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前場に注目すべき3つのポイント~メルカリのプライム移行は時価総額上位の中小型株への刺激材料に~

2022/6/1 8:40 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~メルカリのプライム移行は時価総額上位の中小型株への刺激材料に~ 31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:メルカリのプライム移行は時価総額上位の中小型株への刺激材料に ■ACCESS、1Q営業損失 赤字縮小▲6.95億円 ■前場の注目材料:大和ハウス、大阪・舞洲にマルチテナント型物流施設、3温度帯対応 ■メルカリのプライム移行は時価総額上位の中小型株への刺激材料に 1日の日本株市場は、利食い優勢のなか底堅さを見極める相場展開になりそうである。5月31日の米国市場は222ドル安だった。欧州連合(EU)がロシア産石油の禁輸で合意し原油価格が上昇したことから、インフレ懸念が再燃し下落して始まった。また主要指数は前週に大きく上昇していたこともあり、利益確定の売りも出やすかった。その後は原油価格が下落したことで、上昇に転じる場面も見られたものの、終日方向感に欠ける展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27180円。円相場は1ドル128円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開から始まることになりそうだ。もっとも、米国についても利益確定の売りも出やすかったと見られ、嫌気売りの動きが強まる展開にはならないだろう。NYダウ、ナスダックともに25日線を上回って終えていることもあり、前週の大幅な上昇に対する利益確定の範囲内であるため、センチメントの悪化には繋がらない。また、VIX指数は26.19と低下して終えていることもリスク選好に向かわせやすく、売り一巡後の押し目狙いの買いも入りやすいところだ。 また、日経平均は27000円に接近する局面があったとしても、同水準は支持線に変わっているほか、5日、25日線などのテクニカル的な支持線も位置している。底堅さが意識される可能性から、レンジを切り上げてくる動きもありそうだ。来週にはメジャーSQを控えているため、27000円を上回っての推移が続くことにより、リバウンド基調が強まる局面においてはヘッジ対応の動きも意識されてくる。4月以降の弱い基調からこれまでポジションがロングに傾いているとは考えづらく、ショート若しくはフラットの状況であるため、需給状況が改善傾向を見せてくるなか、押し目ではロングの動きに向かわせよう。 物色としては中小型株に投資家の関心が集まりやすいだろう。メルカリ<4385>は6月7日にプライム市場へ移行することが発表された。4月以降、発表がなかったことから失望売りに押されていた面もあったと見られ、インデックスに絡んだ資金流入への思惑が高まりやすいところだ。メルカリの上昇により、他の時価総額の大きい中小型株への思惑買いなどへ波及する動きが意識されよう。 ■ACCESS、1Q営業損失 赤字縮小▲6.95億円 ACCESS<4813>の第1四半期業績は売上高が前年同期比57.9%増の27.42億円、営業損益は6.95億円の赤字(前年同期は10.17億円の赤字)だった。IoT分野において、通信事業および建設業向けの受託案件や屋内・屋外での位置情報共有とビジネスチャットを組み合わせた「LinkitR」シリーズの引き合いが増加した。 ■前場の注目材料 ・VIX指数は低下(26.19、-0.35) ・1ドル=128.60-70円 ・米国景気の拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・大和ハウス<1925>大阪・舞洲にマルチテナント型物流施設、3温度帯対応 ・富士通<6702>量子コンピューター開発ロードマップ、26年度に超電導で1000量子ビット超 ・王子HD<3861>長期ビジョン、30年度売上高2兆5000億円、環境配慮製品に重点 ・丸紅<8002>奄美大島で太陽光長期売電を実証、離島の主力電源に ・中部電力<9502>インドVBに出資、数十億円規模 ・トヨタ紡織<3116>業容拡大着手、車室の快適性創造 ・日産自<7201>福岡の2販社統合、先進技術体験店増やす ・豊田織<6201>工場・倉庫スマート化、名古屋工大と共同研究 ・三菱ロジスネクスト<7105>フォークリフト4—5%値上げ、原材料など高騰で ・コマツ<6301>中小規模の施工現場をICT化、来月アプリ投入 ・西部電機<6144>新工場棟、ワイヤ放電加工機生産能力5割増、24年秋完成 ・CKD<6407>米テキサス工場を今月中に稼働 ・古河電工<5801>“街づくり”照準、ワイヤレス送電・電線地中化 ・グンゼ<3002>乳幼児の頭蓋形状矯正、ヘルメット開発、京都で内製・安定供給 ・日本触媒<4114>欧でリチウム電池用電解質を量産、仏アルケマと新会社 ・住友化学<4005>メタン原料樹脂で車・繊維向け新材料、住化など共同開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+3.6%、10-12月期:+4.3%) <海外> ・10:30 豪・1-3月期GDP(前年比予想:+3.0%、10-12月期:+4.2%) ・10:45 中・5月財新製造業PMI(予想:49.0、4月:46.0) 《ST》
関連銘柄 18件
