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前場に注目すべき3つのポイン先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況~

2021/8/25 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイン先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況 ■内田洋、21/7上方修正 営業利益102億円←90億円 ■前場の注目材料:安川電、インバーター5割増産、福岡に自動化設備 ■先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況 25日の日本株市場は、やや買い先行で始まろうが、次第にこう着感が強まりそうである。24日の米国市場ではNYダウが30ドル高だった。引き続き食品医薬品局(FDA)が国内で初めてファイザー・独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンを正式承認したことが材料視されており、ワクチン普及による景気回復期待から買われた。ただし、連邦準備制度理事会(FRB)の経済シンポジウムを控えており、積極的な上値追いの動きは限られていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の27765円。円相場は1ドル109円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになろう。日経平均は前日の上昇で上値抵抗の25日線を捉えてきており、シグナル好転が意識される一方で、戻り一巡感が意識されるなど、強弱感が対立しやすい。同線を支持線に底堅さを見せてくるかがセンチメントに影響を与えることになるだろう。また、東証1部の売買高は連日で10億株を下回っており、薄商いの状況である。先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況であることから、足元でショートカバーの動きを見せてきているクレディスイスによる売買が注目されることになるだろう。 新型コロナウイルスの感染拡大によって政府は、緊急事態宣言の対象地域に、北海道、宮城など8道県を追加する方針を固めた。期限はいずれも、これまで対象となっている地域と同じく、来月12日までとする方針。これにより、緊急事態宣言の対象地域は、21都道府県に拡大され、重点措置の適用地域は12県となるなか、積極的な売買は手控えられやすい。そのため、よりインデックスに絡んだ売買に振らされやすくなるだろう。 物色の流れとしては、景気敏感株に向かいやすいものの、ナスダックが連日で最高値を更新するなか、ハイテク株を見直す動きが意識されやすい。また、政策運営への不透明感がくすぶるなか、経済対策への期待が高まりやすく、コロナ対策のほか、脱炭素に関連した銘柄への物色も見られそうだ。 ■内田洋、21/7上方修正 営業利益102億円←90億円 内田洋<8057>は2021年7月期業績予想の修正を発表。営業利益を90億円から102億円に上方修正している。コンセンサス(90億円程度)を上回る。コロナ禍においても民間市場の需要回復が進み、情報関連事業分野、オフィス関連事業分野とも想定以上に推移。また、コロナ対応の補正予算の文部科学省GIGAスクール構想案件は概ね終了したものの、一部が当四半期にも計上された。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27732.10、+237.86) ・NYダウは上昇(35366.26、+30.55) ・ナスダック総合指数は上昇(15019.80、+77.15) ・シカゴ日経先物は上昇(27765、大阪比+25) ・SOX指数は上昇(3345.39、+3.39) ・米原油先物は上昇(67.54、+1.90) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・安川電<6506>インバーター5割増産、福岡に自動化設備 ・コタ<4923>研究専用新棟、高機能ヘアケア開発加速 ・りそなHD<8308>京葉銀とアプリなどデジタル軸に提携、資本関係結ばず ・パナソニック<6752>事業会社「パナソニック」、本部機能を東京に、グローバル展開加速 ・ANA<9202>ピーチとの連携強化、下期、観光路線・国内10便を移管 ・ホンダ<7267>狭山工場を来月6日の1日のみ停止 ・マツダ<7261>広島本社と防府工場の操業停止、車載電装品調達に支障 ・東ガス<9531>都市ガス供給支障、復旧あす以降に ・住友商事<8053>英社と協業、豪でグリーン水素製造 ・アルプスアル<6770>ドラレコで車両位置管理、レンタカー向けシステム ・武蔵精密<7220>産学で新規事業開拓、ロボ・バイオ領域で連携 ・井関農機<6310>東南ア一貫体制、営業・マーケ・製販・保守 ・グローリー<6457>英金融系新興に出資、金融機関向け製品拡充 ・ホシデン<6804>超低反射タッチパネル、来年6月サンプル出荷 ・日本ユニシス<8056>旅行商材を拡充、アソビューと連携 ・住友化学<4005>半導体用高純度ケミカル、愛媛・韓国で能力増強 ・リケンテクノス<4220>タイで塩ビ混練設備増設 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 中村日銀審議委員あいさつ(宮崎、午後会見) <海外> ・07:45 NZ・7月貿易収支(6月:+2.61億NZドル) 《ST》
関連銘柄 18件
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4220 東証プライム
1,094
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 70,141百万円
化学メーカー。理研ビニル工業として1951年に設立。塩化ビニル樹脂コンパウンド、高機能フィルム等を手掛ける。業務用ラップで高シェア。ワイヤーハーネス等が重点分野。エラストマーコンパウンドの拡販図る。 記:2024/06/15
4923 東証プライム
1,615
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 53,190百万円
美容室向け頭髪用化粧品、医薬部外品の製造・販売を行う。「COTA i CARE」が主力ブランド。トイレタリー販売中心に「店販」を推進。トイレタリーは売上順調。新製品「コタカラー ニュート グレイ」を発売。 記:2024/06/11
6310 東証プライム
974
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 22,387百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6457 東証プライム
2,639.5
11/22 15:30
+48.5(%)
時価総額 155,567百万円
通貨処理機メーカー。1918年創業。兵庫県姫路市に本社。オープン出納システム、つり銭機でトップシェア。電子決済・ASPサービス等も。DOE3%以上目安。25.3期は金融市場、リテール市場で増収増益見込む。 記:2024/06/29
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6770 東証プライム
1,540.5
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 337,802百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6804 東証プライム
2,219
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 136,269百万円
総合電子部品メーカー。コネクタやスイッチ、ジャックなどの機構部品が主力。音響部品や表示部品等も。大阪府八尾市に本社。任天堂等が主要取引先。新工場建設でアミューズメント向け製品等の生産能力増強を図る。 記:2024/08/10
7220 東証プライム
3,460
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 226,827百万円
ホンダ系の自動車部品メーカー。パワートレイン、サスペンション部品に強み。e-Mobility、アミノ酸サプリメントなどの新規事業も。配当性向は30%目標。パワートレイン領域では高い仕様要件の製品に注力。 記:2024/06/29
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8056 東証プライム
4,318
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 434,667百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
8057 東証プライム
6,880
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 71,683百万円
法人向けERP・業務システム等を手掛ける情報関連事業が柱。1910年創業。教育ICT環境構築等の公共関連事業、オフィス家具等のオフィス関連事業も。クラウド型会議室運用支援サービス等のICTサービスは順調。 記:2024/08/12
8308 東証プライム
1,247.5
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 2,995,223百万円
りそな銀行を中核とする大手金融持株会社。クレジットカードや信用保証、リース事業等も。埼玉りそな銀行、関西みらい銀行なども傘下に持つ。収益・コスト構造改革の加速図る。26.3期当期純利益1700億円目標。 記:2024/10/28
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9531 東証プライム
4,531
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 1,814,448百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09