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後場に注目すべき3つのポイント~年末株高の期待は高いが・・・

2022/11/25 12:23 FISCO
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~年末株高の期待は高いが・・・ 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり小反落、年末株高の期待は高いが・・・ ・ドル・円は伸び悩み、米金利は低下 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はダイキン<6367> ■日経平均は4日ぶり小反落、年末株高の期待は高いが・・・ 日経平均は4日ぶり小反落。96.15円安の28286.94円(出来高概算5億1389万株)で前場の取引を終えている。 24日の米株式市場は感謝祭の祝日で休場。欧州市場では英FTSEが+0.01%、独DAXが+0.77%、仏CAC100が+0.42%と揃って堅調だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月)で参加者の多くが利上げペースの減速を支持していたことに続き、10月の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の議事要旨で少数ながら一部の参加者が0.5ptの小幅な利上げを支持していたことが世界の中央銀行のハト派化を示唆したと捉えられたもよう。欧州株高を引き継いで日経平均は15.68円高からスタート。ただ、手掛かり材料難の中、前日に大きく上昇していた反動もあり、寄り付き直後から失速。その後一時持ち直したが、香港ハンセン指数の下落などが重石となり、前引けにかけてはだれる展開となった。 個別では、全体的に動意に乏しい中、塩野義<4507>、大阪チタ<5726>、東邦チタニウム<5727>、川崎汽船<9107>、キーエンス<6861>、ブリヂストン<5108>、電通グループ<4324>、ダイキン<6367>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>などが軟調で、ハイテク株の軟調さがやや目立っている。ホシデン<6804>は自社株買いの終了が嫌気されているようだ。一方、東京電力HD<9501>、東京海上<8766>、ニトリHD<9843>、レノバ<9519>、INPEX<1605>、JR東海<9022>、JR西<9021>などが大きく上昇。サッカー・ワールドカップを機に人気化したサイバー<4751>は本日も大幅高。月次動向が好感された神戸物産<3038>やしまむら<8227>のほか、目標株価の引き上げが好感された川崎重<7012>、SANKYO<6417>、円谷フィHD<2767>も大きく上昇。今仙電機<7266>は自社株買いが好感された。 セクターではゴム製品、電気機器、医薬品が下落率上位となった一方、電気・ガス、鉱業、空運が上昇率上位になった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の44%、対して値上がり銘柄は49%となっている。 日経平均は前日終値からほぼ横ばいでの推移でしっかりとした基調を維持。テクニカル面では、日足一目均衡表で三役好転が続いているほか、上向きの25日移動平均線が75日線を下から上抜けるゴールデンクロスを示現するなど良好な形状となっている。 昨日の当欄でも指摘したグローバルマクロ系ファンドによるTOPIX先物買いが前日も観測された。昨日24日はTOPIXが8月17日以来となる高値を記録し、節目の2000ptを回復した。こうした中、24日には、ゴールドマン・サックス証券(GS)がTOPIX先物を7500枚近く大幅に買い越していた。前日23日には3500枚超買い越していたため、二日間で1万1000枚程の買い越しとなる。また、前日はJPモルガン証券(JPM)やドイツ証券も約1700−1900枚、TOPIX先物を買い越していた。 最近の市況解説記事では、世界経済の減速スピードが思った程までには悪くないといった内容のものが散見される。米国の経済指標がまちまちとはいえ、総じて低調なものが多い中、こうした論調にはやや疑問符が付くが、一方で確かに、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ幅縮小の期待が高まる中、FRBのスタンス変化を理由に、グローバルマクロ系ファンドがTOPIX先物の売り持ち高を解消することはそこまで不思議でもないだろう。 しかし、大阪取引所とBloomberg(ブルームバーグ)のデータによると、前日24日の時点での12月限TOPIX先物の建玉をみると、GSは約9500枚の買い持ち高となっており、直近二日間の大幅な買い越しにより、すでに売り持ち高から買い持ち高に転じてきていることが分かる。こうした点から、余程の買い材料でも出てこない限り、GSによるTOPIX先物の買い越しもすでに一服したのではないかと推察する。 日経平均も心理的な節目の28500円を手前に材料待ちの状態。こうした中、これまで日本株の下値を支えていた為替の円安・ドル高には一服感があり、今後はむしろ円高・ドル安への反転にも注意しなければならないところ。また、今晩のブラック・フライデーを皮切りに、米国は年末商戦が本格化するが、状況が明らかになるにつれ、今後徐々に景気悪化がクローズアップされる可能性もあろう。 下値の堅さや良好なテクニカル面、米中間選挙後の株高アノマリー、ハロウィーン効果(10月末に株式を買って翌年4月末に売るとパフォーマンスが良いアノマリー)などの条件を拠り所に、株式市場は年末株高への期待を根強く持っているようだが、危うさも同時に孕んでいることを念頭に置いておきたい。 ■ドル・円は伸び悩み、米金利は低下 25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。休場明けの取引で仲値にかけてドル買いが強まり、138円半ばから139円付近まで一時値を切り上げた。ただ、買い一巡後は失速し、138円後半でのもみ合いに。米10年債利回りの低下を受け、ドルは買いづらいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は138円43銭から139円05銭、ユーロ・円は144円10銭から144円68銭、ユーロ・ドルは1.0396ドルから1.0415ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ストップ高は特になし ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はダイキン<6367> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・11月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+3.6%(予想:+3.5%、10月:+3.4%) 【要人発言】 ・ドイツ政府 「発電事業者の超過利潤に90%の税率適用へ」 <国内> 特になし <海外> ・16:00 独・7-9月期GDP改定値(前年比予想:+1.1%、速報値:+1.1%) ・米国株式・債券市場は短縮取引 《CS》
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4324 東証プライム