1925 東証プライム
4,690
11/22 15:30
+36(0.77%)
時価総額 3,092,957百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
3002 東証プライム
5,160
11/22 15:30
+40(0.78%)
時価総額 89,237百万円
1896年創業の繊維・化学メーカー。男性用下着で国内シェアトップクラス。シートベルト用ミシン糸などでも高シェア。縫合補強材などのメディカル事業も展開。機能ソリューション事業では海外拡販の強化等に取り組む。 記:2024/06/13
3116 東証プライム
1,973.5
11/22 15:30
-5.5(-0.28%)
時価総額 370,359百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。1918年創業。自動車用シートやドアトリム、フロアカーペット、エンジン周辺樹脂製品等を手掛ける。航空機シート等も。変動費の改善、固定費の効率化などで価格競争力の強化を図る。 記:2024/10/03
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(1.05%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(-0.98%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(1.57%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(1.43%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4813 東証プライム
1,319
11/22 15:30
-7(-0.53%)
時価総額 52,276百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。IoT分野は成長。ネットワーク事業を注力分野に位置付け。 記:2024/10/21
5801 東証プライム
6,351
11/22 15:30
+126(2.02%)
時価総額 448,806百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
6144 東証スタンダード
1,800
11/22 15:30
-17(-0.94%)
時価総額 27,288百万円
立体自動倉庫やロボティクス・マテハン等の搬送機械事業、超精密・高精度ワイヤ放電加工機等の精密機械事業が柱。バルブアクチュエータ等も。1927年創業。福岡県古賀市に本社。搬送機械事業はメンテナンス等に注力。 記:2024/09/01
6201 東証プライム
11,515
11/22 15:30
+20(0.17%)
時価総額 3,752,059百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1926年設立のトヨタグループの母体。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。貴金属やコバルトを使用しないアルカリ水電解式水素製造装置向けの電極を開発。 記:2024/06/04
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(1.65%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6407 東証プライム
2,506
11/22 15:30
-9(-0.36%)
時価総額 170,180百万円
空気圧機器、駆動機器、自動機械装置等を手掛ける機械メーカー。愛知県小牧市に本社。空気圧機器で国内シェアトップクラス。流体制御技術などが強み。配当性向40%目安。グローバル化の加速で海外市場の拡大図る。 記:2024/10/04
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(0.58%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7105 東証スタンダード
1,268
11/22 15:30
-16(-1.25%)
時価総額 135,373百万円
三菱重工グループの総合物流機器メーカー。フォークリフト、無人搬送システム、立体自動倉庫等の製造・販売等を行う。製品開発力などが強み。産業車両領域における成長などに注力。27.3期売上高7000億円目標。 記:2024/10/10
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(-1.38%)
時価総額 1,714,876百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(0.27%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9502 東証プライム
1,639.5
11/22 15:30
-1(-0.06%)
時価総額 1,242,741百万円
国内電力3位。中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ等を傘下に持つ。東京電力フュエル&パワーとの合弁で国内最大の発電会社のJERA。連結配当性向30%以上目指す。26.3期経常利益2000億円以上目標。 記:2024/06/09