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前場に注目すべき3つのポイント~半導体株への物色が意識されやすい~

2024/6/4 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体株への物色が意識されやすい~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■半導体株への物色が意識されやすい ■伊藤園、24/4 営業利益 27.7%増 250億円、25/4予想 5.9%増 265億円 ■前場の注目材料:トヨタ自、マツダなど5社、認証不正、国交省が立ち入り検査へ ■半導体株への物色が意識されやすい 4日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。3日の米国市場は、NYダウが115ドル安、ナスダックは93ポイント高だった。5月のISM製造業景況指数が予想外に悪化したことから米景気の減速懸念が高まり、NYダウは終日軟調な展開。一方で、エヌビディアはフアン最高経営責任者(CEO)が台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)の基調講演で次世代人工知能(AI)チップのプラットフォーム「Rubin」を発表し買われるなど、半導体株の一角が堅調な中、ナスダックは上昇した。シカゴ日経225先物は大阪比290円安の38650円。円相場は1ドル156円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38430円まで下げる場面も見られたが、終盤にかけて下落幅を縮めており、25日線水準が心理的なサポートとして意識されそうである。昨日の日経平均株価は朝方に39000円を回復した後は膠着感が強まったが、75日線に上値を抑えられる形状だった。本日は売りが先行することになりそうだが、25日線が支持線として意識されやすく、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 また、米国ではエヌビディアが堅調だったが、国内ではNEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信(NF・日経半導体ETF)<200A>が上場する。東エレク<8035>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>などに投資するファンドであり、半導体株への物色が意識されやすく、日経平均株価を下支えする流れになりそうだ。 一方で、為替市場では円相場が1ドル=156円台前半とやや円高に振れて推移している。トヨタ<7203>、マツダ<7261>、ホンダ<7267>でも性能試験で不正が確認されたと報告があったと伝わるなか、輸出関連への物色を手控えさせる可能性があり、相対的に日経平均型優位の展開になりそうだ。そのため、投資家の関心はより半導体株に向かいやすくなると考えられ、日経半導体ETFに採用される銘柄へ押し目狙いの物色が意識されそうである。 ■伊藤園、24/4 営業利益 27.7%増 250億円、25/4予想 5.9%増 265億円 伊藤園<2593>が発表した2024年4月期業績は、売上高が前期比5.1%増の4538.99億円、営業利益は同27.7%増の250.23億円だった。リーフ・ドリンク関連事業、飲食関連事業いずれも増収増益での着地となり、その他事業の営業損益は黒字に転じた。2025年4月期業績は、売上高が前期比2.8%増の4666億円、営業利益は同5.9%増の265億円を計画。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(38923.03、+435.13) ・ナスダック総合指数は上昇(16828.67、+93.65) ・SOX指数は上昇(5152.51、+29.16) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・トヨタ自<7203>マツダなど5社、認証不正、国交省が立ち入り検査へ ・パナHD<6752>店舗空調を遠隔管理、年度内に省エネ支援アプリ提供 ・NTT<9432>宇宙事業で新ブランド、売上高1000億円規模 ・シャープ<6753>液晶工場をAI向けDCに、KDDI・米社と協議 ・日本コークス<3315>伊藤忠と、北九州で水素・アンモニア供給網構築調査 ・関西電力<9503>播磨・神戸に水素供給網構築、兵庫の自治体などと事業化調査 ・日産自<7201>年度内に自動運転実証、技術開発、着々と ・中西製作所<5941>パスタを自動盛り付け、コンビニ向け開発 ・三菱重<7011>グループのMHIET、水素専燃エンジン実証、6気筒で高出力 ・ブルーイノベ<5597>北陸電の架空地線点検、ドローンでヘリ代替 ・ACSL<6232>NEDO公募の研究委託先に、小型無人機の自律制御 ・キヤノンMJ<8060>サイバー対策ソフト発売、個人・小規模事業所向け ・ホシデン<6804>ベトナム増強、脱中国のモノづくり推進 ・マクセル<6810>「全固体電池」新技術、作動上限温度150℃に ・BIPROGY<8056>ドラレコに衝突警告機能、AIで行動即時予測 ・キヤノン<7751>米子会社、シルク成分水溶液増産、食品保存剤向け ・岩谷産業<8088>シンガポールに新拠点、半導体関連ガス拡充 ・グリッド<5582>北海道電と火力・水力需給最適化、AIエンジン開発 ・岡部<5959>鹿島などと、型枠工事向け新工法、時短・環境負荷低減 ・堺化学工業<4078>電子・化粧品材料を拡充、福島に新工場 ・東洋紡<3101>PET樹脂触媒が米でリサイクル性能の認証取得 ・三菱マテリアル<5711>独社買収で最終契約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 5月マネタリーベース(4月:前年比+2.1%) <海外> ・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:+52億豪ドル、10-12月期:+118億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 29件
