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前場に注目すべき3つのポイント~こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続~

2021/4/8 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続 ■オートバクス、21/3上方修正 営業利益97.0億円←76.0億円 ■前場の注目材料:東芝、買収提案を協議、英CVCから2.3兆円規模 ■こう着感の強い展開としてもリスク選好の流れは継続 8日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。7日の米国市場ではNYダウが16ドル高だった。バイデン大統領の米国雇用計画を巡る演説を控え、期待感から買いが先行した。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、早期の緩和策縮小観測が後退したことが下支えとなった。しかし、高値付近からは利益確定売りも根強く上値を抑えられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の29680円。円相場は1ドル109円80銭台で推移。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや売り優勢の展開となりそうだが、29500円処での底堅さは意識されやすく、一方で5日線辺りが心理的な上値抵抗線になりそうである。そのため、基本的には前日終値水準の29700円処を中心に29500円~29800円辺りでのこう着感の強い相場展開が続くことになろう。ただし、米国市場は主要な株価指数はいずれも小動きであり、ナスダックは下落とはなったもののSOX指数は小幅に上昇しており、半導体関連株も相対的にしっかりだった。VIX指数は17.16と直近の安値を下回っていることもあり、リスク選好の流れは継続。こう着感の強い展開としても、5日線レベルを意識したリバウンド狙いの流れも期待されるところ。 なお、東京都の小池知事は昨夕、新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」について、国への適用要請に向け準備を進める考えを明らかにした。政府は要請があれば週内にも適用の可否を判断する方針とされているため、関連する報道次第ではアルゴ発動による売り仕掛け的な動きを見せてくる可能性はある。仕掛け的な動きを警戒しつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 物色の流れとしては、昨日はNT倍率の低下が目立っており、バリューローテーションの流れが継続するかを見極めたいところ。一方で、グロースについても指数インパクトの大きい値がさ株などはまちまちだったこともあり、物色対象がシフトしたというよりは、リバランスの範囲内。また、足元で調整が続いているファーストリテ<9983>の決算を控えており、ショートカバーが見られるか注目される。そのほか、下値の堅さが意識されている面もあり、マザーズ銘柄など中小型株への値ごろ感からの買いも意識されよう。 ■オートバクス、21/3上方修正 営業利益97.0億円←76.0億円 オートバクス<9832>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は76.0億円から97.0億円に上方修正している。コンセンサス上限(100億円)に近づく修正となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、車の利用頻度向上によるメンテナンス用品や、寒波による冬季用品などの拡大した需要を取り込んだ。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29730.79、+34.16) ・NYダウは上昇(33446.26、+16.02) ・1ドル109円80-90銭 ・SOX指数は上昇(3266.46、+0.36) ・VIX指数は低下(17.16、-0.96) ・米原油先物は上昇(59.77、+0.44) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・東芝<6502>買収提案を協議、英CVCから2.3兆円規模 ・関西電力<9503>非エネ4900億円投資、情報通信・不動産を育成 ・東洋紡<3101>PSSと新型コロナ迅速プール検査法を実用化、最短1時間 ・バンドー化学<5195>在宅勤務を全社員に ・三菱ケミHD<4188>海外の車向け樹脂事業、三菱ケミ系が取得、共同出資会社から ・ライフコーポ<8194>総合物流と共同出資、ネットスーパー事業拡大 ・トヨタ<7203>日系6社の米新車販売、1—3月期17%増、コロナ禍、回復鮮明 ・三菱重<7011>超高圧液体水素ポンプ開発、ステーション向け ・安川電機<6506>頭脳拠点が完成、大学・VB呼び込む ・栗本鐵工所<5602>CSR全社で推進、独立部署7月設立 ・日新電機<6641>印でファインコーティング拡大、自動車部品向け新工場 ・eBASE<3835>スーパー向けチラシにQRコード、スマホでアレルギー確認 ・日本ユニシス<8056>日本ユニシスなど5社、医療AI基盤開発、技術研究組合を設立 ・日本触媒<4114>GMP準拠の中分子原薬、初出荷 ・三洋化成<4471>アグリ事業で1000億円、土壌診断から一括提供 ・武田薬<4502>研究開発に5500億円、新規候補物質6つ申請 ・東レ<3402>食品・車向けX線検査装置拡大、ランニングコスト低減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月経常収支(予想:+2兆円、1月:+6468億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 19件
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3835 東証プライム
672
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 31,695百万円
統合商品情報データベース「eBASE」の開発、販売を行う。食品業界、日雑業界向けが主力。IT開発アウトソーシングビジネス等も手掛ける。日雑業界向けは小売向け商品マスタ管理システムなどの販売促進継続。 記:2024/10/28
4114 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 293,124百万円
アクリル酸等の基礎化学品、高吸水性樹脂等の機能性化学品を手掛ける化学メーカー。高吸水性樹脂で世界トップシェア。自動車触媒、電池材料等も。エネルギー事業、エレクトロニクス事業等の成長事業にリソース投入。 記:2024/10/09
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4471 東証プライム
4,010
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5195 東証プライム
1,790
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 79,143百万円
自動車・二輪車用や産機用、農機用の電動ベルト製品の製造・販売を行う。機能フイルム製品や精密機能部品、ロボット関連デバイス等も。配当性向50%目途。電子資材事業、医療機器・ヘルスケア機器事業を育成。 記:2024/10/20
5602 東証プライム
4,105
11/22 15:30
+90(%)
時価総額 52,536百万円
上水道用ダクタイル鉄管の提供等を行うライフライン事業が主力。自動車部品製造の鍛造プレス機等の機械システム事業、産業建設資材事業も。連続式二軸混練機で国内トップシェア。27.3期営業利益80億円目標。 記:2024/06/13
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6641 東証プライム
1,696
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 182,883百万円
電力機器メーカー。半導体・液晶製造装置や太陽光発電機器も。収益4Q偏重傾向。親会社の住友電気工業が完全子会社化に向けて行ったTOBが成立。同社株は4月27日付で上場廃止に。23.3期3Q累計は営業益続伸。 記:2023/04/12
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8056 東証プライム
4,318
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 434,667百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
8194 東証プライム
3,330
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 164,672百万円
近畿圏、首都圏でスーパーマーケットを展開。1910年創業。人口集中エリアへのドミナント戦略に特徴。クレジットカード事業等も。三菱商事の持分法適用会社。24年8月末で311店舗展開。新規出店の強化に注力。 記:2024/10/27
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17
9832 東証プライム
1,421
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 116,593百万円
国内最大のカー用品店「オートバックス」をFC主体に全国展開。海外は東南アジアを中心に出店。ディーラー事業等も展開。国内店舗数は590店舗。27.3期売上高2800億円目標。卸売り販路の拡大等に取り組む。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25