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前場に注目すべき3つのポイント~積極的な売買は手控えられるものの、買い戻しの動きも入りやすいところ~

2022/8/24 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~積極的な売買は手控えられるものの、買い戻しの動きも入りやすいところ~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:積極的な売買は手控えられるものの、買い戻しの動きも入りやすいところ ■日本調理機、22/9下方修正 営業利益2.70億円←5.05億円 ■前場の注目材料:東洋炭素<5310>銅グラファイト新複合材開発、放電加工の安定性向上 ■積極的な売買は手控えられるものの、買い戻しの動きも入りやすいところ 24日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが154ドル安だった。8月製造業・サービス業PMIが予想以上に悪化したため景気減速懸念が高まり売り優勢の展開。7月新築住宅販売件数も2016年来で最低となる低調な経済指標がさらなる売り圧力となった。ただし、原油相場の上昇からエネルギー株が買われたほか、長期金利が一時低下するなかでハイテク株を買い戻す動きも見られており、下げ渋る動きだった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の28460円。円相場は1ドル136円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうである。NYダウは続落ながらも25日線までの調整で、いったんは一巡したとの見方に向わせそうである。日経平均は前日までの下げで節目の28500円を割り込んだことから、こちらも売りは一巡したとの見方に向わせそうである。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前に積極的な売買は手控えられるものの、買い戻しの動きも入りやすいところであろう。 また、ナスダックは小幅な下げだったほか、SOX指数は小幅ながら上昇していることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などへの買い直す動きに向わせることが期待されよう。もっとも、エヌビディアの決算を控えていることもあり、積極的な上値追いの動きは期待しづらく、押し目狙いのスタンスといったところだ。また、VIX指数は前日の高値水準で推移しており、リスクオフとはいかないまでも、神経質にさせるだろう。 先物主導での仕掛け的な動きも入りづらいと考えられるが、短期的に仕掛けてくる局面においてはその後の反動を狙ったスタンス。物色としては米国市場の流れを受けてエネルギーやハイテク株などの短期的なリバウンド狙いのほかは、個別の材料株での値幅取り狙いの動きにとどまりそうである。また、マザーズ指数は25日線水準まで調整したこともあり、中小型株の一角には短期的なリバウンドを狙った資金が向かいやすいだろう。 ■日本調理機、22/9下方修正 営業利益2.70億円←5.05億円 日本調理機<2961>は2022年9月期業績予想の修正を発表。売上高は170億円から155億円、営業利益を5.05億円から2.70億円に下方修正した。官公庁を主とした学校給食等の大型施設について2021年9月期と比して減少することが期初より想定されており、2022年9月期においては民間の社員食堂等の事業所給食分野での案件獲得に注力した活動を実施してきた。新型コロナウイルス感染症による販売活動への影響が期初の想定以上に長期化し、事業所給食分野において厨房予算の縮小化や施工時期の先送り等が顕著となった。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経先物は上昇(28460、大阪比+70) ・SOX指数は上昇(2864.31、+20.95) ・米原油先物は上昇(93.74、+3.38) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・東洋炭素<5310>銅グラファイト新複合材開発、放電加工の安定性向上 ・武田薬<4502>インドネシアでデング熱ワクチン承認取得 ・日機装<6376>米韓で水素ステーション10カ所超受注、80億円規模 ・リコー<7752>来月1日にPFU子会社化、公取委の審査終了 ・日立<6501>「建機株」の一部売却完了、持ち分法適用会社に ・オリンパス<7733>科学事業売却へ、ベインキャピタル軸に調整 4000億円規模 ・豊田通商<8015>トーカイとインドで病院向けリネンサプライ事業、来月合弁設立 ・丸紅<8002>ヘルスケア関連のアフリカ企業に出資、ファンド参画 ・双日<2768>米ボーイングと航空分野のサステナビリティーなどで覚書 ・横浜ゴム<5101>インドに農機タイヤの新工場、需要増で稼働前倒し ・サイバーダイン<7779>リハビリロボ「HAL」機能拡充、ベンチャー2社と提携 ・パナHD<6752>低炭素特許を無償開放、人工光合成など19件 ・旭化成<3407>米ABFと提携、電池用セパレーターを全量供給 ・東レ<3402>真球ポリアミド粒子量産、3Dプリンター向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
2768 東証プライム
3,090
11/26 15:30
-13(%)
時価総額 695,250百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
2961 東証スタンダード
3,100
11/26 13:53
±0(%)
時価総額 3,522百万円
業務用総合厨房機器メーカー。業務用厨房機器の製造・販売、保守修理、厨房設備のコンサルなどを手掛ける。学校給食市場が主なターゲット。売上高は2Q、4Qに偏重する傾向。学校給食以外の集団給食分野の拡大図る。 記:2024/08/27
3402 東証プライム
962.2
11/26 15:30
+19(%)
時価総額 1,569,811百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3407 東証プライム
1,097.5
11/26 15:30
-2.5(%)
時価総額 1,529,840百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4502 東証プライム
4,132
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 6,573,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5101 東証プライム
3,094
11/26 15:30
+40(%)
時価総額 524,585百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5310 東証プライム
4,480
11/26 15:30
-125(%)
時価総額 94,049百万円
等方性黒鉛に強みを持つカーボンメーカー。太陽電池、原子力、半導体向け等に特殊黒鉛製品を提供。世界最大規模の等方性黒鉛製造ラインを保有。配当性向30%以上目安。特殊黒鉛製品は付加価値品販売で利益拡大図る。 記:2024/08/05
6376 東証プライム
995
11/26 15:30
+2(%)
時価総額 68,830百万円
産業用ポンプ・システム等のインダストリアル事業、血液透析関連製品等のメディカル事業、航空宇宙事業を展開。ジェットエンジンナセル部品「カスケード」で世界トップシェア。産業用ポンプ・システムは収益性回復傾向。 記:2024/07/26
6501 東証プライム
3,712
11/26 15:30
-102(%)
時価総額 17,210,944百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
1,518
11/26 15:30
-18(%)
時価総額 3,725,849百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,450
11/26 15:30
+7.5(%)
時価総額 2,885,365百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7752 東証プライム
1,724.5
11/26 15:30
+36.5(%)
時価総額 1,012,263百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
7779 東証グロース
192
11/26 15:30
+1(%)
時価総額 41,308百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
8002 東証プライム
2,319.5
11/26 15:30
-69.5(%)
時価総額 3,888,361百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8015 東証プライム
2,622
11/26 15:30
-40.5(%)
時価総額 2,785,010百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13