マーケット
10/3 15:15
38,552.06
+743.30
42,196.52
+39.55
暗号資産
FISCO BTC Index
10/3 20:18:29
8,970,544
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:次世代国産エネルギーの最右翼、メタンハイドレート関連銘柄を深堀特集

2017/3/24 11:40 FISCO
*11:40JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:次世代国産エネルギーの最右翼、メタンハイドレート関連銘柄を深堀特集 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:次世代国産エネルギーの最右翼、メタンハイドレート関連銘柄を深堀特集 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年3月22日10時に執筆 次世代の国産エネルギーとして期待がかかるメタンハイドレート。 国内でも商用化に向け50社程度が連携する動きを見せ始めるなど、ますます注目度が増しています。 今回は新エネルギーの商用化を睨んだ動きが活発化してきた、メタンハイドレート関連銘柄を深掘り特集していきたいと思います。 ■メタンハイドレートとは? 可燃ガスであるメタン。水分子(H2O)が作り出すカゴ状の構造物の中に、メタンが取り込まれた状態の個体で存在しているメタンの事を、メタンハイドレートと呼びます。 このメタンハイドレートは別名『燃える氷』とも呼ばれている通り、見た目の形状はシャーベット状となっているそうです。 ■メタンハイドレートは低温・高圧状態で存在 メタンハイドレートがシャーベット状の形状を維持させるためは、低温状態・高圧状態である事が必須となります。 こうした環境を満たすのはシベリアの永久凍土(地下数百メートル)や、海底の地中奥深くしかありません。事実、地球上に存在するメタンハイドレートの大半が、海底の奥深くに存在すると言われています。 ■次世代エネルギーの一角として期待されるメタンハイドレート ▽メタンハイドレートは二酸化炭素排出量が少ない メタンハイドレートは石油や石炭などと同じ化石燃料の一種です。 しかしながら、石油や石炭に比べると、メタンを燃焼させる時の二酸化炭素排出量はおよそ半分。 このため、メタンハイドレートは地球温暖化対策としても有効な新エネルギー源として注目されています。 ▽日本は世界でも有数なメタンハイドレート埋蔵国 これまでエネルギー源としての資源が乏しいと言われていた日本ですが、近年、日本の近海には数多くのメタンハイドレートが埋蔵されているとの調査結果が発表されています。 推定埋蔵量としては南海トラフに最大の推定埋蔵域が存在しており、他にも北海道沖、新潟沖、南西諸島沖などに分布しています。 国産のエネルギー源という観点からも、メタンハイドレートには官民様々な分野から熱い視線が注がれています。 ■実用化への道は未だに遠い しかしながら、メタンハイドレートの実用化は道半ばと行った状態です。 ▽メタンの回収は非常に困難 日本海側のメタンハイドレートは、純度も高く塊の状態で存在するという調査結果が出ています。 しかし、南海トラフなど太平洋側のメタンハイドレートは、分子レベルで泥や砂と混溜しており、探索・採取が非常に困難な状態にあります。 ▽取扱を間違えれば、地球温暖化を加速させる? 二酸化炭素と比べ、メタンガスは20倍以上の温室効果があると言われています。 仮に、メタンハイドレートの開発において、回収しきれないメタンが発生した際には、大量のメタンガスが大気中に放出されます。 研究者からは、こうしたメタンが原因で、気候変動に大きな影響を与えるという警告も発せられています。 ■メタンハイドレート関連銘柄 メタンハイドレートの実用化に関して問題は山積みですが、中国でもメタンハイドレートの開発は始まっており、2030年には商用化・実用化を目指していると発表されています。 『原子力や液化天然ガスに代わる新エネルギーの商業化で世界的な主導権を取る。』 こうした大きな目標に向け、日本政府の後押しもあり、2023年以降の商業化を目指し、産業界では約50社の連携の動きが出て来るなど、メタンハイドレート関連銘柄の動きも活発になりつつあります。 ▽国際石開帝石<1605> 原油や天然ガス再開発の最大手が国際石開帝石<1605>です。 経産大臣が筆頭株主、歴代のトップも旧通産省出身者で占められるなど、国営企業といった体が強い企業となります。 日本メタンハイドレート調査株式会社との間では、事前掘削作業に関する契約も締結しており、メタンハイドレート関連銘柄の本命と目されています。 ▽海洋掘削<1606> 海洋での油田、ガス田の開発を手がける国内唯一の企業が海洋掘削<1606>です。 掘削機能を保有した深海探査船「ちきゅう」の運用や管理も請け負っています。 日本メタンハイドレート調査株式会社にも出資しており、メタンハイドレート関連銘柄の中でも中心的な役割を担うのではないか?と考えられています。 ▽三菱マ<5711> メタンハイドレートの基礎試錘、実証実験を実施しているのが三菱マ<5711>。 