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前場に注目すべき3つのポイント~月初は上昇する傾向から押し目買い意欲は強そう~

2021/6/1 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~月初は上昇する傾向から押し目買い意欲は強そう~ 1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:月初は上昇する傾向から押し目買い意欲は強そう ■菱洋エレク、1Q営業利益 10.6%減 4.57億円、進捗率22.8% ■前場の注目材料:キリンHD、ビール苦味、ウマく制御、成分13種特定 ■月初は上昇する傾向から押し目買い意欲は強そう 1日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。5月31日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だったこともあり、本日も海外勢のフローは限られるため、方向感が掴みづらいだろう。ただし、昨日の下落に対してはこれまでリバランスと見られる動きから月末は下落していたこともあり、想定内といったところであろう。日経平均は一気に29000円を回復し、75日線水準まで上昇してきたこともあり、目先的な達成感も意識されやすい水準だった。その為、改めて押し目を拾う動き等も意識されやすいだろう。 日経平均は75日線に上値を抑えられる一方で、上昇する5日線を支持線としたリバウンド基調は継続。日経225先物はナイトセッションで弱い値動きとなり、清算値は大阪比40円安の28930円だった。ただし、5日線を支持線とした底堅さが見られており、引き続き支持線として意識されやすいだろう。また、昨日の下落については結果的に、月末は下落といったアノマリーが続いた形であり、センチメントを悪化させることはなさそうである。一方で、月初は上昇する傾向を見せていることもあり、押し目買い意欲は強そうだ。 また、新型コロナ影響から緊急事態宣言が延長されたが、大規模接種会場でのワクチン接種は加速してきている。また、経産省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、先端半導体製造技術の開発助成事業で、TSMCを実施者に選定したと伝えられている。半導体関連への手掛かり材料になる可能性もあるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均の下支えとなることも考えられよう。 物色の流れとしてはハイテク株の底堅さが見込まれるものの、海外勢のフローは限られることから、個人主体の中小型株などが物色の中心になりやすい面はありそうだ。昨日のマザーズ指数は小幅に上昇しており、5日、25日線水準で煮詰まり感が台頭。5日、25日線との短期ゴールデンクロスが意識されてきていることもあり、現在のリバウンド基調を強めてくる可能性が高まりそうだ。 ■菱洋エレク、1Q営業利益 10.6%減 4.57億円、進捗率22.8% 菱洋エレク<8068>は2022年1月期第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比5.8%増の264.59億円、営業利益は同10.6%減の4.57億円だった。通期計画に対する営業利益の進捗率は22.8%となる。半導体/デバイスはデジタル家電向け半導体が増加する一方で、ICT/ソリューションはパソコン用ソフトウェアが減少。 ■前場の注目材料 ・北海ブレント原油先物は上昇(69.32、+0.60) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・キリンHD<2503>ビール苦味、ウマく制御、成分13種特定 ・トヨタ<7203>量子技術で産業創出、NTTなど11社参画、発起人会開く ・ルネサス<6723>完全復旧が今月にずれ込み、製造装置の調達難航 ・千代化建<6366>シオノギファーマと医薬関連の共同出資会社を検討 ・東京電力HD<9501>投資子会社を設立、稼ぐ力強化 ・スズキ<7269>6月の国内4輪生産大幅減、半導体不足響く ・ブリヂストン<5108>米空気バネ工場増強、22年末めど ・日産自<7201>メキシコ3工場を一時休止 ・サイバーダイン<7779>「HAL」海外倍増、今年度売上高6億円 ・山洋電気<6516>2相ステッピングモーター、トルク性能40%向上 ・大日住薬<4506>子宮筋腫薬が米で承認、月内発売 ・テルモ<4543>麻酔解除薬、素早く投与、充填済み注射器 ・オリンパス<7733>イスラエル社を272億円で買収完了 ・帝人<3401>炭素繊維、宇宙・空に用途拡大、メーカー各社、月面探査車に部材供給 ・三井化学<4183>防塵カバーを商業生産、EUV露光プロセス向け ・ダイセル<4202>発酵でウロリチンA製造、サプリメント向け展開 ・三菱ケミHD<4188>中井工業を買収、高機能フィルム製品強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:-6.8%、10-12月期:-4.8%) <海外> ・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:+177億豪ドル、10-12月期:+145億豪ドル) ・10:45 中・5月財新製造業PMI(予想:52.0、4月:51.9) 《ST》
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国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
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1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4183 東証プライム
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総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
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4202 東証プライム
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時価総額 381,212百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
4506 東証プライム
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住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4543 東証プライム
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+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
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時価総額 3,850,401百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6366 東証スタンダード
342
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 89,031百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
6516 東証プライム
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時価総額 107,278百万円
冷却ファン、無停電電源装置、サーボモータの生産・販売等を行う。1927年創業。電気機器販売事業、電気工事事業等も手掛ける。日本、フィリピンなどに生産拠点。高性能、高信頼製品の製造・販売などに注力。 記:2024/09/02
2,012
11/22 15:30
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時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
7201 東証プライム
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時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
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時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
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時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7779 東証グロース
188
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 40,447百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
8068 東証プライム
3,965
3/27 15:00
-20(%)
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三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10
558.8
11/22 15:30
-2.2(%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13