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後場に注目すべき3つのポイント~39000円台回復後は自民党総裁選を見極めるムード強まる

2024/9/27 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~39000円台回復後は自民党総裁選を見極めるムード強まる 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続伸、39000円台回復後は自民党総裁選を見極めるムード強まる ・ドル・円は伸び悩み、ドル買いは一巡 ・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は小幅続伸、39000円台回復後は自民党総裁選を見極めるムード強まる 日経平均は小幅続伸。前日比39.02円高(+0.10%)の38964.65円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は260.36ドル高(+0.62%)の42175.11ドル、ナスダックは108.08ポイント高(+0.60%)の18190.29、S&P500は23.11ポイント高(+0.40%)の5745.37で取引を終了した。予想を上回った経済指標を受けて、景気見通し改善に伴う買いに、寄り付き後、上昇。中国政府が成長目標達成のため財政支援強化する方針を示し需要回復見通しも支援材料となった。ナスダックは半導体のマイクロンの上昇がけん引。相場は終日堅調に推移し終了した。 米国株高や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は9月2日以来となる39000円台を回復してスタートしたが、配当落ちや前日の1000円超の上昇などが意識されて、上値は重くなった。実質的な次の首相が決まる自民党総裁選の投開票を午後に控えていることも売買手控え材料となった。 日経平均採用銘柄では、資生堂<4911>、安川電機<6506>、ファナック<6954>など中国関連銘柄の一角が買われたほか、米テック株の上昇を受けて、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株の一角が上昇。このほか、荏原製作所<6361>、住友鉱<5713>、オムロン<6645>、レゾナック<4004>などが買われた。 一方、原油価格下落を受けてENEOSホールディングス<5020>、INPEX<1605>が下落したほか、三井住友トラストHD<8309>、三井住友<8316>、コンコルディア<7186>、みずほ<8411>、MS&AD<8725>、野村<8604>など金融株が総じて売られた。このほか、大成建設<1801>、大林組<1802>、ニチレイ<2871>、ニデック<6594>などが下落した。 業種別では、機械、精密機器、化学、繊維製品、ゴム製品などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙、銀行業、証券・商品先物取引業などが下落した。 自民党総裁選の投開票は13時からスタートし、結果は14時20分頃に伝わる予定だが、9名が立候補し本命不在の総裁選となったことで決戦投票となるのは必至と見られている。決選投票の結果は15時40分頃と大引け後に伝わる公算が大きいことから、後場の東京市場は模様眺めとなろう。ただ、金融株やグロース市場の一部銘柄には「高市トレード」が入っているとの観測もあるが、一回目の結果発表時に高市氏が敗れた場合、こうした銘柄の巻き戻しが活発化となる可能性はあるので注意は必要だ。 ■ドル・円は伸び悩み、ドル買いは一巡 27日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、144円76銭から145円56銭まで上昇後は145円付近に失速した。仲値にかけて国内勢のドル買いが強まったが、買いは一巡。一方、日経平均株価は上値が重く、株高を好感した円売りは限定的のようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円76銭から145円56銭、ユーロ・円は161円82銭から162円56銭、ユーロ・ドルは1.1162ドルから1.1177ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ライスカレー<195A>、Liberaware<218A>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・9月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.0%(予想:+2.0%、8月:+2.4%) ・中・8月工業企業利益:前年比-17.8%(7月:+4.1%) 【要人発言】 ・クック米FRB理事 「労働市場は堅調だが、顕著に冷え込んでいる」 「インフレ上振れリスクは減少、雇用の下振れリスクは増加」 <国内> ・14:00 7月景気動向指数・先行(速報値:109.5) <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 24件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1801 東証プライム
6,771
11/22 15:30
-104(%)
時価総額 1,240,217百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
1802 東証プライム
2,120
11/22 15:30
+86.5(%)
時価総額 1,529,601百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
195A 東証グロース
748
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 2,221百万円
コミュニティデータプラットフォーム事業を展開。マーケティング・DX、データクラウドのエンタープライズ領域が主力。オーラル美容ブランド、Z世代向けアパレルブランド等も。広告配信AI管理ツールの提供を開始。 記:2024/10/27
218A 東証グロース
431
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 8,119百万円
自社開発した屋内専用の産業用小型ドローン「IBIS」などドローン等のデバイスを活用した課題解決ソリューションの提供を行う。JR東日本<9020>グループとの合弁会社であるCalTaではデジタルツインサービスを提供。 記:2024/06/25
2871 東証プライム
4,093
11/22 15:30
+63(%)
時価総額 548,875百万円
冷凍食品最大手。低家庭用冷凍食品シェアは約20%。温物流事業にも強く、冷蔵倉庫設備能力や庫腹量でトップシェア。家庭用調理品は売上増。炒飯を中心に米飯類の販売数量は回復。低温物流は効率化を進める。 記:2024/06/04
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6361 東証プライム
2,293
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,059,485百万円
1912年創業のポンプメーカー。標準ポンプや冷却塔、排水機場用ポンプで国内トップシェア。精密・電子、建築・産業、エネルギー分野の売上比率が高い。配当性向35%以上目標。成長分野中心に積極的な投資を行う。 記:2024/08/27
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
883.5
11/22 15:30
+15.8(%)
時価総額 1,068,696百万円
横浜銀行、東日本銀行の経営統合で誕生した持株会社。地方銀行で預金残高、貸出残高はトップクラスの規模。法人顧客は約25万社。配当性向は40%程度目安。ソリューションビジネスの深化・拡大などに取り組む。 記:2024/06/29
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
3,743
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 2,725,099百万円
三井住友信託銀行を中核とする銀行持株会社。日興アセットマネジメント、三井住友トラスト・ローン&ファイナンス等も傘下に持つ。総資産は77兆円超。資産運用・資産管理ビジネスでは顧客基盤の拡大などに取り組む。 記:2024/08/30
3,663
11/22 15:30
+64(%)
時価総額 14,375,561百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
3,835
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8604 東証プライム
930
11/22 15:30
+1.4(%)
時価総額 2,942,114百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
3,531
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 5,678,604百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井ダイレクト損害保険などを傘下に収める。総資産は27兆円超。事業・リスクポートフォリオなどの変革で安定収益基盤の構築を図る。 記:2024/10/09