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日経平均は小幅続伸、米地銀株急落や米IT大手決算への警戒感が上値抑制

2023/4/25 15:32 FISCO
*15:32JST 日経平均は小幅続伸、米地銀株急落や米IT大手決算への警戒感が上値抑制 日経平均は小幅続伸。24日の米株式市場でダウ平均は66.44ドル高と小幅続伸。金利先高観の後退を受けて買いが先行も、ダラス連銀製造業活動指数が下振れて景気後退懸念が再燃すると一時下落に転換。一方、ハイテク決算を控えるなか動意に乏しい展開が続き、終盤にダウ平均はプラス圏を回復も、ハイテクは終始軟調でナスダック総合指数は-0.29%と反落。他方、為替の円安や主要企業の堅調な決算を背景に日経平均は104円高からスタート。寄り付き直後に28806円(213円高)まで上昇し、ザラ場での年初来高値を更新。ただ、米地銀のファースト・リパブリックが決算を受けて時間外取引で急落していたことが投資家心理を悪化させ、上値を抑制。今晩控える米IT大手の決算を前にした警戒感もくすぶり、後場は上げ幅を縮める動きが続いた。  大引けの日経平均は前日比26.55高の28620.07円となった。東証プライム市場の売買高は9億6206万株、売買代金は2兆3472億円だった。セクターでは証券・商品先物、銀行、建設が上昇率上位となった一方、鉄鋼、海運、非鉄金属が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は36%だった。  個別では、三井住友<8316>、みずほFG<8411>の銀行、三井物産<8031>、三菱商事<8058>の商社、JR東海<9022>、JR東日本<9020>の陸運、HOYA<7741>、信越化学<4063>の値がさ株の一角が堅調。経済産業省が次世代半導体の国産化を追加支援との報道を受け、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の半導体株の一角がしっかり。三菱電機<6503>は自動車機器事業の構造改革を発表して大幅高。後半失速したが決算を手掛かりにニデック<6594>が買い優勢となり、コーエーテクモHD<3635>も決算を材料に買われた。業績予想を上方修正した大和ハウス工業<1925>、配当予想を引き上げた住友ベークライト<4203>は大きく上昇。レーティング格上げを受けて乃村工藝社<9716>も大幅高。東証スタンダード市場では業績及び配当予想を引き上げたアイピーエス<4335>、コスモスイニシア<8844>が急伸した。  一方、景気後退懸念が強まる中、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>の鉄鋼が大きく下落し、DOWA<5714>、三菱マテリアル<5711>の非鉄金属、郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運なども軟調。ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>など半導体株は国策期待で買い先行も失速して結局下落。三井ハイテック<6966>、イビデン<4062>、新光電工<6967>などハイテクの一角も安い。ほか、Sansan<4443>、Appier<4180>、SHIFT<3697>、MSOL<7033>などグロース(成長)株の下落が目立った。 《YN》
関連銘柄 34件
1925 東証プライム
4,753
12/20 15:30
+36(%)
時価総額 3,134,504百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅の注文請負・分譲、マンションの開発・分譲・管理、環境エネルギー事業等も手掛ける。国内住宅事業では分譲事業を強化。米国戸建住宅の供給拡大などに注力。 記:2024/11/12
1,820.5
12/20 15:30
+3(%)
時価総額 611,865百万円
コーエー、テクモの経営統合によって誕生した持株会社。信長の野望シリーズ、無双シリーズなどゲーム・モバイルコンテンツの開発等を行う。IP事業は三国志・戦略版が収益貢献。アミューズメント施設は売上順調。 記:2024/10/28
3697 東証プライム
17,075
12/20 15:30
+65(%)
時価総額 304,498百万円
ソフトウェアテスト関連サービス、ソフトウェア開発関連サービスが柱。Web企画制作、マーケティング等も。連結エンジニア数は1.1万人超。エンジニア採用、事業開発投資進める。27.8期売上2000億円目指す。 記:2024/10/25
4062 東証プライム
4,363
12/20 15:30
+44(%)
時価総額 614,577百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。特殊炭素製品は受注順調。事業競争力の強化、新規製品の事業化などに注力。 記:2024/11/26
4063 東証プライム
5,054
12/20 15:30
-69(%)
時価総額 10,116,551百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
1,522
12/20 15:30
+121(%)
時価総額 155,556百万円
予測型広告プラットフォーム「CrossX」、AI広告キャンペーン自動化クラウド「AIXPERT」などを手掛ける。AIによる顧客行動予測が強み。顧客企業数は1600社超。エンタープライズ顧客の獲得に注力。 記:2024/07/08
4203 東証プライム
3,718
12/20 15:30
-14(%)
時価総額 348,592百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
4335 東証スタンダード
1,016
12/20 15:30
+2(%)
時価総額 2,505百万円
独SAP社製ERPソフトの導入支援・保守を行うITベンダー。自社テンプレート製品やスマート工場構想策定支援サービス等も。新規事業としてスマート工場化支援を進める。25年7月目途に持株会社体制に移行予定。 記:2024/10/20
4443 東証プライム
2,385
12/20 15:30
-22(%)
時価総額 300,772百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が1万件超。解約率は低水準維持。Bill Oneの有料契約件数は3000件超と順調に増加。 記:2024/11/09
5401 東証プライム
2,982
12/20 15:30
+2(%)
時価総額 2,833,857百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。米鉄鋼大手USスチール買収は不透明。 記:2024/11/15
5406 東証プライム
1,471.5
12/20 15:30
-6.5(%)
