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今週M&Aを発表!~AMBITION清水社長の描く「大志」とは?~

2017/10/6 16:30 FISCO
*16:30JST 今週M&Aを発表!~AMBITION清水社長の描く「大志」とは?~   みなさん、こんにちは。フィスコリサーチアナリストの飯村真由です。 9月14日に開催したフィスコ個人投資家セミナーでAMBITION<3300>の清水社長にご登壇いただきました。本日は、セミナー内容の要約に加え、今週3日に発表されたM&Aに関する追加インタビューをお届けします。 なお、セミナーの詳しい内容については動画を是非ご覧ください♪ 動画URL:https://youtu.be/Aqg5k-_cnCY ★清水社長のプレゼンテーション★ ■【事業内容】 首都圏を中心に居心地の良い空間を安定供給する不動産取引デベロッパーとして、住みやすい社会インフラの早期実現を目指している企業です。売上の約65%が賃貸管理事業(プロパティマネジメント事業)で、売買仲介事業(インベスト事業)、賃貸仲介事業も展開していています。 ■【2017年6月期業績】 事業規模は継続的に拡大しており、創業以来、右肩上がりで売上を伸ばしています。2017年6月期は売上高が前期比48%増の145.70億円、営業利益が同46%増の2.91億円で着地しました。賃貸管理事業の安定収入に加え、売買事業の貢献が増益の要因です。 ■【重要経営指標】 経営指標として重要視しているのがサブリース管理戸数です。サブリースとは、オーナー様から物件を借り上げて管理することをいいます。サブリースの管理戸数は現在8,754戸(前期比27%増)で、毎年、右肩上がりで増加を続けています。 ■【成長戦略】 2020年の東京オリンピックに向けて東京都及び首都圏への人口集中が予測されています。当社の場合、管理物件の85%以上が首都圏です。今後も東京23区を中心として、今後の人口集中が高まっていく地域に集中的に物件取得を進めてまいります。そして、インターネット経由での集客強化など販売体制の拡大、ブロックチェーン技術やAIチャットの活用による接客サービスの向上施策に取り組んでいきます。さらに、民泊事業や新規事業にも力を入れていきたいと考えています。 ■【民泊事業】 大田区で2ヶ所、特区民泊事業の認定を受けた形で、民泊事業を行っております。2018年6月から民泊新法がスタートするにあたっては「180日規制」という問題が出てきますが、我々の場合は賃貸管理がメインですので、民泊で空室の部屋を180日間利用しながら、180日後の物件募集を行うことができます。 ■【新規事業】 IoTを活用した「スマートホステル」の物件開発を進めております。スマートフォンにリモコン機能を持たせ、スマートロック以外にもエアコン、カーテン、テレビなどあらゆるものに対応させた最先端のホテルの開発に着手しております。 ■【入居者向けサービス】 サブリース以外の物件も合わせますと15,000ほどの管理戸数を抱えていますので、「アンビション電力」を普及していきたいです。また、入居者向けの新サービス「少額短期保険」でも安定的な収益を重ねていきたいと考えております。 ■【2018年6月期業績予想】 2018年6月期は売上高が前期比3.6%増の150.99億円、営業利益が前期比11.3%増の3.24億円を見込んでいます。我々は、住まいの未来を創造するという『大志(社名AMIBITIONの由来)』を抱いて、出会った人すべてに『夢』を提供できるリアルカンパニーの実現に向けて、2018年6月期においても増収増益計画で、更なる飛躍を目指してまいります。 ★飯村の社長インタビュー★ ◇飯村:不動産業界のなかで、御社がベンチマークしている企業はありますか? ◇清水:日本管理センターさんですね。とはいえ、日本管理センターさんはアパート中心・当社はマンションといった違いや、当社は管理物件が東京に集中・日本管理センターさんはそうでないといった違いはあるかなと思っています。 ◇飯村:業績における季節要因はありますか? ◇清水:3Q(1-3月)がお部屋探しのシーズンにあたるので書き入れ時となります。家賃収入が入ってくるという意味では4Q(4-6月)も売上が上がりやすい時期です。 ◇飯村:6月にエボラブルアジアさんから第三者割当出資で約4億円の資金調達をされましたが、その使い道は? ◇清水:M&Aという形での事業展開を視野に入れております。エボラブルアジアさんは、民泊事業を含めて様々なシナジーが生まれる可能性もあるかと思い、声を掛けさせていただきました。 ◇飯村:実際のところ、民泊事業の収益性はどうなのでしょうか? ◇清水:今は宿泊日数が6泊7日と、実際のニーズとはかけ離れた形というのが現状です。しかし、新法によって、2泊3日など短期のお客様の取り込みができるようになりますので、量的にヒットしてくるでしょうし、収益性はかなり上がってくるものと予測しています。 ◇飯村:今後も増収増益基調で業績が伸びていくと理解してよろしいでしょうか? ◇清水:はい。少額短期保険によっても業績貢献が期待できると考えております。 ◇飯村:株主還元策についてのお考えは? ◇清水:今まで通り、配当を継続していきたいと考えております。将来的には、株主の方々に喜んでもらえるような他の方策も吟味していきたいと思っています。 ◇飯村:今後の野望は何でしょうか? ◇清水:不動産業界に様々な会社があるなかで「AMBITIONがNo.1だ」と言っていただけるように邁進していきたいです。 ~【追加インタビュー】~ 10月3日、同社はM&Aによりヴェリタス・インベストメント(以下ヴェリタス)の完全子会社化を発表しました!・事業内容:主に東京都や神奈川県のプレミアムエリアへ投資用ワンルームマンションの開発・分譲販売を行う企業。著名人がプロデュースするマンションなども展開。・2016年9月期業績:売上高84.10億円、営業利益4.24億円。 ◇飯村:このM&Aを決断した一番の理由は? ◇清水:以前から魅力的な会社だと思っていたためです。東京23区の中でもプレミアムエリアでしか建築しない妥協のない土地の仕入、群を抜くデザイナーズ物件や各デザイナーとのコラボによる希少性のある物件、従業員の成熟などあらゆる面において魅力的な会社です。また、弊社は昨年、不動産開発事業を行うADAMという子会社を設立しましたが、不動産SPAを掲げる企業として、開発の部分がまだまだ弱く、賃貸管理の大きさに比べてバランスが良くないと感じていたことも要因です。 ◇飯村:子会社化により期待していることは? ◇清水:賃貸管理事業とのシナジー効果が大きく、顧客層の拡大が期待されること。今までのステージ以上の土俵で様々な事業とのコラボも可能になるでしょうし、民泊物件の開発なども行っていきたいです。 ◇飯村:御社にとって大きな投資(取得金額:34.78億円)かと思いますが、リターンについてはいかがでしょうか? ◇清水:業績も安定的に推移している会社ですので、私の計算ではヴェリタス単体で5~7年程度で投資資金は十分に回収可能です。今回の投資は1+1=2ではなく、3にも4にもなるような大きなシナジーが生まれますので、我々にとって今後の10年先20年先を見つめた上でとても有意義な投資であると確信しています。 ◇飯村:清水社長、ありがとうございました! 《FA》
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時価総額 13,077百万円
住居用不動産のサブリースを行う賃貸DXプロパティマネジメント事業を展開。賃貸物件の仲介、新築投資用ワンルームマンションの販売等も。管理戸数は2.5万戸超。不動産DX事業では営業人員の強化などを図る。 記:2024/08/23