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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後のハイテク株の底堅さを見極め~

2025/1/8 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後のハイテク株の底堅さを見極め~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■売り一巡後のハイテク株の底堅さを見極め ■ライトオン、1Q営業損失 赤字縮小 ▲4.72億円 ■前場の注目材料:京セラ、新型電子ミラー来年量産、後方の車載カメラ鮮明に ■売り一巡後のハイテク株の底堅さを見極め 8日の日本株市場は、前日の大幅な上げに対する利益確定の動きが意識されそうだ。7日の米国市場は、NYダウが178ドル安、ナスダックは375ポイント安だった。2024年11月のJOLTS求人件数や12月のISM非製造業景況指数が予想を上回ったため、インフレ懸念から米連邦準備理事会(FRB)による利下げペース鈍化観測が高まり、米長期金利が上昇したことが重荷となった。シカゴ日経225先物は大阪比265円安の39735円。円相場は1ドル158円00銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。米国ではエヌビディアの下げが目立っており、前日に日経平均株価を牽引していた東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株には売りが先行するとみられ、日経平均株価の重荷になりそうだ。ただし、前日の日経平均株価は一時40288.80円まで上昇し、ボリンジャーバンドの+2σが位置する40215円辺りを上回る場面もみられた。短期的には過熱感が警戒されやすい水準でもあり、利食いが入りやすいところであろう。 まずはエヌビディアの下落影響を見極めつつ、ボリンジャーバンドの+1σが位置する39730円辺りでの押し目狙いのスタンスになりそうだ。また、節目の39500円接近では押し目待ち狙いの買いも意識されやすいと考えられる。ただし、米国では予想を上回る経済指標を受けてインフレ懸念が高まったが、8日の米国では12月のADP雇用統計や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が予定されている。週末には12月の雇用統計を控えていることもあり、上値追いは慎重にさせそうである。 物色としては売り一巡後のハイテク株の底堅さを見極めつつ、配当志向に向かいやすいところである。また、AI関連などは引き続き注目されやすく、エヌビディアの下落影響から利食いが強まる局面では押し目を狙いたいところだろう。そのほか、個別に材料のある銘柄に短期的な値幅取り狙いの資金が集中しそうだ。 ■ライトオン、1Q営業損失 赤字縮小 ▲4.72億円 ライトオン<7445>が発表した2025年8月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比24.7%減の77億5500万円、営業損益は4億7200万円の赤字(前年同期は5億1700万円の赤字)だった。自社EC・外部モールともに売上は苦戦し、店舗受け取りを含むEC関与売上高は前年同期を下回る結果となった。利益面では、売上高及び売上総利益が大きく減少したものの中期経営計画の重点施策であるコスト構造改革に基づく売上総利益率の改善と販管費の大幅な削減により営業赤字幅は前年同四半期より縮小した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(40083.30、+776.25) ・米原油先物は上昇(74.25、+0.69) ・1ドル=158.00-10円 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・京セラ<6971>新型電子ミラー来年量産、後方の車載カメラ鮮明に ・トヨタ<7203>ウーブン・シティ今秋開業、豊田会長「世界から仲間歓迎」 ・ソニーG<6758>ソニー・ホンダモビリティ、1400万円で新EV予約開始、来年中旬納車 ・パナHD<6752>パナエナジー、北米向けDC用電源を拡大、30年度に売上高2500億円 ・トヨタ<7203>エヌビディア、トヨタに先端半導体供給、自動運転開発を後押し ・トヨタ<7203>トヨタ子会社、ロケット開発新興に70億円出資、宇宙分野で量産化支援 ・丸紅<8002>リチウム電池リサイクルの英社に7.9億円出資 ・ホシザキ<6465>米事業買収、製氷・冷蔵機器の直販強化 ・川崎重<7012>建機向け新型電気ハンドルを年10万台量産 ・芝浦機械<6104>米新興に出資、電池電極製造装置への参入探る ・アルプスアルパイン<6770>可変感触スイッチ開発、“押し心地”自由に調整 ・積水樹脂<4212>電力インフラ製品の納入開始、屋外鉄構を拡販 ・三菱ケミG<4188>米MMA工場の建設中止、投資費用が高騰 ・太平洋セメント<5233>米で骨材・生コンの工場買収 ・住友鉱<5713>フィリピンのニッケル製錬系を完全子会社化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・11月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%、10月:+2.1%) 《ST》
関連銘柄 16件
4188 東証プライム
796.2
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-7.1(%)
時価総額 1,199,307百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。スペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復。事業再編費用等こなす。 記:2024/11/14
4212 東証プライム
2,041
1/9 15:30
-5(%)
時価総額 67,994百万円
交通・景観資材メーカー。防音壁材や路面標示材等の公共分野、メッシュフェンスやエクステリア製品等の民間分野で事業展開。メッシュフェンスで高シェア。27.3期売上高840億円以上目標。海外展開の強化に注力。 記:2024/10/09
5233 東証プライム
3,460
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-7(%)
時価総額 408,944百万円
セメントメーカー国内最大手。セメントや生コンクリートの製造・販売に加え、骨材や石灰石製品、コンクリート二次製品等も手掛ける。27.3期売上高1兆円計画。価格政策の見直しなどにより、国内事業の再生図る。 記:2024/10/20
5713 東証プライム
3,569
1/9 15:30
-39(%)
時価総額 1,037,915百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6104 東証プライム
3,600
1/9 15:30
-45(%)
時価総額 91,357百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。射出成形機は国内、中国で販売順調。中計では27.3期営業利益率10%目標。 記:2024/12/08
6465 東証プライム
6,202
1/9 15:30
+36(%)
時価総額 898,608百万円
業務用厨房機器メーカー。1947年創業。愛知県豊明市に本社。冷蔵庫や製氷機、ディスペンサ、食器洗浄機等を手掛ける。製氷機で国内トップシェア。米国など海外でも事業展開。国内は飲食外市場の積極的な開拓進める。 記:2024/09/03
1,579
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-23(%)
時価総額 3,875,570百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6758 東証プライム
3,245
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-45(%)
時価総額 20,258,853百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6770 東証プライム
1,582.5
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+7(%)
時価総額 347,012百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。コンポーネント事業はモバイル市場向け製品等の需要が増加。 記:2024/11/26
6857 東証プライム
9,874
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-201(%)
時価総額 7,564,876百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6971 東証プライム
1,599
1/9 15:30
-41(%)
時価総額 2,415,248百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7012 東証プライム
6,819
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-199(%)
時価総額 1,145,060百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
3,005
1/9 15:30
-68(%)
時価総額 47,463,936百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7445 東証スタンダード
267
1/9 15:30
+32(%)
時価総額 9,489百万円
ジーンズカジュアル専門店「Right-on」を全国展開。24年11月末時点の店舗数は338店舗。ワールド、日本政策投資銀行が出資するW&DインベストメントデザインがTOB実施、成立でも上場維持予定。 記:2024/12/15
8002 東証プライム
2,247
1/9 15:30
-74(%)
時価総額 3,766,824百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
27,035
1/9 15:30
-505(%)
時価総額 12,750,598百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20