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前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGや値がさハイテク株の動きを睨みつつ、決算を手掛かりとした個別物色に~

2021/11/9 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGや値がさハイテク株の動きを睨みつつ、決算を手掛かりとした個別物色に~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ソフトバンクGや値がさハイテク株の動きを睨みつつ、決算を手掛かりとした個別物色に ■ソフトバンクG、2Q純利益80.7%減 3635億円、1兆円上限の自社株取得枠設定 ■前場の注目材料:ダイヘン、世界最速級のウエハー搬送ロボ、半導体供給増に貢献 ■ソフトバンクGや値がさハイテク株の動きを睨みつつ、決算を手掛かりとした個別物色に 9日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが104ドル高だった。すでに上院通過済みの超党派のインフラ案を議会下院が週末可決したことに加えて、ワクチン接種完了者などに対する入国規制の緩和で、景気回復期待が高まった。また、連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長を始め高官がイベントで、高インフレがいずれ鈍化するとのハト派的な見解を繰り返したため低金利が当面継続するとの見方も手伝い、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の29685円、円相場は1ドル113円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。米国市場ではインフラ法案可決を好感した流れから恩恵を受けると見られている銘柄が買われているほか、低金利政策が当面続くとの見方もあって、半導体株の一角が買われており、AMDは10%を超える上昇を見せていた。東京市場においても東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。 また、指数インパクトの大きい銘柄としてはソフトバンクG<9984>の動向が注目される。昨夕に第2四半期決算を発表し、純利益は前年同期比8割減だった。ビジョン・ファンドで投資する中国企業の株価下落が影響した格好であり、発表直後はPTSで売られる場面が見られていた。ただし、1兆円を上限とする自社株買いの発表もあってADRでは買われており、ボトム圏で推移する同社の反発が見られるようだと、日経平均のけん引役になろう。 もっとも、週末まで多くの企業決算が控えていることもあり、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、ソフトバンクGや値がさハイテク株の動きを睨みつつ、決算を手掛かりとした個別物色の流れになりそうだ。また、米国のインフラ法案可決を受けて、コマツ<6301>や信越化<4063>などへの波及が見られてくるようだと、センチメントを明るくさせよう。 ■ソフトバンクG、2Q純利益80.7%減 3635億円、1兆円上限の自社株取得枠設定 ソフトバンクG<9984>は第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比13.4%増の2兆9835.04億円、純利益が同80.7%減の3635.69億円だった。ビジョン・ファンドで主に中国の投資先企業の株価が下落し、業績の足を引っ張った。保有株式の価値から純有利子負債を差し引いた純資産価値(NAV)は2021年9月末時点で20兆9000億円。1兆円上限の自社株取得枠設定しており、発行済みの14.6%となる。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(36432.22、+104.27) ・ナスダック総合指数は上昇(15982.36、+10.77) ・シカゴ日経先物は上昇(29685、大阪比+195) ・SOX指数は上昇(3803.33、+46.78) ・米原油先物は上昇(81.93、+0.66) ・大型経済対策への期待 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ダイヘン<6622>世界最速級のウエハー搬送ロボ、半導体供給増に貢献 ・住友ベークライト<4203>台湾で半導体封止材倍増、月産1400トン ・サイバーダイン<7779>米リハビリ医療会社買収、HAL本格展開狙う ・JUKI<6440>JUKIなど3社、工業用ミシンの共同出資会社を設立 ・豊田通商<8015>新事業に3.5兆円、半分を脱炭素関連に投資 ・いすゞ<7202>北米にEVトラック投入、30年めど、環境規制商機に ・ジェイテクト<6473>ギ酸の燃料電池開発、機能実証機 ・エンシュウ<6218>25年度に非自動車・EV売上比率8割、商社で汎用機拡販 ・三菱電機<6503>FA事業で25年度売上高8000億円、新中計発表 ・富士フイルム<4901>医療AIで新興国開拓、診断効率化、医師不足補う ・協和キリン<4151>協和キリンなど3社、RNA標的薬で共同研究 ・エーザイ<4523>認知症でデジタルガレージと協業 ・東洋紡<3101>繊維事業グループ会社再編、収益力・資産効率向上 ・ユニチカ<3103>ナイロン6樹脂開発、CNF含有で高剛性実現 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 9月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+0.6%、8月:+0.6%) ・08:50 9月経常収支(予想:+1兆523億円、8月:+1兆6656億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 18件
3101 東証プライム
999
10/4 15:00
+3(%)
時価総額 88,960百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3103 東証プライム
311
10/4 15:00
-3(%)
時価総額 17,961百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
4063 東証プライム
6,023
10/4 15:00
-23(%)
時価総額 12,191,293百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4151 東証プライム
2,626
10/4 15:00
-1(%)
時価総額 1,418,040百万円
医療用医薬品メーカー。キリンHDの子会社。がんや腎、免疫、中枢神経の分野で抗体医薬品や低分子医薬品等の医療用医薬品を開発する。富士フイルムと提携。23年12月期は国内が足踏みも、海外が堅調に推移した。 記:2024/04/14
4203 東証プライム
4,056
10/4 15:00
-38(%)
時価総額 380,282百万円
プラスチック製品メーカー。半導体材料や高機能プラスチック、医療機器を製造、販売する。半導体向けに強みを持つ。今期3Q累計は半導体関連材料が堅調に推移した。高機能プラスチックは緩やかな回復傾向となった。 記:2024/04/14
4523 東証プライム
5,497
10/4 15:00
-49(%)
時価総額 1,630,229百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
3,735
10/4 15:00
+9(%)
時価総額 4,645,881百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6218 東証スタンダード
637
10/4 15:00
+3(%)
時価総額 4,047百万円
1920年設立の工作機械メーカー。マシニングセンタ、システムライン、半導体レーザー加工機等を手掛ける。ヤマハ発動機などが主要取引先。工作機械事業の新市場への拡販、部品加工事業の拡大・強化などに注力。 記:2024/08/09
6301 東証プライム
4,060
10/4 15:00
+10(%)
時価総額 3,950,973百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6440 東証プライム
422
10/4 15:00
-1(%)
時価総額 12,607百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
6473 東証プライム
1,053.5
10/4 15:00
-1.5(%)
時価総額 361,652百万円
トヨタグループのベアリング大手。産機・軸受事業が柱。自動車部品や工作機械、FAシステム等も。パワーステアリング、円筒研削盤で世界トップシェア。工作機械・システム事業では円筒研削盤のラインアップ拡充図る。 記:2024/07/02
6503 東証プライム
2,415.5
10/4 15:00
+26(%)
時価総額 5,186,566百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6622 東証プライム
6,850
10/4 15:00
+240(%)
時価総額 185,656百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
7202 東証プライム
1,983.5
10/4 15:00
-7.5(%)
時価総額 1,542,056百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7779 東証グロース
191
10/4 15:00
+1(%)
時価総額 26,252百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
8015 東証プライム
2,718
10/4 15:00
+29.5(%)
時価総額 2,886,978百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
25,355
10/4 15:00
-405(%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17