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【注目銘柄ダイジェスト】:富士フイルムが大幅反発、住友鉱が急落

2023/5/11 16:17 FISCO
*16:17JST 【注目銘柄ダイジェスト】:富士フイルムが大幅反発、住友鉱が急落 <4901> 富士フイルム 7659 +425 大幅反発。前日に23年3月期決算を発表、営業益は2731億円で前期比18.9%増となり、市場予想を100億円強上回った。また、24年3月期は2900億円で同6.2%増を見込み、コンセンサスを150億円程度上回る。年間配当金も前期比20円増の150円を計画。相対的に安心感の強い決算内容を評価の動きが優勢に。なお、米半導体材料メーカーEntegris社の半導体用プロセスケミカル事業買収も発表。 <4452> 花王 5037  -278 大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は72.8億円で前年同期比68.3%減益となり、200億円強の水準であった市場予想を大幅に下振れた。通期計画1200億円、前期比9.0%増の見通しは据え置いたが、進捗率は6%程度にとどまり、下振れ懸念が強まる状況に。とりわけ、国内ブランド削減に伴う粗利減やコスト増、中国「フリープラス」大幅刷新に伴う出荷抑制の影響で、化粧品事業が伸び悩む形のようだ。 <6752> パナHD 1374.5 +77.5 大幅反発。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は2886億円で前期比19.3%減となり、ほぼ市場予想水準で着地。インダストリー・エナジーの減益が響く。一方、24年3月期は4300億円で同49.0%増を見込み、市場予想を500億円近く上回る水準に。IRA補助金効果を800億円ほどと想定、補助金効果を除いたベースでも大幅な増益を見込む。くらし事業・オートモーティブ・コネクト・エナジーがけん引。 <5713> 住友鉱 4466 -594 急落。前日に23年3月期の決算を発表、税前利益は2299億円で前期比35.7%減益、従来会社計画並みの水準で着地へ。一方、24年3月期は770億円で同66.5%減の大幅減益見通しとしている。市場予想は1700億円程度の水準であったとみられ、一過性要因の発生もあるようだが、想定外の大幅減益見通しにネガティブなインパクトが先行。年間配当金も前期の205円から54円と大幅減配計画。 <7735> スクリーンHD 11560 +140 続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は765億円で前期比24.8%増、コンセンサス並みの水準で着地。一方、24年3月期は850億円で同11.2%の増益見通しに。市場コンセンサスは2ケタ減益との見方であったため、ポジティブな反応が先行する形のようだ。ただ、もともとの中計目標値の水準でもあることから、買い一巡後はやや出尽くし感も強まる状況となっているもよう。 <9064> ヤマトHD 2504 +122 大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は601億円で前期比22.2%減となった一方、24年3月期は800億円で同33.1%増と増益に転じる見込み。価格改定効果などを見込んでいるもよう。実績値・ガイダンスともにほぼ市場想定線とはみられるが、自社株買いの発表をポジティブ視する動きが優勢になっている。発行済み株式数の6.06%に当たる2200万株、500億円を上限としている。 <3289> 東急不HD 726 +47 大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は1104億円で前期比31.7%増益となり、コンセンサスを150億円程度上回る着地に。年間配当金も19円から23.5円に増配。また、24年3月期は1120億円で同1.4%増の見通し。増益率は鈍化見通しもコンセンスは100億円程度上振れている。リオープニング需要がけん引する形へ。年間配当金は28円と一段の増配計画。 <4151> 協和キリン 2619 -391 急落。前日に第1四半期の決算を発表、コア営業利益は170億円で前年同期比2.1%減となり、ほぼ市場想定水準での着地とみられる。一方、糖尿病性腎臓病「バルドキソロンメチル」の開発中止を発表している。治験を実施してきたが、症状の進行を遅らせる効果が認められなかったようだ。これに伴う減損損失の計上によって、23年12月期税引前利益は従来予想の940億円から860億円に下方修正。 <3968> セグエ 957 +150 ストップ高比例配分。前日に発表した第1四半期決算がポジティブサプライズにつながった。営業利益は4.2億円で前年同期比85.8%増と大幅増、据え置きの通期予想10億円、前期比10.3%増に対して高進捗となっており、業績上振れが意識されたようだ。DXインフラの販売が大幅に増加し、納期遅延の改善も図られているもよう。また、好調なプロダクト販売に付随し設計及び構築サービスなども増加のようだ。 <4053> サンアスタリスク 1144 +150 ストップ高比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は4.8億円で前年同期比55.8%増となり、純利益は同3倍と急拡大。据え置きの通期計画に対する純利益の進捗率は38.9%に達している。既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と新規顧客の増加が継続していることで、「クリエイティブ&エンジニアリング」が2ケタ増と堅調推移。業績上振れを意識する流れとなっているもよう。
関連銘柄 10件
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時価総額 694,565百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。配当性向30%以上目安。25.3期は売上、各利益ともに過去最高更新を見込む。 記:2024/07/05
3968 東証プライム
624
11/22 15:30
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時価総額 21,253百万円
セキュリティ製品やITインフラ製品の販売等を行うソリューションプロダクト事業、ITシステムの設計・構築等を行うソリューションサービス事業を展開。海外ビジネスの確立などに注力。26.12期260億円目標。 記:2024/10/11
691
11/22 15:30
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時価総額 26,311百万円
デジタル・クリエイティブスタジオ事業を展開。新規事業及びプロダクトの開発支援、IT人材の発掘・育成・紹介等を手掛ける。ストック型顧客数は120社超。生成AI活用の新規事業創出支援アプリの提供を開始。 記:2024/08/01
4151 東証プライム
2,523
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 1,362,420百万円
キリンHD傘下の製薬会社。骨・ミネラル、血液がん・難治性血液疾患など疾患領域に注力。FGF23関連疾患治療剤「クリースビータ」などが主要製品。バイオテクノロジー、抗体医薬に強み。腎性貧血治療剤は順調。 記:2024/10/09
4452 東証プライム
6,208
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+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07