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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性も

2021/1/29 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性も 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性も ■東エレク、21/3上方修正 営業利益3060億円←2810億円 ■前場の注目材料:グンゼ、循環型へ転換加速、プラ基幹工場、2年前倒し ■買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性も 29日の日本株市場は買い先行で始まろうが、その後はこう着感が強まりやすいだろう。28日のNY市場ではNYダウが300ドル高だった。一部投機の過熱を受け、証券取引委員会(SEC)が他の当局とともに進行中の市場動向を監視しているとの声明を出したほか、ペロシ下院議長が議会でも調査を進める方針を示したため、金融市場混乱への警戒感が後退。投機色の後退で投資家の恐怖指数であるVIX指数も低下し、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円高の28395円。円相場は1ドル104円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップアップとなり、前日の下落部分を吸収する格好になりそうである。ただし、昨日の28000円割れで短期的には自律反発が試される水準であり、自律反発は想定線でもあるため、買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性がありそうだ。また、足元で底堅さが意識されていた28500円辺りが昨日の下落によって抵抗として意識されやすく、同水準を明確に上放れてくるかによって、センチメントに影響を与えることになるだろう。 また、日米ともに決算発表が本格化しており、特に指数インパクトの大きいコア銘柄の決算であるため決算内容に振らされやすい。昨日の決算では東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が評価されやすく、日経平均をけん引してくるかが注目されるところ。また、SOX指数は上昇しているが米アップルは決算での慎重な見通しが嫌気されていることもあり、グロース株への手掛けづらさも警戒されるほか、ややバリューシフトが意識されている状況である。 物色は昨日下げの目立っていた銘柄を中心に自律反発が意識されやすいだろうが、ワクチンに関する報道によってワクチン関連へは短期的な資金が向かいやすい。また、バリューシフトが強まるようだと、足元で強い値動きが続いていたハイテクセクターなどへは、利益確定の流れに向かわせやすいと考えられるため、決算を手掛かりとした日替わり物色のなかでも、全体の資金シフトを見極めたいところである。 ■東エレク、21/3上方修正 営業利益3060億円←2810億円 東エレク<8035>は2021年3月期業績予想を修正。営業利益は前回の2810億円から3060億円に上方修正した。コンセンサス(2890億円程度)を上回る。5GやAIなどの普及に伴う旺盛な半導体需要を背景に、顧客の設備投資が拡大したことなどが寄与。半導体製造装置の売上高予想は従来の計画から600億円積み増し、1兆2800億円とした。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(30603.36、+300.19) ・ナスダック総合指数は上昇(13337.16、+66.56) ・シカゴ日経225先物は上昇(28395、大阪比+345) ・SOX指数は上昇(2935.12、+59.99) ・VIX指数は低下(30.21、-7.00) ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・グンゼ<3002>循環型へ転換加速、プラ基幹工場、2年前倒し ・マツダ<7261>初の量産EV、充電1回256km、低重心・走り安定 ・トヨタ<7203>5年ぶり世界首位奪還、米中けん引、販売952万8438台 ・日立金属<5486>検査不正1700社、報告書公表、管理職以上が関与 ・昭和電工<4004>米ファンドに500億円でアルミ売却、飲料・電子部品向け ・オリンパス<7733>蘭社買収、外科内視鏡を拡充 ・デンソー<6902>次世代ライダー開発、Aevaと共同 ・川重<7012>日立造とシールドマシンで新会社、営業・エンジ統合 ・アルプスアルパイン<6770>日本精機と資本業務提携、統合コックピット開発 ・富士通<6702>4月にSI系15社を吸収合併、富士通研は統合 ・兼松<8020>セイコーエプソンから半導体検査装置事業買収 ・島津製作所<7701>シンガポールの病院と共同ラボ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 1月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.6%、12月:-0.9%) ・08:30 12月有効求人倍率(予想:1.05倍、11月:1.06倍) ・08:30 12月失業率(予想:3.0%、11月:2.9%) ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(1月20-21日開催分) ・08:50 12月鉱工業生産速報値(前月比予想:-1.5%、11月:-0.5%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
3002 東証プライム
5,600
10/1 15:00
-30(%)
時価総額 102,446百万円
1896年創業の繊維・化学メーカー。男性用下着で国内シェアトップクラス。シートベルト用ミシン糸などでも高シェア。縫合補強材などのメディカル事業も展開。機能ソリューション事業では海外拡販の強化等に取り組む。 記:2024/06/13
3,732
10/1 15:00
+52(%)
時価総額 690,051百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
5486 東証プライム
2,177
12/28 15:00
-3(%)
時価総額 933,724百万円
高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
6702 東証プライム
3,042
10/1 15:00
+106.5(%)
時価総額 6,300,311百万円
国内最大のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。事業ポートフォリオの変革は順調。サービスソリューションが成長領域。26.3期売上4.2兆円目標。 記:2024/04/30
6770 東証プライム
1,582
10/1 15:00
+38(%)
時価総額 346,903百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
6,890
10/1 15:00
+149(%)
時価総額 5,278,904百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,147
10/1 15:00
+21.5(%)
時価総額 6,766,872百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
7012 東証プライム
6,287
10/1 15:00
+482(%)
時価総額 1,055,726百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。水素製品などに強み。メキシコ工場でオフロード四輪車の量産を開始。 記:2024/04/30
7203 東証プライム
2,596
10/1 15:00
+53.5(%)
時価総額 42,353,706百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7261 東証プライム
1,097
10/1 15:00
+27(%)
時価総額 693,089百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7701 東証プライム
4,825
10/1 15:00
+51(%)
時価総額 1,428,538百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。計測機器事業は堅調。ヘルスケア領域では液体クロマトグラフ、質量分析システムが販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13
7733 東証プライム
2,768
10/1 15:00
+49.5(%)
時価総額 3,559,349百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8020 東証プライム
2,440
10/1 15:00
+21(%)
時価総額 206,180百万円
総合商社。電子・デバイスや食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空事業を展開。官公庁向け航空機ビジネス等に強み。電子・デバイス部門は堅調。モバイル事業などが貢献。24.3期3Qは増収、2桁営業増益。 記:2024/04/13
8035 東証プライム
26,040
10/1 15:00
+750(%)
時価総額 12,281,323百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07