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日経平均は反発、香港株反発でひとまず安心、関心は企業業績に

2020/1/22 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は反発、香港株反発でひとまず安心、関心は企業業績に  日経平均は反発。120.94円高の23985.50円(出来高概算4億6000万株)で前場の取引を終えている。  連休明けとなった21日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、152ドル安となった。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大への懸念からアジア株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行。ワシントン州で同ウイルスの感染者が確認されたとも伝わった。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで29円安からスタートしたが、前日に218円安と大きく下落しただけに、下値では押し目買いが入りプラス圏へ浮上。やはり前日下げの目立った香港株がひとまず反発したことなどが安心感につながり、前引けにかけて一時23992.73円(128.17円高)まで上昇した。  個別では、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>といった半導体関連株の一角で上げが目立つ。リクルートHD<6098>も3%近い上昇で株式分割考慮後の上場来高値を更新。資生堂<4911>やソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>は小幅に上昇している。前日に第3四半期決算と通期予想の修正を発表した東製鉄<5423>は、朝方乱高下したが2%超の上昇。また、ウイルス対策関連との見方から関心が高まった神栄<3004>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、トヨタ自<7203>が小安く、SUMCO<3436>や日立<6501>は軟調。決算発表予定を延期したネットワン<7518>や、ディーゼル車を巡る不正の疑いで独当局の捜査を受けたと伝わった三菱自<7211>は売りがかさんだ。  セクターでは、精密機器、不動産業、サービス業などが上昇率上位。半面、鉄鋼、非鉄金属、鉱業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は31%となっている。  本日の日経平均は小安くスタートした後に切り返し、3ケタの上昇で前場を折り返した。新型肺炎は中国国内のみならず米国でも感染者が確認されるなど広がりを見せており、春節(旧正月)を前に一段の拡大や経済・企業業績への影響が懸念されるところ。しかし、日経平均は日足チャートで23810円近辺に位置する25日移動平均線を割り込まず、前日の当欄で指摘したとおり、ひとまず「目先調整の範囲内」だったと受け止められるだろう。香港株が反発し、前日見られたような日経平均先物のまとまった売りも本日は出ていないようだ。なお、前日の日経平均先物の手口を見るとモルガン・スタンレーMUFG証券の売り越しが目立った。  今週から主要企業の2019年10-12月期決算が徐々に始まり、期待の高い半導体関連株を中心に買い戻しや押し目買いが入っていることも窺える。やはり、外需関連企業の業績底打ち期待が根強くあるなかで、決算発表前に積極的な売りは手掛けづらいところ。前日決算発表した東製鉄は鋼材需要の減速感から朝方売られる場面もあったが、原料価格下落による採算改善がポジティブ視されて切り返した。今週はこのほか、23日に日本電産<6594>やディスコ<6146>が決算発表を予定している。海外では本日、オランダ半導体製造装置大手ASMLホーディングスや米半導体大手テキサス・インスツルメンツの決算発表もある。企業業績の動向を見極めたいとの思惑などから日経平均の高値もち合いが続くとの見方に変更はない。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 16件
3004 東証スタンダード
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神戸地盤の老舗商社。食品を中心に物資や繊維も扱う。製造機能を有する電子製品は温度センサに強み。24.3期3Q累計は電子関連が足踏み。だが食品関連が堅調。物資関連も順調で増収増益に。通期最高益・増配を計画。 記:2024/02/06
3436 東証プライム
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4911 東証プライム
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5423 東証プライム
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時価総額 260,508百万円
大手電炉メーカー。鉄スクラップをリサイクルし、鉄鋼製品を製造、販売。建設分野向けなどにH形鋼や電炉ホットコイル等を提供。その他地域は売上伸長。24.3期3Q累計は増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/03/04
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時価総額 11,262,870百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6146 東証プライム
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国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6501 東証プライム
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時価総額 13,051,508百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6594 東証プライム
7,115
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時価総額 4,242,561百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
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時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
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7211 東証プライム
472.7
4/26 15:00
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時価総額 704,456百万円
自動車メーカー。日産やルノーらと提携し、世界的な協業を進める。SUVやミニバン、軽自動車、商用車等を製造、販売。中国事業の構造改革進める。中南米・中東他、北米などは販売台数増。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/10
7518 東証プライム
2,641.5
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情報インフラ会社ICTシステムに係るネットワークやセキュリティのソリューション開発、構築、保守・運用までを展開。先端製品を活用したネットワーク基盤に強み。 一部案件の繰り上がりもあり、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/26
8035 東証プライム
34,230
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時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
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9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10