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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株や輸出関連の買い戻し~

2024/3/13 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株や輸出関連の買い戻し~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株や輸出関連の買い戻し ■くら寿司、1Q営業利益 黒字転換 17.48億円 ■前場の注目材料:住友化学、DXコア人材育成、全従業員の2割に、新ビジネス創出 ■ハイテク株や輸出関連の買い戻し 13日の日本株市場は、買い一巡後は膠着感が強まりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。12日の米国市場は、NYダウが235ドル高、ナスダックは246ポイント高だった。2月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利下げの道のりが修正されることはないとの見方から買い優勢の展開だった。また、エヌビディアなど半導体セクターの反発も手伝い、終盤にかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比390円高の38880円、円相場は1ドル147円50銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まりそうだ。米CPIは予想を上回り、米長期金利の上昇が重荷となったものの、FRBによる年内利下げ観測は後退しなかったことで、買い戻しの流れが強まった。また、足もとで調整が強まっていたエヌビディアなど半導体株が買い戻されており、東京市場においてもセンチメントを明るくさせそうだ。東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型をけん引する格好となろう。 日経225先物はナイトセッションで25日線が支持線として意識される中で反発を見せており、一時38900円まで買われた。来週の日銀の金融政策決定会合を控え、積極的な上値追いの流れが期待しづらいものの、足もとでの大幅な調整に対する売り方の買い戻しは入りやすいほか、39000円を下回る水準での押し目待ち狙いの買いも入りそうだ。 昨日の日経平均株価も25日線を下回って始まった後は下落幅を縮めており、同線が支持線として意識されている。ハイテク主導の上昇が見込まれるなか、まずは11日の下落局面で空けたマド(39241円-39551円)下限レベルまでのリバウンドを試す展開が期待されてきそうだ。マド下限をクリアしてくると、マド上限が意識されるほか、同水準に位置するボリンジャーバンドの+1σに向けたリバウンド機運が高まろう。 物色の流れとしてはハイテク株のほか、円相場が1ドル=147円台半ばで落ち着いた動きをみせていることもあり、輸出関連などへの買い戻しを誘う可能性がありそうだ。 ■くら寿司、1Q営業利益 黒字転換 17.48億円 くら寿司<2695>が発表した2024年10月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.4%増の561.10億円、営業損益は17.48億円の黒字(前年同期は6.71億円の赤字)だった。日本国内においては、人流が回復してきたことに加え、インバウンド需要が活況となった。「かに」「まぐろ」など人気の高い商品を中心にフェアを行い、人気アニメ「ブルーロック」とのコラボ企画により、グッズが当たるキャンペーンの実施等を行った結果、前年同期を上回る売上高となった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(39005.49、+235.83) ・ナスダック総合指数は上昇(16265.64、+246.36) ・1ドル=147.60-70円 ・シカゴ日経先物は上昇(38880、大阪比+390) ・SOX指数は上昇(4992.51、+102.31) ・VIX指数は低下(13.84、-1.38) ・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気 ・米国のインフレ沈静化観測 ・住友化学<4005>DXコア人材育成、全従業員の2割に、新ビジネス創出 ・三菱電機<6503>ジョブ型雇用を来月導入、6000人対象、人事制度刷新 ・SUBARU<7270>アイシンと、「イーアクスル」開発・生産で協業 ・TOPPANHD<7911>英イベント会社買収、日本文化の発信強化 ・トヨタ自<7203>運転支援システムの安全性で「レクサス」に高評価 ・ミスミグループ本社<9962>納期順守率99.96%達成、無人・デジタル駆使し生産現場変革 ・日立造船<7004>オマーン社とメタネーション ・アンリツ<6754>韓国と6G協業、政府系団体に測定器納入 ・日機装<6376>研究開発を集約、部門横断で新規事業創出 ・日立<6501>AWSと3年間の戦略的協業契約、基幹システム最新化 ・NTT<9432>NTTコミュ、工事現場を3D再現、韓製基盤の提供開始 ・清水建設<1803>トンネル切羽ひび検知システム、AIで即時に警報 ・豊田通商<8015>グループのユーラス、北見・網走に風力発電所、道東初の営業運転 ・大阪ソーダ<4046>研究棟新設、全固体電池の材料開発急ぐ ・カーリットHD<4275>超高平坦ウエハー増産、0.1マイクロメートル技術を確立 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・春闘集中回答予定日 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 17件
1803 東証プライム
1,171.5
11/26 15:30
+17.5(%)
時価総額 923,745百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
2695 東証プライム
3,855
11/26 15:30
-40(%)
時価総額 159,597百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
4005 東証プライム
377.9
11/26 15:30
+2.2(%)
時価総額 626,263百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4046 東証プライム
1,536
11/26 15:30
+37(%)
時価総額 41,060百万円
基礎化学品、機能化学品を手掛ける化学メーカー。1915年創業。アリルエーテル、ダップ樹脂等で世界トップシェア。医薬品原薬・中間体等も。全固体電池用超高イオン伝導性ポリマーなどの開発加速に取り組む。 記:2024/06/25
4275 東証プライム
1,338
11/26 15:30
-1(%)
時価総額 32,179百万円
化学品、電子材料品等の製造・販売を行う日本カーリットを中核とする持株会社。1918年創業。自動車用緊急保安炎筒でトップシェア。総還元性向は30%目安。過塩素酸アンモニウムは防衛用途の需要が伸びる。 記:2024/06/15
6376 東証プライム
995
11/26 15:30
+2(%)
時価総額 68,830百万円
産業用ポンプ・システム等のインダストリアル事業、血液透析関連製品等のメディカル事業、航空宇宙事業を展開。ジェットエンジンナセル部品「カスケード」で世界トップシェア。産業用ポンプ・システムは収益性回復傾向。 記:2024/07/26
6501 東証プライム
3,712
11/26 15:30
-102(%)
時価総額 17,210,944百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6503 東証プライム
2,559
11/26 15:30
-67(%)
時価総額 5,407,684百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6754 東証プライム
1,158.5
11/26 15:30
-27.5(%)
時価総額 157,407百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
7004 東証プライム
955
11/26 15:30
+5(%)
時価総額 162,555百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7203 東証プライム
2,667.5
11/26 15:30
-27(%)
時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,501.5
11/26 15:30
+29(%)
時価総額 1,885,886百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7911 東証プライム
3,980
11/26 15:30
-82(%)
時価総額 1,268,450百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8015 東証プライム
2,622
11/26 15:30
-40.5(%)
時価総額 2,785,010百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
154.3
11/26 15:30
-0.5(%)
時価総額 13,971,914百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9962 東証プライム
2,489.5
11/26 15:30
+4.5(%)
時価総額 709,473百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04