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前場に注目すべき3つのポイント~ショートカバーによる需給が押し上げる可能性

2020/5/21 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~ショートカバーによる需給が押し上げる可能性 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ショートカバーによる需給が押し上げる可能性 ■前場の注目材料:アマダHD、20/3営業利益23.2%減 346億円、21/3予想82.7%減 60億円 ■パナソニック、米SCMソフトに860億円出資、産ロボ・カメラ連携 ■ショートカバーによる需給が押し上げる可能性 21日の日本株市場は、緩やかながらもリバウンド基調をみせてきそうだ。20日の米国市場は、NYダウが369ドル高だった。全米50州で一部経済活動について規制の緩和や再開が発表されたほか、4月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、連銀が追加緩和に前向きである方針が確認され、引けにかけて堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円高の20725円。円相場は1ドル107円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行での展開になろう。昨日の日経平均は後場開始後に20684.46円まで上げ幅を広げていたが、大引けにかけてはやや上げ幅を縮める展開だった、前日の高値水準を突破してきており、ショートカバーを誘う流れが意識されそうである。原油相場のリバウンド基調もCTAなどの買いを誘う格好にもなりやすいだろう。 また、テクニカル面では日経平均は75日線を突破し、一目均衡表では雲を上放れてきている。TOPIXについても75日線を捉えてきており、シグナルが好転してきている。VIX指数は再び30を下回ってきており、5月半ばの直近安値水準に接近してきている。経済活動再開に向けた流れが、金融市場への安定化の流れにつながっており、売り方の買い戻しの流れが一段と強まる可能性が期待される。 金融市場の安定化により、資源株など低迷しているセクターや銘柄へは、ショートカバーによる需給が押し上げる可能性がある。また、昨日900Ptを回復したマザーズ指数だが、達成感が意識される一方で、本日も強い基調ともなれば、より買い安心感につながることになり、個人主体の資金が集中しやすいだろう。中国全人代の行方を見極めたいとのムードもあり、主力処は手掛けづらさもあろうが、中小型株については勢いがつきやすいだろう。 ■アマダHD、20/3営業利益23.2%減 346億円、21/3予想82.7%減 60億円 アマダHD<6113>が発表した2020年3月期決算は、売上高が前期比5.3%減の3201億円、営業利益は同23.2%減の346億円だった。20年3月期については、新型コロナウイルスの感染症の収束状況や各国、地域の経済財政政策、競合状況等により大きく変動する可能性があるとしているが、感染拡大前の水準に戻るには時間を要するという前提のもと、営業利益は前期比82.7%減の60億円としている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(20595.15、+161.70) ・NYダウは上昇(24575.90、+369.04) ・ナスダック総合指数は上昇(9375.78、+190.67) ・シカゴ日経225先物は上昇(20725、大阪比+175) ・SOX指数は上昇(1840.79、+65.18) ・VIX指数は低下(27.99、-2.54) ・米原油先物は上昇(33.49、+1.53) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・新型コロナウイルス治療薬開発 ・経済活動再開 ・日米欧の大型財政出動 ・株安局面での自社株買い ・7-9月期の業績回復期待 ・パナソニック<6752>米SCMソフトに860億円出資、産ロボ・カメラ連携 ・ソフトバンク<9434>工場向け5Gを22年度提供、顧客は免許不要 ・マツダ<7261>操業休止せず、来月国内全工場 ・島津製<7701>新3カ年中計、売上高4000億円に再挑戦 ・ローム<6963>車載・産機センサー基板の設計工数半減、高速オペアンプ10月量産 ・小野薬<4528>肺がん治療でオプジーボ併用、FDAから承認 ・クラボウ<3106>抗菌・抗ウイルス加工の布マスク、自社サイトで販売 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月貿易収支(予想:-5031億円、3月:+54億円) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
3106 東証プライム
5,350
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 101,650百万円
1888年創業の大手繊維メーカー。衣料素材等の繊維事業、自動車内装材や断熱材等の化成品事業が柱。環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業等も展開。半導体製造関連、機能フィルムなどの業容拡大に注力。 記:2024/10/11
4528 東証プライム
1,747.5
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 871,466百万円
1717年創業の医薬品メーカー。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」、慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」などが主要製品。新薬開発に特化。配当性向40%目途。がん・免疫疾患、中枢神経疾患などが重点研究領域。 記:2024/08/26
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7261 東証プライム
1,003
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 633,699百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7701 東証プライム
4,269
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 1,263,923百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05