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国内最大の広告代理店。メディア確保力や広告企画力、コンサルティングなどに強み。配当性向は35%目標。日本はCT&T領域が引き続き好調。米州はM&Aや円安効果などで収益堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
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時価総額 2,276,447百万円
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4751 東証プライム
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2,443
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時価総額 89,902百万円
航空機用スポンジチタンで世界首位。高純度チタンも。日本製鉄、神戸鋼が大株主。高機能材料事業は苦戦だが、チタン事業は輸出スポンジチタン中心に大幅増収。24.3期3Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/07
5727 東証プライム
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6367 東証プライム
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6417 東証プライム
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時価総額 4,968,349百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6804 東証プライム
1,963
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時価総額 127,026百万円
電子部品メーカー。コネクタやスイッチ等の機構部品に加え、マイクロホン等の音響部品、タッチパネル、無線機器を製造、販売する。情報通信部品に強みを持つ。今期3Q累計はアミューズメント向けが足踏みとなった。 記:2024/03/10
6861 東証プライム
69,610
4/26 15:00
+5,030(%)
時価総額 16,929,709百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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4,528
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時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7012 東証プライム
4,713
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時価総額 791,416百万円
総合重機大手。発電設備、二輪車、造船、鉄道車両、航空機等を展開。エネルギーソリューション&マリン事業は堅調。LPG/アンモニア運搬船の増収効果などが寄与。車両事業は売上増。24.3期2Q累計は増収。 記:2024/01/16
7266 東証スタンダード
599
4/26 15:00
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時価総額 14,062百万円
自動車部品メーカー。ホンダ向けが主力。シート機構部品のアジャスターを中心に、ランプやホーンなどの電装製品も展開。資産効率向上と財務体質強化に向け、政策保有株式の売却を推進。材料高騰の影響で3Q累計は一服。 記:2024/02/09
8227 東証プライム
7,779
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時価総額 574,300百万円
衣料量販店「ファッションセターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」やベビー業態「バースデイ」も展開。アプリ会員は500万人超。品揃え拡充や地域対応強化が奏功し3Q累計は増収増益。 記:2024/01/26
4,902
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9021 東証プライム
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大手鉄道会社。近畿や北陸、中国、九州北部を営業エリアに、山陽新幹線や北陸新幹線、東海道本線等の路線を運営する。今期3Q累計はインバウンド需要の増加や利用の回復、構造改革の進展により、3期連続で増収、増益。 記:2024/03/03
9022 東証プライム
3,566
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国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。流通、不動産も。輸送実績では東海道新幹線が2桁増。在来線も増加。流通業は堅調。営業費の増加などをこなし、24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/04
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2,091.5
4/26 15:00
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時価総額 1,494,854百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
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時価総額 1,576,806百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。フュエル&パワー部門は黒字転換。燃料費調整制度の期ずれの影響が好転。営業費用減少。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25
9519 東証プライム
1,474
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-13(%)
時価総額 134,348百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマスも。徳島津田バイオマス発電所などの商業運転を開始。再生可能エネルギー発電事業は売上堅調。バイオマス発電所の営業運転開始等で、24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08
9843 東証プライム
21,820
4/26 15:00
+225(%)
時価総額 2,497,146百万円
家具・インテリア最大手。企画、製造、物流、販売の一貫体制を構築。商品の8割超を自社開発し、9割超を海外調達。富士通の配送最適化技術を活用した配送ルート作成の運用を開始。業容好調で3Q累計は増収・増益。 記:2024/02/09
9983 東証プライム
41,390
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-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27