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日経平均は大幅に3日続伸、投資家心理の改善続くが

2019/1/9 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は大幅に3日続伸、投資家心理の改善続くが  日経平均は3日続伸。251.70円高の20455.74円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。  8日の米株式市場でNYダウは256ドル高と大幅に3日続伸。米中貿易交渉が順調に進展しているとの見方が強まり、買いが先行した。トランプ大統領が協議は「非常に順調に進んでいる」などと投稿したほか、閣僚級の会合が月内に開かれる見通しと伝わっている。また原油相場の上昇が好感され、ハイテク株への買いも続いた。米株高を受けて東京市場でも投資家心理が一段と改善し、本日の日経平均は162円高からスタートすると、前場には20481.01円(276.97円高)まで上昇する場面があった。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割強となっている。  個別では、武田薬<4502>や東海カーボ<5301>が3%超、ZOZO<3092>が8%超の上昇で前場を折り返した。同業シャイアーの買収が完了した武田薬は高レーティング付与の動きが相次いでいる。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ファナック<6954>など全般堅調。LINE<3938>と共同出資会社を設立すると発表したエムスリー<2413>は大きく買われた。また、今期の大幅増益見通しが好感されたネクステージ<3186>はストップ高水準まで上昇している。一方、ソフトバンク<9434>が7日ぶりに反落。前日に米MSCIの株価指数組み入れが実施され、需給面の追い風が一服したとの見方が広がったようだ。SUMCO<3436>や日本電産<6594>も軟調で、ファーストリテ<9983>は小安い。レーティング引き下げ観測の太陽誘電<6976>は5%超下落した。また、第3四半期決算がネガティブ視された4℃ HD<8008>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、医薬品、水産・農林業、精密機器などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは鉱業のみだった。  米中協議の進展期待などを背景に、投資家心理の改善が続いている。欧米株高で海外投資家の資金流入も期待され、後場の日経平均は一段と戻りを試す場面が出てきそうだ。ただ、米中協議に関しては期待先行となっている点に注意する必要があるだろう。結果が伝わるとともに材料出尽くしと捉えられる可能性があり、特段の進展が見られなければ失望も大きいと考えられる。また、週後半には企業業績が改めて注目されるだろう。10日にはローソン<2651>、7&iHD<3382>、ユニファミマ<8028>といった小売り大手に加え、日経平均寄与度の大きいファーストリテ、FA(工場自動化)関連として注目される安川電<6506>などの決算発表が控えている。  新年相場入りによる需給改善で急ピッチのリバウンドを見せていたマザーズ指数も、25日移動平均線に迫りやや上値が重い。目先の利益を確定する売りが出やすい局面となっている。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 21件
2413 東証プライム
1,408.5
11/25 15:30
-16.5(%)
時価総額 956,470百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2651 東証プライム
10,330
7/23 15:00
±0(%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
3092 東証プライム
4,700
11/25 15:30
-51(%)
時価総額 1,412,228百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3186 東証プライム
1,475
11/25 15:30
+7(%)
時価総額 119,195百万円
大手中古車販売会社。総合店「ネクステージ」に加え、SUV専門店「SUV LAND」や中古輸入車大型専門店「UNIVERSE」などを展開。店舗数は320店舗超。計画出店継続による市場シェア獲得などを図る。 記:2024/07/05
2,548
11/25 15:30
-8.5(%)
時価総額 6,636,409百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3436 東証プライム
1,301.5
11/25 15:30
+48.5(%)
時価総額 455,753百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4502 東証プライム
4,154
11/25 15:30
+41(%)
時価総額 6,608,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5301 東証プライム
925.1
11/25 15:30
-8.8(%)
時価総額 208,095百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6506 東証プライム
4,172
11/25 15:30
+15(%)
時価総額 1,112,631百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6594 東証プライム
2,866.5
11/25 15:30
+8.5(%)
時価総額 3,418,499百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6758 東証プライム
2,977.5
11/25 15:30
+29.5(%)
時価総額 18,588,824百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,197
11/25 15:30
+83(%)
時価総額 4,177,774百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,209
11/25 15:30
+60(%)
時価総額 287,652百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,694.5
11/25 15:30
+30(%)
時価総額 42,559,592百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,199
11/25 15:30
+33(%)
時価総額 10,647,959百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
1,827
11/25 15:30
-2(%)
時価総額 44,453百万円
「4℃」ブランド等のブランド事業、総合衣料専門店「パレット」のチェーン展開等を行うアパレル事業を展開。ブランド事業は女性客の売上拡大続く。商品・販売促進戦略の見直しなどが奏功。新事業領域への拡大も視野。 記:2024/10/26
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
9434 東証プライム
192.5
11/25 15:30
-1.2(%)
時価総額 9,178,279百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
50,730
11/25 15:30
+1,710(%)
時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17