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前場に注目すべき3つのポイント~自律反発を意識しつつもトヨタの底入れを見極め~

2021/8/20 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~自律反発を意識しつつもトヨタの底入れを見極め~ 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:自律反発を意識しつつもトヨタの底入れを見極め ■ランシステム、22/6期営業黒字転換を見込む ■前場の注目材料:東京製鐵、岡山でホットコイル再開、23年度めど年60万トン ■自律反発を意識しつつもトヨタの底入れを見極め 20日の日本株市場は、自律反発の動きが意識されるものの、戻り待ちの売り圧力が警戒されやすいだろう。19日の米国市場ではNYダウが66ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)が年内に緩和縮小に踏み切る可能性が強まったことが引き続き警戒され、景気敏感株を中心に売られた。新型コロナウイルスのデルタ変異株流行で世界経済の回復減速への懸念も根強く、ダウは終日軟調に推移。一方でハイテクは底堅く推移し、ナスダック総合指数は小幅高。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の27250円。円相場は1ドル109円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうである。昨日は後場半ば以降にトヨタ<7203>の減産報道が嫌気され下落基調が強まっていたこともあり、トヨタがリバウンドを見せてくるかが注目されよう。戻りの鈍さが嫌気されてくるようだと、これまで強い値動きが続いていた景気敏感株を中心に利益確定の動きが広がる可能性がありそうだ。 また、先物市場ではナイトセッションで一時26950円と27000円を割り込んでいる。いったんは底入れが意識されてくる可能性はありそうだが、戻りの鈍さが嫌気されてくるようだと、ナイトセッションでつけた安値に接近する場面も想定しておく必要はありそうだ。一方で、エヌビディアは決算評価の動きから4%近く上昇するなど、半導体株の一角が買われていることもあり、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の底堅さを見極めたいところ。 なお、中小型株ではマザーズ指数が下落したものの底堅い値動きを見せていた。直近の1000Pt割れで需給整理も一巡したと見られており、調整が続いている成長株などへはやや長期目線での押し目買いも意識されやすいところか。なお、混乱が続くアフガニスタンから、大使館職員や民間人の国外退避を進めている米国が、日本政府に対して自衛隊の派遣を含めた協力を要請していることがわかったと報じられている。地政学リスクが高まる可能性も。 ■ランシステム、22/6期営業黒字転換を見込む ランシステム<3326>の21年6月期決算は、営業損失が6.33億円だった。計画値の6.60億円の営業赤字からは損失額は縮小しての着地。22年6月期については営業損益は0.50億円の黒字転換を見込んでいる。直営店舗事業において、コワーキングスペースとしての利用促進や他企業向けにスペース貸しの実施を進めている。また、店内設備は、顧客自身で入場や精算が可能な「セルフ化店舗」への改装や、顧客のニーズの高い個室ブースへの入れ替え等を実施している。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(14541.79、+15.87) ・シカゴ日経先物は上昇(27250、大阪比+40) ・SOX指数は上昇(3235.87、+27.04) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・東京製鐵<5423>岡山でホットコイル再開、23年度めど年60万トン ・三菱ケミHD<4188>福岡に食品用乳化剤の新工場、BCP対策 ・トヨタ<7203>9月に36万台減産、部品不足が深刻化 ・伊藤忠<8001>ファミマと新会社、電子看板活用、店を第3のメディアに ・三井金<5706>熔錬工場の操業再開、豪雨被害で停止 ・川重<7012>芝刈り機エンジン増強、米に新工場 ・日本触媒<4114>バイオ誘導品共同調査、ENEOS・三菱商事と ・オンワードHD<8016>生産者がブランド直販、支援事業 ・ACSL<6232>ドローンで風力発電点検、強風に耐える機体投入 ・住友電工<5802>長寿命CBN焼結体チップ、車部品向け ・ポエック<9264>マリンリバーを買収、養殖設備向け強化 ・アイコム<6820>無線機拡販、米代理人に製品知識試験 ・NEC<6701>富士通と基地局装置の接続検証、5G市場活性化 ・東芝<6502>理研とスケーラブルAI開発、性能と演算量調整可能に ・塩野義<4507>東南アで新型コロナワクチン治験、3万例目指す ・日立金属<5486>車金型用冷間ダイス鋼を量産化、被削性3.5倍向上 ・日本板硝子<5202>ベンツSクラスにAR—HUD対応ガラス供給、工法進化 ・キッセイ薬<4547>チロシンキナーゼ阻害剤、中国社に販売権 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.4%) <海外> ・10:30 中・1年物ローンプライムレート発表(現行3.85%) 《ST》
関連銘柄 21件
3326 東証スタンダード
354
11/22 15:15
+4(%)
時価総額 1,551百万円
複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」を直営・FCで全国展開。グループ店舗数は80店舗超。省人化システム等のシステム事業、不動産事業も展開。複合カフェは店舗改装等により、顧客満足度の向上を図る。 記:2024/10/05
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
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時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4507 東証プライム
2,094.5
11/22 15:30
+35.5(%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4547 東証プライム
3,655
11/22 15:30
-35(%)
時価総額 180,232百万円
製薬メーカー中堅。1946年設立。長野県松本市に本社。過活動膀胱治療薬等の泌尿器科用薬剤、高リン血症治療薬等の腎・透析科用薬剤が柱。情報サービス事業等も。子宮筋腫治療薬「イセルティ」を欧州で新発売。 記:2024/10/21
5202 東証プライム
344
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 31,487百万円
大手ガラスメーカー。1918年創業。住友グループ。2006年に英国ピルキントン社を買収。建築用ガラス、自動車用ガラスが柱。取引先の生産回復で自動車用ガラス事業は売上順調。27.3期営業利益640億円目標。 記:2024/06/15
5423 東証プライム
1,470
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
5486 東証プライム
2,177
12/28 15:00
-3(%)
時価総額 933,724百万円
高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
5802 東証プライム
2,996
11/22 15:30
+36.5(%)
時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6820 東証プライム
2,788
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 41,402百万円
無線通信機器メーカー。陸上業務用無線通信機器が主力。アマチュア無線通信機器、海上用無線通信機器、航空用無線通信機器等も。海外売上比率は約7割。海外市場における回線収入、ストックビジネスの拡大などに注力。 記:2024/10/10
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
523
11/22 15:30
+9(%)
時価総額 82,593百万円
オンワード樫山を中核とする持株会社。1927年創業。23区、ICB、自由区などが基幹ブランド。ライフスタイル関連事業も展開。配当性向40%以上目安。機能性商品は販売順調。商品在庫水準の適正化を図る。 記:2024/10/24
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9264 東証スタンダード
1,668
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 7,758百万円
ポンプ等の水処理機器、環境機器の販売を行う環境・エネルギー事業、船舶エンジン部品やプラント設備機器などを手掛ける動力・重機等事業が柱。広島県福山市に本社。中国地方における圧倒的なシェアなどが強み。 記:2024/06/03