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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の底堅さを見極め~

2024/9/25 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の底堅さを見極め~ 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株の底堅さを見極め ■Jフロント、25/2上方修正 営業利益520億円←415億円 ■前場の注目材料:レゾナックHD、次世代半導体向け銅張積層板開発へ、ガラスコア基板対応 ■ハイテク株の底堅さを見極め 25日の日本株市場は、売り先行で始まった後はこう着ながらも底堅さが意識されそうだ。24日の米国市場はNYダウが83ドル高、ナスダックは100ポイント高だった。年内の追加利下げ期待や中国の景気刺激策を受けて買い優勢の展開となった。9月の米消費者信頼感指数が予想を下回ったため、景気への楽観的見方が後退し売られる場面もみられたが、終盤にかけて持ち直していた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の37670円。円相場は1ドル143円00銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行始まることになりそうだ。米国では9月の米消費者信頼感指数が予想を下回ったことで、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率が上昇した。これを受けて円相場は円高に振れて推移しており、輸出関連株などへの重荷になりそうだ。また、日経225先物はナイトセッションで一時38090円まで買われたが、75日線が抵抗線として意識されていた。リバウンド機運が高まりにくいなか、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 一方で、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、この流れから東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株に買い戻しの動きがみられ、日経平均株価を下支えする可能性がありそうだ。そのため、売り一巡後はハイテク株の底堅さを見極めながら押し目を探ることになろう。また、配当狙いの動きも強まりやすいと考えられ、配当妙味のある銘柄へは個人主体の資金が向かいやすいと考えられる。 日経平均株価は75日線での攻防、グロース250指数は200日線に上値を抑えられている。これら抵抗線を明確に上放れてくるまでは積極的な上値追いの流れにはなりづらく、個別に材料のある銘柄などへの短期的な値幅取り狙いの動きに向かわせやすい。なお、個別では決算に絡んだところでは、上方修正を発表したアイビー<4918>、エスクローAJ<6093>、Jフロント<3086>などが注目されそうである。 ■Jフロント、25/2上方修正 営業利益520億円←415億円 Jフロント<3086>は2025年2月期業績予想の修正を発表。売上収益は4245億円から4370億円、営業利益を415億円から520億円に上方修正した。今季2度目の修正であり、コンセンサス(460億円程度)を上回る。中核事業である百貨店事業、ショッピングセンター事業において、国内売上は堅調に推移し、訪日外国人観光客の増加などにより免税売上が伸長した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(37940.59、+216.68) ・NYダウは上昇(42208.22、+83.57) ・ナスダック総合指数は上昇(18074.52、+100.25) ・SOX指数は上昇(5091.78、+65.97) ・VIX指数は下落(15.39、-0.50) ・米原油先物は上昇(71.56、+1.19) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・レゾナックHD<4004>次世代半導体向け銅張積層板開発へ、ガラスコア基板対応 ・KDDI<9433>慶大と9社で、AI新拠点、米大・MSと共同研究 ・日本製鉄<5401>韓国ポスコ株を売却、資産圧縮による資本効率向上 ・日立<6501>米エヌビディアと協業、鉄道AI運用・保守 ・レゾナックHD<4004>再生医療撤退、関連3社を米投資に売却 ・丸紅<8002>米CO2貯留参画、年100万トン、26年中の商業運転狙う ・ゼンリン<9474>EV走行傾向を可視化、三菱自動車工業などとリポート提供 ・エスペック<6859>コスモピアハイテック、急速温度変化装置、フッ素化ガス規制対応 ・日立建機<6305>鉱山向け拡大、超大型ダンプで南米深耕 ・ブラザー工業<6448>インド工場完成、工作機械、車・医療を開拓 ・島津製作所<7701>メキシコに販社、分析・医用機器の販売・サービス ・三菱重工<7011>伊のCO2回収機稼働、天然ガス供給設備向け ・キヤノン<7751>新型レンズ採用のi線露光装置、透過率1.2倍 ・浜松ホトニクス<6965>レーザーの可能性に挑む、新戦略、“第4の柱”に向け買収 ・NTT<9432>動きある空間情報伝送、点群データを高密度化 ・ルネサス<6723>SoCに新製品、先進運転支援システム向け ・ローム<6963>高出力レーザーダイオード開発、高機能センサー向け ・村田製作所<6981>再生エネ100%の目標前倒し、35年度達成へ ・ニコン<7731>風力設備向けシート提供、羽に貼り付け発電効率向上 ・ユニチカ<3103>車外装材にポリアリレート樹脂提案、塗装レスで環境配慮 ・三井金属<5706>埼玉に初期量産工場、全固体電池向け電解質、27年稼働 ・JFEHD<5411>副社長・寺畑雅史氏、良質原料炭確保に先手 ・三菱マテリアル<5711>次世代車部品向け銅合金を開発、強度と高導電率を両立 ・旭有機材<4216>フェノール樹脂製品を来月値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・8月消費者物価指数(前年比予想:+2.7%、7月:+3.5%) 《ST》
関連銘柄 27件
1,719
11/22 15:30
+12.5(%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
3103 東証プライム
240
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 13,860百万円
ナイロンフィルム等の高分子事業、ガラス繊維等の機能資材事業、繊維事業等を展開。紡績会社として1889年に創業。中期経営計画では26.3期売上高1500億円目標。高機能製品、環境配慮型製品の拡販を図る。 記:2024/06/09
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4216 東証プライム
4,270
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 84,546百万円
旭化成グループの化学メーカー。樹脂製バルブで世界シェアトップクラス。半導体向け材料や自動車部品向け素形材、水処理事業等も。素形材製品は適正価格販売実施。現場発泡断熱材は再開発に伴う大型物件の獲得が順調。 記:2024/06/09
4918 東証スタンダード
246
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,315百万円
スキンケア・メークアップなどの化粧品、美容補助商品等の製造・販売を行う。全国の販売会社を通じた対面販売に特徴。スキンケア部門の売上高比率が高い。浸透美活液「レッドパワー セラム」などの販促を強化。 記:2024/08/26
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
143
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 6,571百万円
金融ソリューション事業が主力。不動産取引の非対面決済サービス「H'OURS」、住宅建築支援ツール、士業ソリューション事業なども手掛ける。金融ソリューション事業では各種サービスの利用件数が堅調続く。 記:2024/10/29
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6448 東証プライム
2,752
11/22 15:30
+60(%)
時価総額 709,345百万円
レーザー複合機・プリンターなど通信・プリンティング機器が主力。1908年創業。愛知県名古屋市に本社。家庭用・工業用ミシンや工作機械、デジタル印刷機等も。製品ラインアップの強化などで産業用領域の拡大図る。 記:2024/08/09
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6859 東証プライム
2,714
11/22 15:30
+88(%)
時価総額 64,542百万円
環境試験器、エナジーデバイス装置、半導体関連装置の装置事業が主力。環境試験器で世界トップシェア。アフターサービス・エンジニアリング、受託試験・レンタル等も。国内における生産能力の増強などに取り組む。 記:2024/10/10
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
6965 東証プライム
1,816
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 599,585百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7701 東証プライム
4,269
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 1,263,923百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9474 東証プライム
816
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 46,758百万円
住宅地図等のプロダクト事業、高精度空間データ等のオートモーティブ事業、IoTソリューション等を手掛ける。地図データで国内トップクラスのシェア。DOE3%以上目標。今期はストックビジネスの拡大等を見込む。 記:2024/06/18