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今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観でリスク選好的な円売り抑制も
2020/5/21 8:44
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*08:44JST 今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観でリスク選好的な円売り抑制も 20日のドル・円は、東京市場では107円98銭から107円63銭まで反落。欧米市場でドルは107円74銭から107円34銭まで下落し、107円53銭で取引終了。 本日21日のドル・円は、主に107円台で推移か。米国金利の先安観は消えていないことから、リスク選好的な円売りは引き続き抑制される可能性がある。 20日に公表された4月28−29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨によると、政策当局者らは政策手段を適切に活用することで合意した。「追加量的緩和(QE)も可能」との記述が含まれており、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が19日に行なった議会証言での発言内容(FRBは追加の資金供給に関して引き続き検討している)と一致する。市場関係者の間からは「FOMC議事要旨の内容は想定内」との声が聞かれているが、米長期金利はやや低下しており、米国金利の先安観は消えていないようだ。 4-6月期の米国経済は前例のない大幅なマイナス成長になると予想されており、7-9月期以降における急速な景気回復への期待は後退しつつある。米国株式は強い動きを見せているが、米国金利の先安観が後退しない場合、リスク選好的なドル買い・円売りはかなり縮小する可能性がある。 《CS》
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