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日経平均は3日ぶり反発、楽観に傾いたとは言えず、業績見極め続く

2020/1/29 12:26 FISCO
*12:26JST 日経平均は3日ぶり反発、楽観に傾いたとは言えず、業績見極め続く  日経平均は3日ぶり反発。109.81円高の23325.52円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えている。  23日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反発し、187ドル高となった。前の日に453ドル安と大きく下落した反動から買いが先行。引き続き新型肺炎を巡る懸念は根強かったものの、引け後に発表が予定されていたアップルや半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の決算への期待が広がった。また、1月の米消費者信頼感指数といった米経済指標の改善もあって、円相場は1ドル=109円台前半に下落。日経平均も前日までの2日間に611円ほど下落していたことから、本日は米株高や円高一服を受けて自律反発に期待した買いが先行し93円高からスタート。朝方は一時小幅な下げに転じたものの、前場中ごろにかけて上げ幅を広げ、23363.03円(147.32円高)まで上昇する場面があった。  個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が2%超上昇し、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>も堅調。この3銘柄で日経平均を約64円押し上げた。ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などは小幅高。前日に決算発表した信越化<4063>は業績の底堅さから買いが先行し、エムスリー<2413>は主力の医薬品情報サイトの順調な成長を受けて3%超の上昇。また、小野測器<6858>が大幅続伸し東証1部上昇率トップとなった。一方、任天堂<7974>が小幅に下落し、村田製<6981>などはさえない。アンリツ<6754>は次世代通信規格「5G」関連の米ザイリンクスの決算が嫌気されて4%超の下落。また、インソース<6200>などが東証1部下落率上位に顔を出した。  セクターでは、海運業、鉱業、石油・石炭製品などが上昇率上位。半面、建設業、金属製品、ガラス・土石製品などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は52%となっている。  本日の日経平均は自律反発の流れとなり、3ケタの上昇で前場を折り返した。新型肺炎の拡大懸念から続いていた米株安、円高進行がひとまず一服。さらに、春節(旧正月)の連休明けで動向が注目された香港ハンセン指数は3%安から始まったのち下げ渋っており、過度な警戒感がやや和らいだようだ。ただ、日経平均は朝方に小幅ながらマイナスへ転じる場面があり、前引け時点でも東証1部銘柄の半数以上が下落しているところを見ると、市場が楽観ムードに傾いたとは言えないだろう。円相場の下落や香港株の戻りもやや鈍く、後場の日経平均はプラス圏でもみ合う展開となりそうだ。日足チャートで23200円台後半に位置する75日移動平均線水準を維持できるかが焦点となる。  個別株の動向を見ると、今週から発表が本格化した2019年10-12月期決算のほか、海外類似企業の決算を受けてまちまちといった状況。比較的注目度の高い信越化やエムスリーが好反応を示していることは安心感につながるが、オービック<4684>などのように材料出尽くし感から売られる銘柄もあり、ザイリンクスの決算を受けたアンリツの大幅下落は5G関連への期待感を後退させる可能性がある。村田製が朝高後下げに転じ、アップルの決算も期待以上のものだったと受け止められていないことが窺える。本日はLINE<3938>、オムロン<6645>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、キヤノン<7751>などが決算発表を予定。今週末には発表の第1のピークを迎え、個別の業績動向を見極めたいとの思惑も強まりそうだ。(小林大純) 《AK》
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2413 東証プライム
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3938 東証1部
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12/28 15:00
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時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4063 東証プライム
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時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4684 東証プライム
4,825
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時価総額 2,402,850百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
6200 東証プライム
1,058
11/22 15:30
+27(%)
時価総額 90,187百万円
講師派遣型研修事業が主力。公開講座事業やITサービス事業、eラーニング・動画販売等も。取引先は製造業や官公庁関連など4万5000組織超。講師派遣型研修事業は中堅企業中心に民間企業の研修実施回数が順調。 記:2024/06/28
6645 東証プライム
5,011
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-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
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6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
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時価総額 160,532百万円
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6758 東証プライム
2,948
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6857 東証プライム
9,447
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6858 東証スタンダード
567
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6954 東証プライム
4,114
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6981 東証プライム
2,562
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7203 東証プライム
2,664.5
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7751 東証プライム
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7974 東証プライム
8,166
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8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17