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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後のハイテク等グロース株の動向は見極める必要

2020/8/25 8:57 FISCO
*08:57JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後のハイテク等グロース株の動向は見極める必要 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後のハイテク等グロース株の動向は見極める必要 ■タムラ製、2Q上方修正 営業利益3.0億円←5000万円 ■前場の注目材料:清水建設、「竹中・鹿島連携」参画、共同開発・課題解決を加速 ■買い一巡後のハイテク等グロース株の動向は見極める必要 25日の日本株市場は底堅い相場展開が見込まれよう。24日の米国市場ではNYダウが378ドル高と大幅に上昇。トランプ政権が新型コロナウイルス治療での血漿療法を緊急承認したほか、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発しているワクチンを大統領選前に承認・実用化することを検討しているとの報道が好材料視された。フロリダ州の感染件数も6月中旬以来の低水準に改善するなどウイルス感染に鎮静化の傾向が見られることも好感されている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の23170円。円相場は1ドル105円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い優勢の展開になりそうだ。昨夕の段階でグローベックスのNYダウ先物が170ドル高程度で推移していたほか、欧州市場も上昇していたこともあり、想定されていた面はあるだろう。また、トランプ政権が新型コロナウイルス治療での血漿療法を緊急承認したとの報道は昨日の速い段階で伝わっていたこともあり、織り込まれている面はありそうだ。そのため、買い優勢の展開になりそうだが、買い一巡後のハイテク等グロース株の動向は見極める必要がある。 また、米国市場の流れからはバリュー株にシフトしやすいところであり、空運や自動車、銀行株などの動向が注目される。ただし、新型コロナウイルスに関連する報道での米国株高であり、引き続き治療薬などの状況を見極めたいとするムードもあるだろう。また、米国との連動性が足元で低下していること、出来高が膨れない需給状況からは、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいところである。薄商いの中で断続的なインデックス買いが指数を押し上げやすいところであるが、上値の重さが意識されてくる場面においては利益確定の流れも強まりやすいだろう。 物色の流れとしてはバリュー株へのシフトを期待したいところであるが、明確な動きが出にくいようだと、次第に中小型株へ集中することになる。銘柄間の循環物色がみられているほか、強いトレンド形成の銘柄については調整局面における押し目買い意欲の強さが窺えるなど、個人の需給状況は良好である。中小型株においては、出遅れ銘柄を探る動きというよりは、順張りでのトレンド追随の流れが続いている。 ■タムラ製、2Q上方修正 営業利益3.0億円←5000万円 タムラ製<6768>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は従来の343億円から326億円に下方修正したが、営業利益は5000万円から3.0億円に上方修正している。いち早く経済活動を再開した中国では、電子化学や電子部品の主力工場が当初想定以上に稼働することで収益回復が見られ、さらに全社的な経費削減の徹底により、営業利益を押し上げる見込み。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22985.51、+65.21) ・NYダウは上昇(28308.46、+378.13) ・ナスダック総合指数は上昇(11379.72、+67.92) ・シカゴ日経225先物は上昇(23170、大阪比+170) ・1ドル105円90-00銭 ・SOX指数は上昇(2219.37、+21.04) ・VIX指数は低下(22.37、-0.17) ・米原油先物は上昇(42.62、+0.28) ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・清水建設<1803>「竹中・鹿島連携」参画、共同開発・課題解決を加速 ・日本精工<6471>中国・欧州の鉄道深耕、軸受など拡販 ・武田薬<4502>大衆薬売却を発表、米ファンドに2420億円 ・カネカ<4118>JTから植物バイオ資産取得、ゲノム編集作物開発 ・アルプスアルパイン<6770>マッキントッシュGと提携、車載オーディオシステム開発で ・日産自<7201>アルゼンチンに1億3000万ドル、ピックアップ生産拡充 ・日本特殊陶業<5334>機械工具で攻勢、CBN同等性能の新セラ材質投入 ・三菱電機<6503>AI人材1400人育成、今年度計画を上方修正 ・NEC<6701>大容量光海底ケーブル供給 ・リコー<7752>スマートグラス、世界最軽量49g実現、新開発の導光板採用 ・大王製紙<3880>セルロースを高濃度化、CNF複合樹脂開発 ・小松マテーレ<3580>新中計、営業利益率22年度8.3%超 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
1803 東証プライム
984.9
10/9 15:00
+13.6(%)
時価総額 776,608百万円
ゼネコン大手。不動産開発やインフラ運営、再エネなどの非建設分野にも力注ぐ。24.3期3Q累計は複数の大型工事で損失が生じて利益水面下に。受注は堅調。昨年末単体受注残は22年末比9%増の2兆1699億円に。 記:2024/04/15
3580 東証プライム
788
10/9 15:00
+1(%)
時価総額 33,995百万円
衣料ファブリックや資材ファブリック、熱可塑性炭素繊維複合材料などを手掛ける化学素材メーカー。石川県能美市に本社。旧社名は小松精練。公式オンラインストアの運営等も。ファッション分野などで販売活動を強化。 記:2024/07/29
3880 東証プライム
895.3
10/9 15:00
-3.3(%)
時価総額 151,317百万円
国内4位の製紙メーカー。紙・板紙に強み。家庭紙製品やペットケア製品を強化中。24.3期3Q累計は紙・板紙の需要が振るわず。中国の紙オムツも苦戦。だが価格改定が進んで黒字に。北越コーポと業務提携の検討開始。 記:2024/04/16
4118 東証プライム
3,857
10/9 15:00
+8(%)
時価総額 262,276百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,228
10/9 15:00
+18(%)
時価総額 6,689,859百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5334 東証プライム
4,140
10/9 15:00
+2(%)
時価総額 845,285百万円
自動車関連事業が主力。スパークプラグ、排気ガス浄化システム用酸素センサで世界トップシェア。半導体製造装置部品、酸素濃縮装置等も。自動車関連分野は高付加価値製品の拡販図る。30.3期売上7500億円目標。 記:2024/06/03
6471 東証プライム
723.9
10/8 15:00
-13.1(%)
時価総額 399,063百万円
独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6503 東証プライム
2,397.5
10/8 15:00
-63.5(%)
時価総額 5,147,917百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6701 東証プライム
13,620
10/8 15:00
-305(%)
時価総額 3,716,217百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6768 東証プライム
612
10/8 15:00
-4(%)
時価総額 50,656百万円
電子部品メーカー。トランス、リアクタ、ACアダプタ・チャージャなどを手掛ける。エアコンのリアクタで国内トップシェア。車載向け昇圧リアクタは北米市場向け等で回復傾向。24.3期3Q累計は2桁経常増益。 記:2024/04/16
6770 東証プライム
1,529.5
10/8 15:00
-66.5(%)
時価総額 335,390百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
7201 東証プライム
399.8
10/8 15:00
-21.1(%)
時価総額 1,687,442百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7752 東証プライム
1,661.5
10/8 15:00
-17.5(%)
時価総額 1,059,153百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18