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前場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算を前に積極的な売買が手控えられる~

2024/1/24 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~本格化する決算を前に積極的な売買が手控えられる~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■本格化する決算を前に積極的な売買が手控えられる ■イオン九州、24/2上方修正 営業利益 104億円←79億円 ■前場の注目材料:TOPPANHD、シナジー創出を拡大、グループ商材集約し最適提案 ■本格化する決算を前に積極的な売買が手控えられる 24日の日本株市場は、やや売り優勢ながらも底堅い相場展開が意識されそうだ。23日の米国市場は、NYダウが96ドル安、ナスダックは65ポイント高だった。さえない決算を発表したスリーエムが大幅安となり、NYダウを押し下げた。好決算を発表した銘柄が支えるも、高値警戒感や利益確定の売りも重荷となり、NYダウは終日軟調に推移。ナスダックは長期金利の上昇に伴い下落する場面もあったが、小幅に続伸した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の36475円、円相場は1ドル148円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時36030円まで売られており、神経質にさせそうである。スリーエムがNYダウを押し下げる格好となるなど、国内においても本格化する決算を前に積極的な売買が手控えられそうである。ただし、ネットフリックスが決算評価ら時間外取引で買われているほか、日中においてもハイテク株への物色が続くなか、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均を下支えすることが期待される。 昨日の日銀の金融政策決定会合の結果判明後は持ち高調整の流れが強まり、荒い値動きとなったが、過熱感が警戒されていたほか、これまでのトレンドに変化はなく、買い遅れていた投資家においては、押し目待ち狙いの買いを入れやすいところではある。もっとも、インデックスに絡んだ資金が中心であるため、個人投資家中心の中小型株については資金の逃げ足が速いほか、物色対象は広がりづらいため、流動性があり、足もとで強いトレンドを継続している銘柄などに絞られそうである。 なお、日経平均は昨日の上昇でボリンジャーバンドの+2σを突破する場面も見られたが、上ひげを残す格好から終値では+2σを下回っている。過熱感が警戒されるものの、バンドの切り上がりに沿った形状であるため、押し目狙いのスタンスとなろう。ハイテク株の動向のほか、中国マネーの流入観測から中国市場の動きにも引き続き注目である。 ■イオン九州、24/2上方修正 営業利益 104億円←79億円 イオン九州<2653>は2024年2月期業績予想の修正を発表。売上高は5000億円から5050億円、営業利益を79億円から104億円に上方修正した。売上面では、構成比の高い食品において、物価上昇が続く中で生活応援施策を強化しつつ、オーガニック&ナチュラルなどの新たな付加価値を創造する商品・売場を拡大し、消費の二極化への対応をすすめた。また、衣料品・住居余暇商品では、トラベル関連商品や化粧品、毎日の健康をサポートするウェルネスフードなどの品揃えを拡充したことで、直近の12月度、そして最大の商戦となる年末年始期間においても既存店の売上高が前年同期を上回るなど好調に推移している。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(15425.94、+65.66) ・1ドル=148.30-40円 ・SOX指数は上昇(4415.26、+28.66) ・VIX指数は低下(12.55、-0.64) ・米国のインフレ沈静化観測 ・TOPPANHD<7911>シナジー創出を拡大、グループ商材集約し最適提案 ・フェローテックHD<6890>マテリアルテクノロジーズ、磁性ビーズ開発、DNA・RNAを効率抽出 ・NTN<6472>大型軸受を三重で代替生産、BCPで供給継続 ・トヨタ自<7203>トヨタ東日本の一部工場、きょうまで稼働停止 ・トヨタ自<7203>グループのダイハツ、来月中旬の生産再開検討、商用車2車種 ・神戸鋼<5406>住商・サントリーなどとグリーンアルミビール缶で脱炭素、再エネ活用 ・横浜ゴム<5101>伊にタイヤ販社、顧客満足度高めシェア拡大 ・島津製作所<7701>社長・山本靖則氏、米に認知症検査用PET ・日機装<6376>液体アンモニア向けポンプ開発、石炭火力混焼、26年投入 ・DMG森精機<6141>独で自社展開催、世界初披露機を展示 ・日立建機<6305>東南アに中・大型油圧ショベル4種投入 ・ヤマハ発<7272>光学外観検査装置の上位機種投入、画像処理を大幅向上 ・オービック<4684>電帳法の法的要件3認証取得、ERP導入5倍狙う ・三菱電機<6503>パワー半導体モジュールを60%小型化、サンプル提供へ ・ローム<6963>社長・松本功氏、SiC半導体増産急ぐ ・東京ガス<9531>EV充電管理、電力需要制御を社内実証 ・INPEX<1605>東ガス・大ガスと、UAEでeメタン調査 ・クラレ<3405>スペインに拠点、販売・市場開発 ・富士フイルムHD<4901>社長兼CEO・後藤禎一氏、バイオ医薬品の生産能力伸長 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 12月貿易収支(予想:-1226億円、11月:-7804億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 20件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
2653 東証スタンダード
2,611
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 90,952百万円
九州エリア中心に総合スーパーや食品スーパーなどを展開。イオングループ。ホームセンター事業等も。店舗数は330店舗超。ECサイトにおける売上は好調。トラベル関連商品、ビューティケア用品等の品揃え拡充図る。 記:2024/06/04
3405 東証プライム
2,023
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 717,890百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
4684 東証プライム
4,825
11/22 15:30
-39(%)
時価総額 2,402,850百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5101 東証プライム
3,088
11/22 15:30
+44(%)
時価総額 523,567百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5406 東証プライム
1,626.5
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 644,657百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
6141 東証プライム
2,637.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 374,409百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6376 東証プライム
997
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 68,968百万円
産業用ポンプ・システム等のインダストリアル事業、血液透析関連製品等のメディカル事業、航空宇宙事業を展開。ジェットエンジンナセル部品「カスケード」で世界トップシェア。産業用ポンプ・システムは収益性回復傾向。 記:2024/07/26
6472 東証プライム
246.8
11/22 15:30
+2.3(%)
時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
2,475
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 116,617百万円
真空シール、石英製品、セラミックス製品等の製造・販売を行う半導体等装置関連事業が主力。サーモモジュール、パワー半導体用基板等の電子デバイス事業も。デジタル化・自動化の推進などで生産効率の向上を図る。 記:2024/10/06
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7272 東証プライム
1,335.5
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,403,146百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7701 東証プライム
4,269
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 1,263,923百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9531 東証プライム
4,531
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 1,814,448百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09