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カルビー、ヤフー、コマツなど

2018/7/30 16:04 FISCO
<7752> リコー 1127 +91大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は197億円で前年同期比4.1%増益となり、減益を想定していた市場予想を上回った。会社計画も4割程度上振れたもよう。構造改革効果は通期で344億円を想定していたが、第1四半期は155億円程度にのぼったもようで、収益体質の強化は想定以上。事業環境の厳しさは強く意識されてきたが、通期業績上振れの可能性も高まったことで、見直しの動きが進む格好のようだ。 <6770> アルプス電 3210 +145大幅反発。先週末に発表した第1四半期決算では、営業利益は96.2億円で前年同期比21.7%の増益となった。市場予想は30億円程度上振れたとみられる。車載モジュールの収益性拡大が想定以上、会社側は通期計画を600億円から660億円に上方修正している。通期計画は依然として市場コンセンサスを下回る水準だが、下期は実質据え置きの予想と保守的であり、さらなる上振れの可能性なども織り込む動きとみられる。 <2229> カルビー 3670 -340大幅反落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は57.7億円で前年同期比69.2%増と大幅増益になったが、原材料調達難で大幅減収となった前年同期の反動が主因であり、市場の期待値に対しては未達となった。ポテトチップス以外のスナック菓子やフルグラなどの国内販売は減収と苦戦。北米売上高の伸び悩みもネガティブ視されているほか、ポテトチップスの値上げ否定などもマイナス材料とされている。 <3636> 三菱総研 4480 -920急落で下落率1位。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業益は53.2億円で前年同期比28.0%増益に。シンクタンク・コンサルティングサービスの好調が続いた。ただ、上半期の37.4%増益に対して、4-6月期は同10.3%減と減益に転じ、通期計画の大幅上振れ期待は後退する格好に。なお、会社側ではシンクタンク・コンサルティングは従来計画上振れも、ITサービスはその分下振れとの見通しを示している。 <6371> 椿本チ 1048 +123急反発。第1四半期営業利益は54.4億円で前年同期比25.6%増益、チェーン・世紀事業の利益率改善によって、市場予想を約5億円上回った。会社側では、買収したセントラルコンベア社の影響を織り込み、通期予想を売上高は2250億円から2440億円に、営業利益を213億円から217億円に上方修正。買収による収益への影響はマイナスとみられるため、実質的には収益の上振れ幅はより大きいとの見方にも。 <3658> イーブック 1585 +300ストップ高比例配分。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は2.1億円となった。連結決算であった前年同期0.3億円に対して大幅増益、通期計画3億円に対する進捗率も70%に達しており、ポジティブなインパクトにつながっている。海賊版サイト閉鎖などの影響もあって新規会員が増加、電子書籍の配信、提供とも売り上げが大幅に伸びた。通期業績の大幅な上振れを期待する動きが優勢となっているようだ。 <4689> ヤフー 415 +21大幅続伸。先週末発表した第1四半期決算では、営業利益は475.8億円で前年同期比8.9%減となり、市場予想の400億円弱を大きく上回った。検索連動型広告が5年ぶりの2ケタ増と想定外に拡大したことが主因。傾向は持続的とみられ、今期業績のコンセンサスも一気に切り上がる状況となっている。また、モバイルペイメントの具体的な取り組みが示されたこともポジティブに受け止めへ。 <3053> ペッパー 4290 +305大幅続伸。本日第2四半期の決算発表を予定しており、買い戻しや好決算先取りの動きが強まっているもよう。第1四半期営業利益は7.7億円で前年同期比33.4%増益、上半期計画12.4億円、同3.4%増益に対して高い進捗率となっており、業績上振れの可能性は高いとみられている。これまで中小型内需成長株の利食い売り優勢の流れに押されてきたが、見直しの契機になるとの期待も高いようだ。 <4506> 大日住薬 2205 -319急反落。先週末に第1四半期の決算を発表、コア営業利益は184億円で前年同期比25.6%減益、通期計画770億円、前期比15.0%減益との比較でも減益幅は大きく、ネガティブな反応が先行している。薬価改定の影響に加えて、北米における新製品販売費用の増加なども響いた。また、特許延長の観測が出ている米国ラツーダの新たな情報開示はなかったが、一部では競合薬が台頭してきた点に注意が必要との見方も。 <6301> コマツ 3347.0 -94.0反落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は960億円で前年同期比85.8%増益となった。850億円程度の市場予想も大きく上回った。北米の売上高が計画を上回って推移しているもよう。通期業績の上振れ確度は一段と高まる状況とみられる。ただ、先の日立建機と同様に、一段の買い材料にはつながらず、出尽くし感が先行する展開に。中国市場の不透明感が増しているなどとの会社側見解なども警戒視のようだ。 《US》
関連銘柄 10件
2229 東証プライム
3,070
11/27 15:30
+3(%)
時価総額 411,165百万円
かっぱえびせん等スナック菓子大手。ポテトチップスは国内シェア高い。北米、アジアなど海外でも事業展開。25年度の海外売上高比率は30~35%目標。国内海外ともに堅調。値上げで原材料高こなす。工場効率化進める。 記:2024/10/08
3053 東証スタンダード
191
11/27 15:30
-5(%)
時価総額 11,348百万円
「いきなり!ステーキ」を主力とする外食チェーン。本格ステーキ専門店「炭焼きステーキくに」、こだわりとんかつ・かつき亭の運営、商品販売事業等も展開。いきなり!ステーキ事業では店舗サービス力の強化図る。 記:2024/08/27
3636 東証プライム
4,310
11/27 15:30
-45(%)
時価総額 70,787百万円
三菱グループの総合シンクタンク。シンクタンク・コンサルティングサービス、ITサービスを手掛ける。金融・カード、官公庁向け売上比率が高い。中東向け事業の強化図る。中計では26.9期売上高1350億円目標。 記:2024/10/13
4,745
2/1 15:00
+15(%)
時価総額 27,179百万円
電子書籍販売会社。「ebookjapan」での電子書籍販売サービスと、オンライン書店「bookfan」での紙書籍の販売が事業の2本柱。今上期の売上高は過去最高を更新した。マーケティングの強化も寄与した。 記:2021/11/29
4506 東証プライム
603
11/27 15:30
+2(%)
時価総額 239,934百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4689 東証プライム
411.1
11/27 15:30
-1.2(%)
時価総額 2,939,201百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,083
11/27 15:30
-99(%)
時価総額 3,976,070百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6371 東証プライム
1,845
11/27 15:30
-35(%)
時価総額 205,245百万円
産業用チェーン、タイミングチェーンシステムで世界トップシェア。1917年創業。減速機、搬送・仕分け・保管システム等も。自動車メーカー等が主要取引先。価格競争力向上により、ニッチトップ商品の販売拡大図る。 記:2024/10/07
6770 東証プライム
1,525
11/27 15:30
-27(%)
時価総額 334,404百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
7752 東証プライム
1,752
11/27 15:30
+27.5(%)
時価総額 1,028,405百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18