時価総額 583,223百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。ボトル缶材で国内トップシェア。アルミ板ではディスク材の販売数量が順調。 記:2024/11/27
5711 東証プライム
2,286.5
12/20 15:30
-4(%)
時価総額 300,652百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
4,317
12/20 15:30
-88(%)
時価総額 267,607百万円
非鉄金属メーカー大手。1884年創業。廃棄物処理事業や土壌浄化事業、半導体事業、伸銅品事業等も。高純度ガリウム、磁気記録材料等で世界トップシェア。環境・リサイクル関連サービスは堅調な受注が続く見通し。 記:2024/07/02
6503 東証プライム
2,599
12/20 15:30
-8(%)
時価総額 5,492,212百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6594 東証プライム
2,750
12/20 15:30
-13(%)
時価総額 3,279,565百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
2,029.5
12/20 15:30
+24(%)
時価総額 3,796,413百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
8,609
12/20 15:30
-81(%)
時価総額 6,595,708百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
14,800
12/20 15:30
-400(%)
時価総額 1,395,433百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
6966 東証プライム
844
12/20 15:30
-16(%)
時価総額 166,550百万円
モーターコア製品等の製造・販売を行う電機部品が主力。リードフレーム、プレス用金型、平面研削盤等も手掛ける。福岡県北九州市に本社。車載用モーターコアで世界トップシェア。生産性向上、原価低減に取り組む。 記:2024/10/14
6967 東証プライム
5,540
12/20 15:30
±0(%)
時価総額 748,853百万円
半導体パッケージメーカー。フリップチップタイプパッケージが主力。長野県長野市に本社。海外売上比率が高い。セラミック静電チャック等も。プラスチックBGA基板は生産能力増強図る。光電融合デバイスの開発に注力。 記:2024/09/02
1,731
12/20 15:30
+10(%)
時価総額 29,051百万円
プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)サービスが主力のマネジメント専門企業。マネジメントコンサル、プロジェクトマネジメント実行支援等を行う。人材の積極採用などにより、事業領域の拡大を図る。 記:2024/10/25
9,278
12/20 15:30
-23(%)
時価総額 942,552百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7741 東証プライム
19,530
12/20 15:30
-685(%)
時価総額 6,854,229百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,147
12/20 15:30
-30(%)
時価総額 9,527,187百万円
大手総合商社。金属資源、エネルギー、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、生活産業など多角的に事業展開。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。LNG、モビリティ、ヘルスケアなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/11/09
8035 東証プライム
23,300
12/20 15:30
-150(%)
時価総額 10,989,049百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,496.5
12/20 15:30
-3.5(%)
時価総額 10,432,918百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
3,651
12/20 15:30
-93(%)
時価総額 14,328,466百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
3,766
12/20 15:30
-91(%)
時価総額 9,562,816百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8844 東証スタンダード
814
12/20 15:30
+4(%)
時価総額 27,604百万円
大和ハウスグループの不動産デベロッパー。新築マンションや新築一戸建等の販売、収益不動産の開発・販売・賃貸管理、宿泊事業等を手掛ける。25.3期は増収増益見通し。収益不動産等販売の収益性改善などを見込む。 記:2024/07/07
9020 東証プライム
2,740
12/20 15:30
-17(%)
時価総額 3,108,289百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も展開。中央線快速グリーン車を順次導入。28.3期営業収益3.2兆円目指す。 記:2024/11/09
9022 東証プライム
2,864
12/20 15:30
+1(%)
時価総額 2,949,920百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線はN700Sの投入進める。不動産業では販売力の強化等に取り組む。 記:2024/11/09
9101 東証プライム
5,055
12/20 15:30
-67(%)
時価総額 2,330,355百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9107 東証プライム
2,107
12/20 15:30
-35.5(%)
時価総額 1,422,587百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9716 東証プライム
847
12/20 15:30
-14(%)
時価総額 101,553百万円
ディスプレイ業界最大手。1892年創業。取引顧客数は2900社超。年間プロジェクト受託数は1万5000件超。東京ミッドタウン日比谷などで実績。大型プロジェクトが進行中。26.2期営業利益85.8億円目標。 記:2024/10/29