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前場に注目すべき3つのポイント~22500円近辺では強弱感が対立しやすいところ

2020/7/30 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~22500円近辺では強弱感が対立しやすいところ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:22500円近辺では強弱感が対立しやすいところ ■ANA、1Q営業損失 赤字転換1590億円、国内外の旅客需要が大きく減退 ■前場の注目材料:三菱ケミHD、欧に炭素繊維リサイクル一貫体制、独2社買収 ■22500円近辺では強弱感が対立しやすいところ 30日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い先行で始まりそうである。29日の米国市場ではNYダウが160ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が当面金融刺激策を維持するとの期待感から買いが先行。その後、連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通りゼロ金利据え置きを決定し、回復に自信が戻るまで長期にわたり低金利を維持する方針を示したほか、パウエルFRB議長も会見で回復を支援するためにあらゆる手段を活用していく断固とした方針を再表明すると一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円高の22530円。円相場は1ドル104円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しよう。ナスダックも反発している流れもあり、昨日弱い値動きが目立っていたハイテク株の値動きが注目されやすいところ。ただし、日経平均は昨日の下げで25日線を割り込んできており、同線が位置する22500円近辺では強弱感が対立しやすいところ。そのため、買い一巡後は押し目買い意欲の強さを見極めつつ、昨日弱さが目立っていたファナック<6954>、信越化<4063>、キヤノン<7751>のほか、買い一巡後に下げに転じていた東エレク<8035>の底堅さを確認したいところである。 ただし、決算発表が本格化している中では積極的な売買は限られそうであり、これまで上昇をけん引していた銘柄等には利益確定の売りが出やすいだろう。特に資金回転のはやい個人主体の中小型株辺りは需給が一方向に傾きやすい面があるため、物色対象が低位材料株や調整が長期化している銘柄等への値幅取り狙いに移行する可能性もありそうだ。また、昨日の東エレクのように決算評価からの買い一巡後は下げに転じるなど、グロースからバリューへのシフトも窺わせてきている。方向感が定まらない中においては、次第に短期的な値幅取り狙いにとどまりやすい。 また、昨日は日銀のETF買い入れが観測されていたものの、それを上回る需給に押された格好だった。本日は反発が見込まれる中でETF買い入れによる需給面での下支えは期待しづらいところであり、先物主導による売り仕掛け的な売買には注視しておく必要がありそうだ。 ■ANA、1Q営業損失 赤字転換1590億円、国内外の旅客需要が大きく減退 ANA<9202>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比75.7%減の1216.08億円、営業損益は1590.65億円(前年同期は161億円の黒字)の赤字に転じた。新型コロナウイルス感染症の拡大で、世界各国の入国制限措置や国内の外出自粛が続き、国内外の旅客需要が大きく減退したことが響いた。ただし、営業損失はコンセンサス(1710億円程度)を下回っており、織り込み済みとなる。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26539.57、+160.29) ・ナスダック総合指数は上昇(10542.94、+140.85) ・シカゴ日経225先物は上昇(22530、大阪比+190) ・SOX指数は上昇(2106.30、+45.90) ・VIX指数は低下(24.10、-1.34) ・米原油先物は上昇(41.27、+0.23) ・日銀のETF購入 ・米景気刺激策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・三菱ケミHD<4188>欧に炭素繊維リサイクル一貫体制、独2社買収 ・ソフトバンクG<9984>PCR検査で新会社、自治体・法人へ実費で提供 ・SBI<8473>ライブスター証券を買収、手数料競争で優位に ・デンソー<6902>地域情報提供システム事業で異業種連携、API公開、サービス拡充 ・キトー<6409>今期20億円投資、本社工場に熱処理新棟 ・メック<4971>純銅粉末を高密度造形、汎用出力レーザーで実現 ・KDDI<9433>チームズ上で固定電話サービス ・参天製薬<4536>眼瞼下垂の治療薬開発で米社とライセンス契約 ・北日本紡績<3409>ヘルスケア始動 まず不織布マスク出荷 ・東レ<3402>使い切り型保護服、熱中症対策で需要増 ・ソレイジア<4597>ジーンケア研究所との独占交渉権を取得 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 16件
3402 東証プライム
848.8
10/11 15:00
+1(%)
時価総額 1,384,801百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3409 東証スタンダード
81
10/11 14:43
-1(%)
時価総額 1,626百万円
アラミド繊維原料など合繊紡績糸の製造・販売を行う。帝人からの受託生産が多い。中東向け民族衣装用生地なども手掛ける。中部薬品工業を傘下に収める。紡績事業は高付加価値分野に注力。テキスタイル事業は受注順調。 記:2024/05/16
4063 東証プライム
6,126
10/11 15:00
-67(%)
時価総額 12,399,777百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4188 東証プライム
872.3
10/11 15:00
-16.4(%)
時価総額 1,313,935百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4536 東証プライム
1,850.5
10/11 15:00
-1(%)
時価総額 741,510百万円
眼科用医薬品の研究開発、製造、販売等を行う。1890年創業。医療用眼科薬市場で国内トップシェア。アイリーア硝子体内注射液、アレジオン類等が主要製品。アレジオン眼瞼クリーム0.5%などの拡販に注力。 記:2024/08/19
4597 東証グロース
40
10/11 15:00
-2(%)
時価総額 7,740百万円
がん治療薬、がん支持療法医薬品の開発・販売等を行う。がん領域に特化。販売開始済製品にSancuso、エピシル、ダルビアス。開発品に細胞内スーパーオキシド除去剤「SP-04」など。日本などアジア市場に注力。 記:2024/07/08
4971 東証プライム
3,825
10/11 15:00
-15(%)
時価総額 76,772百万円
化学薬品メーカー。電子基板・部品製造用薬品の開発、製造、販売を行う。兵庫県尼崎市に本社。有機パッケージ基板の銅表面処理剤で世界トップシェア。薬品売上は順調。高密度電子基板向け製品の開発、販売に注力。 記:2024/07/05
6409 東証プライム
2,724
1/25 15:00
+2(%)
時価総額 57,335百万円
搬送機械メーカー。チェーンブロックやロープホイスト等の巻上機からレバーブロックやクレーン等の多様な製品を手掛ける。インフラ需要継続で米州は好調。為替差益を計上。23.3期2Qは2桁の増収、経常増益。 記:2023/01/14
6902 東証プライム
2,130.5
10/11 15:00
-10(%)
時価総額 6,714,867百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6954 東証プライム
4,079
10/11 15:00
+8(%)
時価総額 4,117,942百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
5,040
10/11 15:00
-55(%)
時価総額 6,722,166百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
25,620
10/11 15:00
+105(%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8473 東証プライム
3,277
10/11 15:00
-15(%)
時価総額 892,180百万円
ネット証券で国内トップ。SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命保険、SBI損害保険など証券関連、銀行、保険をコアに多様な事業展開。フィンテック、バイオ等に投資も。証券は口座数増。銀行テコ入れへ。 記:2024/08/19
9202 東証プライム
2,899
10/11 15:00
-7.5(%)
時価総額 1,403,968百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9433 東証プライム
4,715
10/11 15:00
-80(%)
時価総額 10,864,209百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17