3,600円から4,000円のボックス圏内で推移していた株価は下限に近づいており、打診買いが入りやすい水準ではないでしょうか? ▽その他のメタンハイドレート関連銘柄一覧 石油資源<1662> 大成建<1801> 清水建<1803> 鹿島<1812> 日揮<1963> 住友化<4005> 菱ガス化<4182> 三井化学<4183> 日油<4403> 川崎地質<4673> JX<5020> 新日鉄住金<5401> JFE<5411> 三井海洋<6269> 鉱研工業<6297> 東洋エンジ<6330> 千代建<6366> 三井造<7003> 三菱重<7011> 川重<7012> IHI<7013> 中国電<9504> 北陸電<9505> 東ガス<9531> 大ガス<9532> 応用地質<9755> 当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。チャート画像付きでの解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。 「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思います。 ---- 執筆者名:元・社長 ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏 《KS》
関連銘柄 29件
1605 東証プライム
2,083.5
10/3 15:00
+25(1.21%)
時価総額 2,889,121百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1606 東証1部
24
7/20 15:00
-11(-31.43%)
時価総額 432百万円
国内唯一の海洋掘削専門企業。石油・天然ガスの探鉱・開発に係る海洋掘削事業が主力。地球深部探査船「ちきゅう」の運用等も手掛ける。海洋掘削は売上好調。「ちきゅう」による商業掘削等が寄与。18.3期は2桁増収。 記:2018/06/11
1662 東証プライム
1,129
10/3 15:00
+5(0.44%)
時価総額 306,524百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。海外はイラク・ガラフ油田など。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。人件費増が重し。 記:2024/09/04
1801 東証プライム
6,325
10/3 15:00
+64(1.02%)
時価総額 1,270,079百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
1803 東証プライム
970
10/3 15:00
+7.9(0.82%)
時価総額 764,860百万円
ゼネコン大手。不動産開発やインフラ運営、再エネなどの非建設分野にも力注ぐ。24.3期3Q累計は複数の大型工事で損失が生じて利益水面下に。受注は堅調。昨年末単体受注残は22年末比9%増の2兆1699億円に。 記:2024/04/15
1812 東証プライム
2,707
10/3 15:00
+10(0.37%)
時価総額 1,431,072百万円
ゼネコン大手。超高層ビルに強み。海外不動産開発にも力注ぐ。24.3期3Q累計は土木・建築ともに堅調。不動産販売案件の売却も順調に進む。昨年末単体受注残は23年末比7%増の2兆803億円。配当性向3割目安。 記:2024/04/15
1963 東証プライム
1,296
10/3 15:00
+14.5(1.13%)
時価総額 336,195百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
4005 東証プライム
419.3
10/3 15:00
+9.3(2.27%)
時価総額 694,302百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4182 東証プライム
2,773.5
10/3 15:00
-1.5(-0.05%)
時価総額 616,380百万円
化学材料メーカー。半導体用BT材料や超純過酸化水素、光学樹脂を製造、販売する。半導体向けに強い。ガス田開発やメタノールも提供。今期3Q累計は新規連結化や円安が寄与も、芳香族化学品や有機化学品が伸び悩んだ。 記:2024/04/14
4183 東証プライム
3,786
10/3 15:00
+20(0.53%)
時価総額 775,237百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
4403 東証プライム
2,545
10/3 15:00
+53(2.13%)
時価総額 617,224百万円
機能化学品事業が主力の化学メーカー。脂肪酸誘導体や界面活性剤等を手掛ける。食用加工油脂、宇宙ロケット用固体推進薬等も。PEG誘導体で世界トップシェア。機能化学品事業は化粧品関連製品の堅調推移見込む。 記:2024/06/28
4673 東証スタンダード
2,766
10/3 15:00
+40(1.47%)
時価総額 2,926百万円
地質調査会社。1943年創業。海洋調査や地中レーダ探査に強み。アジア中心に海外でも事業展開。官公庁等との取引率が高く、収益は2Qと4Qに集中する傾向。国土強靭化推進業務など自然災害・防災関連業務に注力。 記:2024/06/07
5020 東証プライム
806.4
10/3 15:00
