、脱炭素にらむ ・芝浦機械<6104>物流施設開発を検討 ・アルプスアルパイン<6770>5GNRモジュール、車載用サンプル出荷 ・大日住薬<4506>候補薬の育成急務−抗がん剤「ナパブカシン」の臨床中止 ・富士フイルム<4901>再生医療VBに1億円出資、iPS細胞活用 ・日本製鉄<5401>DX人材を30年度2400人育成、25年度に1000人 ・トクヤマ<4043>次世代半導体の薬液品質計測、台湾ITRIと開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・3月政府月例経済報告 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 17件
1803 東証プライム
975
10/4 15:00
+5(%)
時価総額 768,802百万円
ゼネコン大手。不動産開発やインフラ運営、再エネなどの非建設分野にも力注ぐ。24.3期3Q累計は複数の大型工事で損失が生じて利益水面下に。受注は堅調。昨年末単体受注残は22年末比9%増の2兆1699億円に。 記:2024/04/15
4043 東証プライム
2,877.5
10/4 15:00
+4(%)
時価総額 207,433百万円
化学メーカー。化成品に加え、高純度多結晶シリコン等の電子材料、放熱材料、メガネ関連材料、歯科器材等を製造、販売する。今期3Q累計は半導体関連製品が足踏みとなった一方、セメントや化学品の価格修正が寄与した。 記:2024/04/13
4506 東証プライム
650
10/4 15:00
+2(%)
時価総額 258,635百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4568 東証プライム
4,867
10/4 15:00
+31(%)
時価総額 9,476,214百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4661 東証プライム
3,724
10/4 15:00
-10(%)
時価総額 6,771,912百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
3,735
10/4 15:00
+9(%)
時価総額 4,645,881百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5333 東証プライム
1,894
10/4 15:00
+9(%)
時価総額 601,023百万円
ガイシで世界首位。自動車排ガス浄化用セラミックスやNAS電池なども。自動車関連が堅調。半導体装置関連も回復。NAS電池は独水素製造会社から受注。パワー半導体向け絶縁放熱回路基板の生産能力を大幅に増強へ。 記:2024/07/22
5401 東証プライム
3,236
10/4 15:00
+13(%)
時価総額 3,075,239百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5989 東証プライム
969
10/4 15:00
-34(%)
時価総額 27,513百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。ヒラタ、本郷の合併で2006年に誕生。フロントバルクヘッドやリアフレームなどの自動車フレーム部品が主力。グローバルに販路拡大推進。生産能力の最適化、事業領域の拡大図る。 記:2024/07/02
6104 東証プライム
3,895
10/4 15:00
-15(%)
時価総額 98,843百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。27.3期売上2000億円目標。システムエンジニアリング販売の増強等に取り組む。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,060
10/4 15:00
+10(%)
時価総額 3,950,973百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
2,136
10/4 15:00
-31.5(%)
時価総額 4,178,930百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6770 東証プライム
1,580.5
10/4 15:00
+12.5(%)
時価総額 346,574百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6954 東証プライム
4,154
10/4 15:00
-3(%)
時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
414.3
10/4 15:00
-2.9(%)
時価総額 1,748,642百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8020 東証プライム
2,363
10/4 15:00
+31(%)
時価総額 199,674百万円
総合商社。電子・デバイスや食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空事業を展開。官公庁向け航空機ビジネス等に強み。電子・デバイス部門は堅調。モバイル事業などが貢献。24.3期3Qは増収、2桁営業増益。 記:2024/04/13
8058 東証プライム
3,082
10/4 15:00
+23(%)
時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07