2593 東証プライム
3,140
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 280,126百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3315 東証プライム
95
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 28,723百万円
1889年創業のコークス専業メーカー。コークス及び副産物の生産・販売を行う。燃料・資源リサイクル事業、粉粒体装置・機器の販売等も。日本製鉄、住友商事が主要株主。北九州事業所の2Aコークス炉は稼働開始。 記:2024/10/11
4078 東証プライム
2,593
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 44,081百万円
酸化チタンや電子材料、化粧品材料等を手掛ける化学事業が主力。1918年創業。医療用医薬品等の医療事業も。X線造影剤で国内トップシェア。27.3期営業利益90億円目標。事業ポートフォリオの入れ替え図る。 記:2024/07/08
5582 東証グロース
2,743
11/22 15:30
-147(%)
時価総額 12,963百万円
AIを活用した計画立案システムを手掛ける。電力需給、配船、渋滞予測の自動化・最適化に強み。保守運用サポートも提供。電力・エネルギー等の開発案件堅調。物流・サプライチェーンはストック型売上が伸長。海外展開も。 記:2024/06/25
5597 東証グロース
758
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,986百万円
ドローンを活用したプラント点検や自動巡回点検、送電線点検の点検ソリューションが主力。パイロット育成やドローンポートシステム等も。点検ソリューションでは屋内点検用ドローン、自動巡回点検用ロボットが販売拡大。 記:2024/06/25
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
5941 東証スタンダード
2,444
11/22 14:57
+5(%)
時価総額 15,412百万円
業務用厨房機器の総合メーカー。1946年創業。学校給食向けで業界シェアトップクラス。自治体、日本マクドナルドなどが主要取引先。省エネタイプの製品開発、学校・病院等向け厨房システムの販売力強化などに注力。 記:2024/09/02
5959 東証プライム
811
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 39,975百万円
構造機材製品や仮設・型枠製品、土木製品等の販売を行う建設関連製品事業が主力。1917年創業。浮魚礁製品で国内トップシェア。自動車関連製品事業等も。海外ガバナンスの強化、事業ポートフォリオの選択と集中推進。 記:2024/07/26
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6804 東証プライム
2,219
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 136,269百万円
総合電子部品メーカー。コネクタやスイッチ、ジャックなどの機構部品が主力。音響部品や表示部品等も。大阪府八尾市に本社。任天堂等が主要取引先。新工場建設でアミューズメント向け製品等の生産能力増強を図る。 記:2024/08/10
6810 東証プライム
1,667
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 82,843百万円
各種リチウム電池やIoT電源システム、産業用テープ等の機能性部材料、車載用光学部品、理美容機器等を手掛ける。LEDヘッドランプレンズで世界トップシェア。小野事業所に新ライン構築で一次電池の生産能力増強へ。 記:2024/10/20
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8056 東証プライム
4,318
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 434,667百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
4,720
11/22 15:30
-28(%)
時価総額 524,298百万円
デジタルカメラ、デジタル複合機などキヤノン製品の国内販売を行う。業務支援ソリューション、ITセキュリティソリューション等も手掛ける。ITソリューション事業を成長事業に位置付け。注力領域の拡大を進める。 記:2024/08/12
8088 東証プライム
1,876
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 439,447百万円
総合エネルギー事業を主力とする独立系専門商社。LPガス等の供給、水素ガスや産業用ロボット、次世代自動車向け二次電池材料等を手掛ける。コスモエネルギーHDと資本業務提携。カーボンオフセットガスの販売を強化。 記:2024/06/11
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17