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前場に注目すべき3つのポイント~岸田政権による政策を睨んだテーマ性のある銘柄に~

2021/10/1 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~岸田政権による政策を睨んだテーマ性のある銘柄に~ 1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:岸田政権による政策を睨んだテーマ性のある銘柄に ■ニトリHD、 2Q営業利益 3.8%減 775億円 ■前場の注目材料:アマダ、小型ファイバーレーザー加工機投入、省エネ・少量生産用 ■岸田政権による政策を睨んだテーマ性のある銘柄に 1日の日本株市場は、売り先行後はこう着ながらも、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。9月30日の米国市場はNYダウが546ドル安だった。週次失業保険申件数が予想外に増加したほか、与野党が債務上限の引き上げで合意できず、政府機関閉鎖に陥る可能性が警戒された。下院公聴会においてイエレン財務長官やパウエルFRB議長は、債務上限が引き上げられなければ深刻な事態をもたらすと再度警告したため投資家心理がさらに悪化。その後、上下院が暫定予算案を可決し政府機関の一部閉鎖が回避されたが、月末・四半期要因で一段安となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比375円安の29305円。円相場は1ドル111円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の展開となろう。これにより、日経平均は足元で踏ん張りを見せている25日線水準を下放れてくることになるため、センチメントを悪化させそうである。ただし、米国の下落については月末・四半期要因が大きかったと見られ、この需給要因が通過することにより、落ち着きを見せてくることが見込まれる。一時的とはいえ政府機関の一部閉鎖が回避されたことから、グローベックスの米株先物の動向を見極めたいところである。 また、日経平均についても昨日は指数構成銘柄の定期入れ替えに伴うリバランスの影響や月末のポジション調整に伴う需給要因があったと見られる。本日は月初の資金流入のほか、配当再投資に伴う需給などが下支えとなり、売り一巡後は底堅さが意識されやすいと考えられる。また、自民党総裁選で岸田氏が次期総裁に選出され、いったんは総裁選を想定した思惑的な売買に伴うリバランスは意識されるものの、11月に行われる衆院選への思惑から、押し目買い意欲は強いと考えられる。 海外勢についても8月半ば以降に買い戻しを強めたものの、買い一巡後はポジション調整にとどまっている。基本的にはニュートラルに近い状況と考えられるため、調整局面では買いの動きを見せてくることが期待される。米国や中国が不安定な状況のなか、政策期待が高まる日本株への資金シフトに対する思惑なども高まりやすいだろう。物色の流れとしては、岸田政権による政策を睨んだテーマ性のある銘柄に向かいやすいと考えられる。 ■ニトリHD、 2Q営業利益 3.8%減 775億円 ニトリHD<9843>が発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比14.4%増の4145.63億円、営業利益は同3.8%減の775.15億円だった。コンセンサス(712億円程度)を上回ったものの、通期据え置きで中立。家具・インテリア業界においては、業種業態の垣根を越えた販売競争の激化や人手不足による人件費の高騰および物流コストの上昇が影響した。 ■前場の注目材料 ・米原油先物は上昇(75.03、+0.20) ・米長期金利は低下 ・岸田次期内閣による大型経済対策への期待 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・アマダ<6113>小型ファイバーレーザー加工機投入、省エネ・少量生産用 ・三菱ケミHD<4188>アルミナ繊維事業を売却、米投資ファンドに850億円 ・SUMCO<3436>2287億円投資、300mmウエハー増産 ・東京ガス<9531>東京ガスなど3社、エフビットに横須賀パワー売却 ・シャープ<6753>「モスアイ技術」でコロナ不活化確認、シャープ・奈良医科大が実証 ・三井化学<4183>韓SKCとポリウレタン原料の合弁解消 ・NTT<9432>再生エネの発電量9倍に、30年に38億kW時 ・ホンダ<7267>eVTOL開発、30年代めど事業化 ・日産自<7201>米州でEV拡販 ・日立<6501>日立など、インホイールモーター開発、エネルギーロス30%低減 ・トヨタ<7203>ブラジル工場の24時間稼働前倒し ・日立建機<6305>米ファンドに出資、DXを加速 ・NESIC<1973>AIで陸上養殖効率化 ・パナソニック<6752>クラウド顔認証でシリンダー鍵管理 ・三菱ケミHD<4188>食品関連の市場・技術開発拠点、上海に開設 ・東京製綱<5981>新中計を策定、23年度売上高650億円 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 8月有効求人倍率(予想:1.14倍、7月:1.15倍) ・08:30 8月失業率(予想:2.9%、7月:2.8%) ・08:50 9月調査日銀短観・大企業製造業DI(予想:+13、6月:+14) ・08:50 9月調査日銀短観・大企業非製造業DI(予想:0、6月:+1) ・08:50 9月調査日銀短観・大企業全産業設備投資:前年度比%(予想:+9.3%、6月:+9.6%) ・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(9月21-22日開催分) <海外> ・休場:中国(国慶節、7日まで)、香港(国慶節) 《ST》
関連銘柄 16件
1973 東証プライム
3,300
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 492,759百万円
NECグループのシステムインテグレーター。DXソリューション事業、ネットワークソリューション事業、社会・環境ソリューション事業を展開。下期に利益が偏重する傾向。ICT活用の陸上養殖など新規事業開拓を行う。 記:2024/06/09
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
5981 東証プライム
1,280
11/22 15:30
+21(%)
時価総額 20,823百万円
1887年創業のワイヤロープメーカー。明石海峡大橋などで採用実績。エレベータロープなどで国内トップシェア。スチールコード、炭素繊維ケーブル等も。27.3期営業利益45億円目標。橋梁ケーブル事業などに注力。 記:2024/06/15
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6753 東証プライム
1,003
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 652,358百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9531 東証プライム
4,531
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 1,814,448百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13