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前場に注目すべき3つのポイント~指数インパクトの大きいコア銘柄の動向を睨みながらの展開~

2021/3/9 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~指数インパクトの大きいコア銘柄の動向を睨みながらの展開~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:指数インパクトの大きいコア銘柄の動向を睨みながらの展開 ■ミライアル、21/1通期 営業利益30.5%減 8.68億円 ■前場の注目材料:関西電力、法人向けテレマティクス参入、スマホ活用でコスト低減 ■指数インパクトの大きいコア銘柄の動向を睨みながらの展開 9日の日本株市場は、下値の堅さを見極める相場展開が意識されよう。8日の米国市場はNYダウが306ドル高と続伸の一方、ナスダックは310ポイント安と大幅に下落している。経済活動の再開が進んでいるほか、バイデン大統領が提示した1.9兆ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を上院が可決したため速やかに成立し回復をさらに支援するとの期待に上昇。特に景気循環株を押し上げ、ダウは日中取引で史上最高値を更新。一方、金利高を警戒したハイテク株の売りは強まっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の28830円。円相場は1ドル108円90銭辺りで推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買い先行の展開になりそうであるが、ナスダックの下落影響により指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が気掛かりになりそうである。昨日は寄り付き後はコア銘柄を中心に終日軟調な展開だったこともあり、朝方は自律反発をみせてくる可能性はありそうだ。しかし、買い一巡後に上値の重さが意識されてくるようだと、短期ファンドによる売り仕掛けの動きを警戒視した不安定な相場展開に向かいやすいところである。週末にメジャーSQ控えているため海外勢はロールオーバー中心の取引であり、積極的にポジションを取りに行く流れにはなりづらいところである。 まずは、値がさハイテクなど指数インパクトの大きいコア銘柄の動向を睨みながらの展開となり、昨日同様、再び弱含みとなるようだと先物主導で仕掛けてくる流れも想定しておきたいところである。一方で、景気敏感セクターへのシフトが強まりやすく、TOPIX型の買いが意識される。NT倍率は3月に入り低下傾向が続いており、15倍割れ辺りまではNT低下を想定したスタンスになりやすいだろう。 また、中小型株についてはマザーズ指数の弱さから不安定な状況は続きそうであるが、チャート上では昨年12月安値とのダブルボトム形成は意識されているところである。そのため、調整基調が続いているものの、自律反発を想定した押し目狙いの動きも徐々に高まる可能性はありそうだ。 ■ミライアル、21/1通期 営業利益30.5%減 8.68億円 ミライアル<4238>が発表した2021年1月期決算は、売上高が前期比1.6%増の97.33億円、営業利益は同30.5%減の8.68億円だった。売上高、営業利益いずれも12月に発表した計画を上回っての着地。半導体市場は堅調に推移、成形機市場は設備投資に対する慎重な姿勢が継続した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31802.44、+306.14) ・シカゴ日経225先物は上昇(28830、大阪比+70) ・1ドル108円80-90銭 ・日銀のETF購入 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・関西電力<9503>法人向けテレマティクス参入、スマホ活用でコスト低減 ・パナソニック<6752>米ソフト買収、SCM基盤強化、7000億円 ・関西電力<9503>テラスマイルと提携、農業デジタル化・営農支援 ・IHI<7013>愛知工場跡売却、産廃処分のオオノ開発と交渉 ・ホンダ<7267>車載電池供給網を構築、ホンダなど30社が協議会 ・ワタミ<7522>居酒屋など再開、コロナ休業80店解除 ・安永<7271>トヨタとFCV用セルの電極接合シート検査ユニット開発 ・横浜ゴム<5101>氷盤試験路面を刷新、冬用タイヤ開発 ・アイシン精機<7259>CGキャラ、乗客と会話、自動運転バス向け ・ローム<6963>中国・華域三電と共同実験室を開設 ・安川電機<6506>4.7ギガヘルツ帯ローカル5G免許取得、ロボ遠隔操作実現 ・クボタ<6326>エンジン増産、筑波に一貫生産ライン ・京セラ<6971>有機多層ボード撤退、新発田工場を来年閉鎖 ・日本製鉄<5401>2021—25年度経営計画、拠点再編は品種でメリハリ ・東レ<3402>極薄グラフェン分散液の濃度・流動性両立、EV電池導電助剤など ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 1月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:-1.7%、12月:-3.2%) ・08:30 1月家計支出(前年比予想:-2.1%、12月:-0.6%) ・08:50 10-12月期GDP2次速報(前期比年率予想:+12.6%、1次速報:+12.7%) ・08:50 2月マネーストックM3(前年比予想:+7.9%、1月:+7.8%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4238 東証スタンダード
1,444
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 14,613百万円
プラスチック成形事業が主力。シリコンウェハ搬送容器で世界トップシェア。竪型射出成形機、金型などの成形機事業も展開。中期経営計画では29.1期売上高239億円目標。生産能力増強、中国市場開拓などに取り組む。 記:2024/10/24
5101 東証プライム
3,088
11/22 15:30
+44(%)
時価総額 523,567百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7259 東証プライム
1,614.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 1,306,169百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7271 東証スタンダード
507
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 6,560百万円
エンジン部品の製造・販売を行う。1923年創業。三重県伊賀市に本社。コネクティングロッドで世界トップクラスのシェア。トヨタなどが主要取引先。環境機器事業は新型ディスポーザの投入、システム販売の回復見込む。 記:2024/06/25
7522 東証プライム
1,040
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 44,392百万円
居酒屋「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」、「焼肉の和民」等の外食事業を手掛ける。現在は国内売上トップの宅食事業が柱に。有機農産物の生産販売等も。宅食事業の営業拠点数は520ヶ所超。配当性向20%以上目安。 記:2024/06/18
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17