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前場に注目すべき3つのポイント~東京メトロには中長期スタンスでの資金流入~

2024/10/23 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~東京メトロには中長期スタンスでの資金流入~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■東京メトロには中長期スタンスでの資金流入 ■大東建、25/3上方修正 営業利益 1200億円←1100億円 ■前場の注目材料:NTT、NTTファシリティーズ、AI用DC冷却システム検証、武蔵野に新施設 ■東京メトロには中長期スタンスでの資金流入 23日の日本株市場は、弱含む場面もあろうが、前日の下落に対する押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。22日の米国市場はNYダウが6ドル安、ナスダックは33ポイント高だった。良好な経済指標や国際通貨基金(IMF)による国内経済の成長見通し引き上げを受け、ソフトランディング期待から買われる場面もみられたが、米長期金利の上昇が重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の38390 円。円相場は1ドル151円00銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小安く始まりそうだ。米国では11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利が据え置かれるとの見方も高まってきており、利益確定の売りが入りやすいところだろう。一方で、決算発表が本格化するなか、想定以上との見方が下支えしているようだ。国内でも足もとではディスコ<6146>の決算反応から、本日発表されるニデック<6594>に対する期待が高まりそうだ。 また、本日は東京メトロ<9023>が上場する。公開規模は今年最大であり、配当利回りの高さから長期スタンスで取得する投資家も多そうだ。順調な初値形成から、その後も堅調な推移をみせてくるようだと、センチメント改善につながる可能性はあるだろう。昨日の日経平均は政治不安から売りを仕掛ける動きが強まったようであり、前場中盤には38200.82円まで売られた。売り一巡後は38400円を挟んだ膠着となったが、75日、200日線までの調整を経て、両線が支持線として意識される可能性がある。 衆院選を前に積極的な買いは手控えられるだろうが、東京メトロなど中長期スタンスでの物色は強まりそうである。また、昨日はハイテク株の弱さが目立ったが、日経平均型のインデックス売りの影響が大きかった。支持線レベルでの底堅さがみられるようだと、短期的ながらも買い戻しの動きが意識されてきそうだ。そのため、38000円辺りまでの調整を警戒しつつも、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 米国では長期金利の上昇が重荷となり、為替市場では1ドル=151円台と円安に振れて推移している。日米金利差を狙った資金流入なども意識されやすいところである。 ■大東建、25/3上方修正 営業利益 1200億円←1100億円 大東建<1878>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆8200億円から1兆8300億円、営業利益を1100億円から1200億円に上方修正した。施工量平準化および工程の順調な進捗などにより完成工事高、総利益が増加したほか、不動産開発事業において投資マンションおよび買取再販が好調に推移した。あわせて配当予想の増額修正を発表した。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(18573.13、+33.12) ・1ドル=151.00-10 ・VIX指数は低下(18.20、-0.17) ・米原油先物は上昇(71.74、+1.70) ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・NTT<9432>NTTファシリティーズ、AI用DC冷却システム検証、武蔵野に新施設 ・三菱HCキャピタル<8593>ビジネスモデルの進化で差別化、社長直轄で付加価値創出 ・高千穂交易<2676>30年度めど海外売上高比率4割、東南ア拡販 ・NTT<9432>KDDIなどと、次世代光通信網を連携、基盤技術開発 ・ソニーG<6758>グループのソニー・ホンダモビリティ、オンラインでEV直販 ・ファーマフーズ<2929>伊藤忠商事と提携、機能性素材・製品を拡充 ・カシオ計算機<6952>Gショック2種29日販売、手作業で発送準備 ・レゾナックHD<4004>石化移管会社を完全子会社化、上場体制整備 ・伊藤忠<8001>SNS発キャラ、アジアで商品化、権利取得 ・トヨタ自<7203>明日の灯を探す、戦略、生産も「全方位」で脱炭素 ・富士通<6702>GPUの演算効率向上、ミドルウエア技術を開発 ・ルネサス<6723>産業機器向け省電力マイコン量産 ・サイエンスアーツ<4412>JVCケンウッドが出資、IP無線で協業 ・コマツ<6301>研磨スラッジを再資源化、サンメタロンと共同研究開始 ・日本製紙<3863>日用品に紙の新包材、ヒートシール ・積水化<4204>導電性微粒子を増産、滋賀の工場能力2倍 ・東洋紡<3101>東洋紡せんい、炭素繊維糸に耐衝撃性、ポリカ繊維と複合 ・三菱マテリアル<5711>小名浜製錬、都市鉱山リサイクルを加速、福島に新施設 ・Jパワー<9513>東京大学と洋上風力向け基礎の特許を取得、日本海域で建設が容易に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 22件
1878 東証プライム
17,280
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 1,190,920百万円
建物賃貸国内最大手。賃貸住宅管理戸数、賃貸仲介件数などで業界トップ。一括借上の賃貸経営受託システムが強み。投資マンションの販売等も。中計では27.3期売上高2兆円目標。不動産開発事業の拡大等に注力。 記:2024/06/09
2676 東証プライム
3,840
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 39,060百万円
エレクトロニクス商社。入退室管理システムや監視カメラシステムのほか、半導体やセンサー等の電子部品などを取り扱う。エレクトロニクス商品類は売上順調。データセンター向け入退室管理システムの拡販などに注力。 記:2024/06/13
2929 東証プライム
951
11/22 15:30
-18(%)
時価総額 27,654百万円
卵黄由来の機能性素材や化粧品、医薬品、抗体試薬の開発、製造等を行う。販売は通信販売と卸売。子会社にフューチャーラボ、明治薬品など。伊藤忠商事と資本業務提携。卵殻膜素材の開発・量産化などに取り組む。 記:2024/10/24
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4412 東証グロース
572
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 3,842百万円
デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を手掛ける。利用企業は900社超。24年4月から楽天モバイルが同製品の取り扱いを開始。広告強化で認知度向上図る。 記:2024/06/07
5711 東証プライム
2,449.5
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 322,085百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6952 東証プライム
1,076.5
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 268,071百万円
「G-SHOCK」シリーズなどの時計事業、関数電卓や電子辞書などのEdTech事業が柱。電子ピアノなどの電子楽器、電子文具等も。関数電卓は世界で高シェア。時計事業では直営店、直販ECビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8593 東証プライム
1,012
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,484,515百万円
三菱UFJ系列のリース大手。強固な顧客基盤に強み。21年に日立キャピタルと合併。リース料収入の増加などにより、航空部門は増益。カスタマーソリューション部門は連結除外等で横ばい。M&Aで海外展開加速へ。 記:2024/08/20
9023 東証プライム
1,737
11/22 15:30
+37(%)
時価総額 1,009,197百万円
運輸業では、東京都区部を中心に、9路線からなる地下鉄ネットワークを保有。有楽町線・南北線の延伸については2030年代半ばの開業をめざしている。不動産事業、流通・広告事業も手掛ける。 記:2024/09/20
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9513 東証プライム
2,564.5
11/22 15:30
+19.5(%)
時価総額 469,434百万円
電力会社への電力供給等を行う電力会社。大規模石炭火力発電所や大規模水力発電所等を手掛ける。風力発電所の建設で国内トップレベルの実績。中期経営計画では27.3期経常利益900億円程度、ROE5%程度目標。 記:2024/06/04