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前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクグループに市場の関心が集まる

2020/2/7 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクグループに市場の関心が集まる 7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ソフトバンクグループに市場の関心が集まる ■前場の注目材料:NTT、3Q営業利益5%減 1兆4504億円、コンセンサス範囲内 ■トヨタ自、「通期」上方修正、北米好調、4—12月は売上高最高 ■ソフトバンクグループに市場の関心が集まる 7日の日本株市場は、こう着ながらも日経平均の24000円を意識した底堅い相場展開が見込まれる。6日の米国市場はNYダウが88ドル高と続伸。中国政府が14日より米国からの輸入品750億ドル相当に対する関税を半減させることを発表したことが材料視されている。これについては、前日の市場で材料視されていた面もあり、改めて上値を買っていく流れには向かいづらいところではある。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の23945円。円相場は1ドル109円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行になりやすいところ。また、円相場は1ドル110円台に近づいているが、株高や金利上昇を背景としたドル買いの流れであり、為替相場がけん引する流れにもなりづらいところ。円相場は108-110円処でのレンジが想定されていることもあり、明確にレンジを上放れる動きをみせてくるかを見極めたいところであろう。 一方で、本日は指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>が指数をけん引する格好になりそうである。アクティビスト(物言う株主)の米エリオット・マネジメントが水面下でソフトバンクグループ株を買い集め、保有株は25億ドル(約2700億円)以上になっていることが関係者の話で明らかになったと報じられている。株価浮揚につながるような変革を促しているとも伝えられており、思惑的な値動きをみせてくる可能性がありそうだ。 また、昨日の日経平均はマドを空けての上昇となり、25日線を回復して始まると、その後の上昇で直近の急落で空けていたマド上限レベルを突破する格好となった。一方で下にマドを空ける格好でのアイランドリバーサル形状を残す形状をみせており、テクニカル的にはシグナルが好転した格好である。 日経平均は年初来高値に再び接近する動きをみせており、米雇用統計の上振れが意識されてくるようだと、足元で減らしていたロングポジションを、若干でも積み上げてくる可能性も出てきそうである。また、新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き警戒されるものの、治療薬に関する報道も出てきやすいと考えられ、ショートポジションについても、カバーしておきたい動きが意識されやすいだろう。 ■NTT、3Q営業利益5%減 1兆4504億円、コンセンサス範囲内 NTT<9432>が発表した第3四半期決算は、営業利益は前年同期比5%減の1兆4504億円だった。好採算の移動通信事業の減速が響いたほか、海外事業の再編に伴うリストラ費用なども利益を押し下げた。ただし、コンセンサス(1兆4400億円)の範囲内である。2020年3月期通期の業績予想は据え置いており、進捗率は93%となる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23873.59、+554.03) ・NYダウは上昇(29379.77、+88.92) ・ナスダック総合指数は上昇(9572.15、+63.47) ・1ドル109円90-00銭 ・SOX指数は上昇(1909.64、+0.12) ・VIX指数は低下(14.96、-0.19) ・米長期金利は低下 ・米原油先物は上昇(50.95、+0.20) ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・トヨタ自<7203>「通期」上方修正、北米好調、4—12月は売上高最高 ・東ガス<9531>工業団地を省エネに、東ガスなど5社、ガスコージェネ開始 ・SUBARU<7270>トヨタの持ち分法適用会社に ・三井物産<8031>“空のタクシー”実用化へ、夢洲—空港ヘリで結ぶ ・パナソニック<6752>電材・住設の海外売上高3倍に、30年度1兆円 ・リコー<7752>柔らかな植物由来100%プラ、食品容器など提案 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 12月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:-0.1%、11月:+0.1%) ・08:30 12月家計支出(前年比予想:-1.7%、11月:-2.0%) <海外> ・時間未定 中・1月輸出(前年比予想:-4.2%、12月:+7.9%←+7.6%) ・時間未定 中・1月輸入(前年比予想:-5.8%、12月:+16.5%←+16.3%) ・07:30 ロウ豪準備銀行総裁が半期議会証言 ・09:15 クオールズ米FRB副議長が討論会出席(金融政策と経済見通し関連) ・09:30 豪準備銀行が四半期金融政策報告発表 《SF》
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7270 東証プライム
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7752 東証プライム
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時価総額 10,066,062百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9432 東証プライム
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時価総額 1,788,419百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09
9984 東証プライム
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時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17