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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の底堅さを見極めつつ配当志向の物色に~

2024/9/26 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の底堅さを見極めつつ配当志向の物色に~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株の底堅さを見極めつつ配当志向の物色に ■日本オラクル、1Q営業利益 20.2%増 221億円 ■前場の注目材料:トヨタ自、英で脱炭素加速、バイオガスプラント建設 ■ハイテク株の底堅さを見極めつつ配当志向の物色に 26日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着ながらも底堅さが意識されそうだ。25日の米国市場はNYダウが293ドル安、ナスダックは7ポイント高だった。経済協力開発機構(OECD)の世界経済成長見通しの上方修正を好感する場面もみられたが、NYダウは連日で最高値を更新していたこともあり、その後は利益確定の売りが優勢となった。一方で、半導体株の一角が買われ、ナスダック指数は小幅ながら3日続伸。シカゴ日経225先物清算値は大阪比320円高の37980円。円相場は1ドル144円60銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行始まることになりそうだ。NYダウは5営業日ぶりに反落となったが、エヌビディアが連日の上昇でテクニカル的な抵抗線を突破してきたことから、支援材料になりそうだ。また、取引終了後に決算を発表したマイクロン・テクノロジーが時間外取引で15%近く上昇して推移していることから、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いに向かわせそうだ。 日経225先物はナイトセッションで、38110円で終えており、上値抵抗線として意識されている75日線を捉えてきた。同線を明確に上放れてくるようだと、先物市場ではショートカバーを強めてくる可能性があり、インデックスに絡んだ商いが日経平均株価を押し上げる可能性はありそうだ。また、9月期末接近で配当志向の物色も強まりやすいと考えられ、下値の堅さが意識されてくると考えられる。日経平均株価の75日線は38280円辺りで推移しており、これをクリアしてくるようだと上へのバイアスが強まる展開もありそうだ。 明日は権利落ち日となり、落ち分は日経平均株価では280円ほどと想定されている。そのため、75日線水準で終えてくるようだと、配当落ち分を考慮しても節目の38000円をキープすることになるため、センチメントを明るくさせそうである。買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、値がさハイテク株の底堅さを見極めつつ、配当志向の物色が強まりそうである。なお、レーザーテック<6920>はアナリストによる格下げが観測されており、売り一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。 ■日本オラクル、1Q営業利益 20.2%増 221億円 日本オラクル<4716>が発表した2025年5月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比11.4%増の639.15億円、営業利益は同20.2%増の221.94億円だった。第1四半期としては売上高、営業利益、経常利益および純利益ともに過去最高を達成した。営業利益はコンセンサス(196億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(18082.21、+7.68) ・1ドル=144.50-60円 ・シカゴ日経先物は上昇(37980、大阪日中比+320) ・SOX指数は上昇(5132.52、+40.75) ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・トヨタ自<7203>英で脱炭素加速、バイオガスプラント建設 ・旭化成<3407>化学品原料のバイオ由来証明、生産履歴管理システム開発へ ・SUBARU<7270>DX人材育成、事務系の数千人対象に ・関西電力<9503>万博にゼロカーボン電力、水素混焼火力も ・丸紅<8002>インド集合住宅開発参画、プネ市で販売後押し ・ANAHD<9202>空飛ぶクルマ、商用運航断念へ、万博でデモ飛行にとどまる ・日立<6501>日立エナジー、北米に220億円投資、製造能力増強 ・TPR<6463>耐摩耗・低摩擦の表面処理技術を外販 ・OSG<6136>ダイヤ工具のM&A加速、微細精密加工を開拓 ・日立建機<6305>米社と協業、電動ミニショベル開発 ・コマツ<6301>中型ドリルジャンボ開発、トンネル直径4.5m超対応 ・ミスミG本社<9962>部品調達を大幅時短、AIで製造パートナー抽出 ・IIJ<3774>人材の育成・配置支援、事業特性に合わせ提案 ・日立<6501>知財分析を効率化、トヨタにAI解析、グラフ生成サービス導入 ・三菱電機<6503>静電気でプラ選別、実証機運用、効率的な再利用実現 ・清水建設<1803>高速道路の高架橋床版、自走式装置1台で更新、新工法 ・三菱地所<8802>シドニーで複合開発、醸造所を活用、住宅・商業区画整備 ・神戸製鋼所<5406>低CO2のアルミ板製品、早急に商品化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月30-31日分) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 20件
1803 東証プライム
1,166
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 919,408百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
3407 東証プライム
1,091.5
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
2,926
11/22 15:30
-84(%)
時価総額 535,999百万円
1992年創業の総合IT企業。国内で初めてインターネット接続サービスを開始。格安SIM等のIIJmio、システム構築・運用保守等を展開。ネットワークサービスは売上順調。27.3期売上3800億円規模目標。 記:2024/06/15
4716 東証スタンダード
15,065
11/22 15:30
+345(%)
時価総額 1,932,282百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
5406 東証プライム
1,626.5
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 644,657百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
6136 東証プライム
1,790
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 177,538百万円
世界有数の総合切削工具メーカー。ねじ切り工具(タップ)で世界トップシェア。エンドミル、ドリル等も手掛ける。幅広い製品ラインナップが強み。Aブランド製品のラインナップを拡充。微細精密加工向けシェア向上図る。 記:2024/10/29
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6463 東証プライム
2,414
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 82,800百万円
独立系自動車部品メーカー。1939年設立。ピストンリングなどパワートレイン部品の製造・販売等を行う。シリンダライナで世界トップシェア。ゴム・樹脂事業の拡大などに注力。27.3期売上高2100億円目標。 記:2024/09/03
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8802 東証プライム
2,108.5
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 2,680,485百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07
9202 東証プライム
2,838
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,374,426百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04