マーケット
4/19 15:15
37,068.35
-1,011.35
37,775.38
+22.07
暗号資産
FISCO BTC Index
4/19 20:38:48
10,076,791
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~不安定な相場ながら、FOMC通過によるアク抜けも意識されやすい~

2023/3/23 8:58 FISCO
*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~不安定な相場ながら、FOMC通過によるアク抜けも意識されやすい~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:不安定な相場ながら、FOMC通過によるアク抜けも意識されやすい ■日本オラクル、 3Q営業利益 2.0%増 526億円 ■前場の注目材料:東芝、水のカビ臭を高感度検知、浄水場向けセンサー開発 ■不安定な相場ながら、FOMC通過によるアク抜けも意識されやすい 23日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さを見極める展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが530ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利上げを決定した。最近の金融危機を受けた不透明感を考慮し声明の文言を変更するハト派姿勢を好感し、一時上昇に転じる場面も見られた。ただし、パウエル議長は会見で、必要となれば想定以上の利上げを実施する姿勢を見せたほか、イエレン米財務長官が上院小委員会での証言で、政府は預金保護拡大を検討していないと言及すると、地銀を含め金融の下げが加速し、終盤にかけ下落幅を拡大した。シカゴ日経225先物は大阪比250円安の26980円。円相場は1ドル131円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで一時27360円まで買われ、25日線を捉える場面も見られた。終盤にかけて売られる格好となったが、75日、200日線水準で下げ渋る動きを見せており、売り一巡後の底堅さを見極めたいところだろう。米国では、いったん利上げを停止するといった期待もあったとみられ、失望売りも入ったと考えられる。イエレン米財務長官の発言を受けて売られる格好とはなったが、直近のリバウンドに対する反動の流れであり、改めて売り直す流れにはなりづらいと考えられる。また、FOMCでの0.25%の利上げは予想通りであり、売り一巡後はアク抜け的な動きも意識されそうだ。 日経平均は200日線が27363円、75日線が27235円辺りに位置しており、売り先行で200日線は下回ってくるだろうが、75日線辺りでの底堅さが見られるようだと、次第に押し目狙いの動きがみられよう。米国市場の流れから金融株は手掛けづらく、米系証券では一部の銀行の格下げも観測されている。為替市場では1ドル131円30銭台と円高に振れて推移していることから、輸出関連なども手掛けづらくさせそうだ。そのため、相対的にTOPIX型の弱い値動きが想定されるため、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせよう。 また、マザーズなど中小型株についても朝方は売り優勢の展開になろうが、FOMC通過によるアク抜けも意識されやすく、売り一巡後の短期的なリバウンド狙いはありそうだ。また、期末接近で積極的な売買は限られるだろうが、日柄的には配当志向の物色が強まりやすいほか、PBR1倍割れや高ROE銘柄などへは押し目を拾う動きが見られそうである。 ■日本オラクル、 3Q営業利益 2.0%増 526億円 日本オラクル<4716>が発表した2023年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比6.3%増の1632.26億円、営業利益は同2.0%増の526.10億円だった。第3四半期としては売上高は12期連続、営業利益、経常利益および純利益ともに、過去最高を達成した。コンサルティングサービスにおいて、オンプレミス環境からIaaS・PaaS環境への基盤移行、ERPクラウドを始めとするSaaSとの連携案件など、総合的な製品サービス・ポートフォリオを活かした複合型案件が堅調に推移。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27466.61、+520.94) ・米原油先物上昇(70.90、+1.23) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・東芝<6502>水のカビ臭を高感度検知、浄水場向けセンサー開発 ・島津製<7701>北米に3開発拠点、製薬分野特化、50億円投資 ・豊田通商<8015>関西学院と半導体技術で合弁、SiCウエハー歩留まり低減技術展開 ・京セラ<6971>仏ベンチャーを完全子会社化、インクジェットプリントエンジン事業拡 ・GSユアサ<6674>ホンダ熊本にリチウム蓄電池設備、国内最大規模 ・島津製<7701>九大・かずさDNA研と研究拠点開設 ・ISID<4812>“シンクタンク” 前面に、2子会社統合、コンサル200人体制 ・サカタインクス<4633>情報媒体インク生産再編、3工場集約で設備合理化 ・DIC<4631>高濃度ポリフェノール事業化、米バイオベンチャーと共同 ・ダイセル<4202>グループ会社ポリプラスチックス、長繊維セルロース強化樹脂開発 ・UBE<4208>CPL価格50ドル安1720ドル、3月アジア契約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
4202 東証プライム
1,390
4/19 15:00
-31(%)
時価総額 421,091百万円
化学中堅。世界首位の自動車エアバッグ用ガス発生装置や液晶フィルム材料に強み。自動車生産の回復で自動車エアバッグ用インフレータは販売数量増。コスメ・健康食品事業は売上増。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/03/31
4208 東証プライム
2,741.5
4/19 15:00
-39.5(%)
時価総額 291,147百万円
柱の化学は原料から一貫生産のナイロン樹脂に強み。有機EL関連素材や電池材料、機械も。セメントは持分法化。分離膜事業はバイオガス関連用途中心に需要増。持分法による投資利益計上。24.3期2Qは経常黒字転換。 記:2024/01/15
4631 東証プライム
2,857
4/19 15:00
-36.5(%)
時価総額 271,864百万円
印刷インキで世界トップ。有機顔料や合成樹脂、液晶材料も。23.12期通期はパッケージング&グラフィック部門が増益。中国におけるパッケージ用、出版用インキの出荷増などが寄与。24.12期は最終黒字転換計画。 記:2024/04/07
4633 東証プライム
1,519
4/19 15:00
-61(%)
時価総額 82,287百万円
大手インキメーカー。新聞やパッケージ印刷に強みを持つ。アジアや北米でも事業を展開する。エレクトロニクスや環境などの非インキ分野にも注力する。23年12月期はインキや機能性材料等が増加した。為替も寄与した。 記:2024/02/23
4716 東証スタンダード
11,305
4/19 15:00
+70(%)
時価総額 1,450,013百万円
企業向けソフト世界大手・米オラクル社の日本法人。2000年代初頭に築いたデータベースで膨大な顧客基盤を構築。ライセンスサポートは高い契約更新率維持。クラウドサービスは売上好調。24.5期2Qは2桁増益。 記:2024/02/02
4812 東証プライム
4,990
4/19 15:00
-30(%)
時価総額 325,258百万円
電通系ITソリューション。金融・自動車向けの製品ライフサイクルや、基幹システム、人事管理システムを展開。ドローンや空飛ぶクルマの社会実装に向け技術提供を推進。全セグメント好調で、23.12期は増収増益。 記:2024/03/29
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
2,905.5
4/19 15:00
-77(%)
時価総額 278,402百万円
自動車用鉛電池で世界大手。車載用Li電池や産業電池電源も。国内は新車用電池の販売数量が増加。産業電池電源では蓄電用リチウムイオン電池は販売が増加。24.3期3Q累計は大幅増益。通期利益予想を上方修正。 記:2024/03/05
6971 東証プライム
1,902
4/19 15:00
-24(%)
時価総額 2,872,922百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7701 東証プライム
4,104
4/19 15:00
-86(%)
時価総額 1,215,071百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。新ヒト腸管を人工的に再現した「腸内細菌共培養デバイス」を育成。計測機器事業の好調と円安進行で、中間期は増収・営業増益。 記:2023/12/23
8015 東証プライム
9,306
4/19 15:00
-226(%)
時価総額 3,294,854百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09