+4.4(0.55%)
時価総額 2,604,900百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5401 東証プライム
3,223
10/3 15:00
-7(-0.22%)
時価総額 3,062,885百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5411 東証プライム
1,939.5
10/3 15:00
-1.5(-0.08%)
時価総額 1,191,703百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5711 東証プライム
2,622.5
10/3 15:00
-16.5(-0.63%)
時価総額 344,833百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6269 東証プライム
3,440
10/3 15:00
-25(-0.72%)
時価総額 235,107百万円
浮体式海洋石油・ガス生産設備の設計、建造、据付などを行う。オペレーション&メンテナンス等も。超大水深大型プロジェクトに強み。商船三井が筆頭株主。24年6月にWoodside社向けFPSOの原油生産を開始。 記:2024/08/29
6297 東証スタンダード
527
10/3 15:00
+2(0.38%)
時価総額 4,727百万円
ボーリングマシン、グラウト機器メーカー。ボーリングマシンは国内シェアトップクラス。ロータリーパーカッションドリルなどが主力製品。工事施工等も。個社オーダーの自動掘削機の拡販、メンテナンスの強化を図る。 記:2024/08/19
6330 東証プライム
752
10/3 15:00
+14(1.9%)
時価総額 28,996百万円
三井グループのエンジニアリング会社。石油化学プラント、石油精製プラント、火力発電プラント等の設計、工事を行う。化学プラントに強み。海外売上比率は6割超。燃料アンモニアなどの案件形成に向けた取り組みを推進。 記:2024/08/09
6366 東証スタンダード
304
10/3 15:00
+7(2.36%)
時価総額 79,139百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
7003 東証プライム
1,179
10/3 15:00
-19(-1.59%)
時価総額 121,554百万円
国内トップの船用エンジンや港湾クレーンに強み。連結子会社に三井海洋開発。24.3期3Q累計は舶用・建機用エンジンやコンテナクレーンが好調。工事損失引当金の一部戻し入れも寄与して利益急改善。のれん特益計上。 記:2024/04/15
7011 東証プライム
2,204
10/3 15:00
-6(-0.27%)
時価総額 7,435,520百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7012 東証プライム
6,195
10/3 15:00
-50(-0.8%)
時価総額 1,040,277百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。水素製品などに強み。メキシコ工場でオフロード四輪車の量産を開始。 記:2024/04/30
7013 東証プライム
7,654
10/3 15:00
-21(-0.27%)
時価総額 1,183,921百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
9504 東証プライム
975.7
10/3 15:00
+2.6(0.27%)
時価総額 377,747百万円
中国地方地盤の電力会社。総合エネルギー事業や送配電事業、情報通信事業を手掛ける。石炭火力比率が高い。26.3期連結自己資本比率15%以上に回復させる目標を掲げる。島根原発2号機は24年12月に再稼働予定。 記:2024/06/11
9505 東証プライム
941.1
10/3 15:00
+12.1(1.3%)
時価総額 197,945百万円
北陸地盤の電力会社。富山県、石川県、福井県の北陸3県、岐阜県の一部に電力を供給。富山県富山市に本社。水力発電比率は国内トップ。バイオマス混焼比率の拡大など火力電源の脱炭素化図る。新事業領域の開拓に注力。 記:2024/08/06
9531 東証プライム
3,353
10/3 15:00
+27(0.81%)
時価総額 1,458,136百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09
9532 東証プライム
3,251
10/3 15:00
+49(1.53%)
時価総額 1,354,627百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13
9755 東証プライム
2,661
10/3 15:00
-15(-0.56%)
時価総額 70,953百万円
地質調査国内最大手。地質調査や環境調査、建設・防災コンサルなどを手掛ける。計測機器を自社で開発・製造。防災・減災事業は増収。法人税等は減少。23.12期通期は大幅最終増益。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/15