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前場に注目すべき3つのポイント~36500円辺りでの底堅さを見極め~

2024/9/17 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~36500円辺りでの底堅さを見極め~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■36500円辺りでの底堅さを見極め ■H.I.S.、24/10 3Q営業利益 黒字転換 55.03億円 ■前場の注目材料:ブリヂストン、中国で高付加価値タイヤ増産、新エネ車に照準 ■36500円辺りでの底堅さを見極め 17日の日本株市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、方向感の掴みづらい相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが228ドル高、ナスダックは91ポイント安だった。9月のNY連銀製造業景気指数が約1年ぶりに拡大域に回復し、ソフトランディング期待からNYダウは最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の36435円。円相場は1ドル140円80銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国ではインテルがアマゾン・ドット・コム傘下のAWSとの提携発表を受けた上昇がNYダウを押し上げていた。ただし、その他は米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が再燃したことから、景気敏感株などが中心だった。一方で、エヌビディアなど半導体株などは下落していたことから、積極的な売買は手控えられそうである。そのため、まずは東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅さを見極めたいところである。 また、米国では前週の米CPIの結果を受けて0.50%の大幅利下げ観測は後退し、通常の0.25%の利下げがコンセンサスになっていたが、再び0.50%を織り込む動きをみせている。為替市場では一時1ドル=139円台に突入しており、FOMCの結果判明までは短期的な売買が中心になりそうだ。なお、円相場は1ドル=140円台後半で推移しており、朝方はやや買いが先行することになろうが、日中は円相場にらみの展開になりそうである。円高の動きが強まる局面においては、売り仕掛け的なトレード が入りやすいだろう。 先週末の日経平均株価は寄り付き直後につけた36887.40円を高値に下落に転じており、9月のSQ値(36906.92円)が抵抗になるだろう。FOMC前にSQ値突破を狙った動きが強まる可能性は低いと考えられ、同水準に接近する局面では戻り待ち狙いの売りが入りやすい。一方で、週足のボリンジャーバンドの-1σのほか、52週線が支持線と意識されやすく、36500円辺りでの底堅さがみられるようだと、売り方の買い戻 しを誘う可能性がありそうだ。 積極的な売買が手控えられるなか、先物主導のインデックス売買に振らされやすい状況である。そのため、個人主体の資金などはインデックスに振らされにくい中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわせよう。 ■H.I.S.、24/10 3Q営業利益 黒字転換 55.03億円 H.I.S.<9603>が発表した2024年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比44.9%増の2375.82億円、営業損益は55.03億円の黒字(前年同期は42.01億円の赤字)だった。海外旅行事業においては、円安・現地の物価高・燃油高騰なども影響し、ハワイ・ミクロネシアは未だ低調に推移しているものの、韓国や台湾、欧州・オセアニア方面に加えて、スポーツ観戦需要が旺盛なアメリカ西海岸などが、堅調に推移し取扱高を牽引した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(41622.08、+228.30) ・シカゴ日経先物は上昇(36435、大阪比+145) ・米原油先物は上昇(70.09、+1.44) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・ブリヂストン<5108>中国で高付加価値タイヤ増産、新エネ車に照準 ・タダノ<6395>米マニテックスを完全子会社化、北米の製品群拡充 ・住友商事<8053>インド再生エネに1000億円、現地合弁で開発 ・三菱重<7011>H2A打ち上げを19日以降に延期 ・E・JHD<2153>オリックス系を買収、地盤調査、76億円で ・森六HD<4249>CNT素材拡販、専任組織で車部品向け提案 ・デンソー<6902>ニッパ全株式をファンドに譲渡 ・ヤマハ発<7272>大型・重量物向け、ベルトレスのスカラロボ ・BIPROGY<8056>アジャイル開発チーム提供、柔軟・迅速に支援 ・富士通<6702>米モベーゲルと、AIで市場予測高速化、新ソリューション ・NEC<6701>主要都市に供給網、共同輸配送基盤活用 ・日本タングステン<6998>切断装置モニタリング、衛生用品ライン向け、再研磨受注狙う ・信越化<4063>バスバー被覆用シリコーンゴムチューブ、加熱収縮後もしなやか ・長谷工<1808>木くずを再利用、現場で回収し建築板材に ・野村不HD<3231>室内機器の連携操作サービス、分譲マンションに導入 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 17件
1808 東証プライム
1,983
11/27 15:30
+3(%)
時価総額 596,475百万円
分譲マンションが主力の総合建設会社。マンション建設で国内トップ。収益不動産の開発・運営、分譲マンション管理、リフォーム、在宅介護サービス等も。総還元性向40%程度目安。建設事業の領域拡大などに注力。 記:2024/08/26
2153 東証プライム
1,681
11/27 15:30
-24(%)
時価総額 27,029百万円
総合建設コンサルタントのエイト日本技術開発を中核とする持株会社。官公庁向け受注比率が高い。東南アジアなど海外でも実績。売上は4Qに偏重する傾向。エイト日本技術開発では橋梁構造分野の競争力拡大を図る。 記:2024/06/03
3,716
11/27 15:30
-61(%)
時価総額 681,600百万円
総合デベロッパーの野村不動産を中核とする持株会社。野村HDの持分法適用関連会社。「プラウド」ブランドなどを展開。マンション・オフィスビルの運営・管理等も。住宅部門、都市開発部門のさらなる拡大を図る。 記:2024/08/02
4063 東証プライム
5,548
11/27 15:30
-112(%)
時価総額 11,105,387百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4249 東証プライム
1,959
11/27 15:30
-50(%)
時価総額 29,111百万円
自動車の内装部品、外装部品を手掛ける樹脂加工製品事業が主力。生活材料やファインケミカル等のケミカル事業も展開。1663年創業。ホンダなどが主要取引先。医療・電子分野向け高機能多層フィルムは販売順調。 記:2024/10/24
5108 東証プライム
5,296
11/27 15:30
-76(%)
時価総額 3,779,745百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6395 東証プライム
1,127.5
11/27 15:30
-15(%)
時価総額 146,011百万円
建設用クレーンメーカー国内最大手。香川県高松市に本社。カーゴクレーン等の車両搭載型クレーン、高所作業車、穴掘建柱車等の製造・販売も。海外売上比率は6割超。環境対応製品の拡充、高所作業車の世界展開を図る。 記:2024/10/04
6701 東証プライム
12,435
11/27 15:30
-30(%)
時価総額 3,392,890百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6702 東証プライム
2,818.5
11/27 15:30
+74(%)
時価総額 5,837,418百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6902 東証プライム
2,158
11/27 15:30
-80(%)
時価総額 6,801,541百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6998 東証スタンダード
1,218
11/27 15:30
+8(%)
時価総額 6,280百万円
HDD用磁気ヘッド基板やNTダイカッターなどの機械部品事業、EVリレー用接点などの電機部品事業を展開。1931年創業。HDD用磁気ヘッド基板で世界トップシェア。新商品や注力商品の販売強化などに取り組む。 記:2024/07/04
7011 東証プライム
2,215
11/27 15:30
-44(%)
時価総額 7,472,630百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7272 東証プライム
1,303.5
11/27 15:30
-39.5(%)
時価総額 1,369,525百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
8035 東証プライム
22,240
11/27 15:30
-410(%)
時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8053 東証プライム
3,178
11/27 15:30
-46(%)
時価総額 3,848,873百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8056 東証プライム
4,401
11/27 15:30
-35(%)
時価総額 443,022百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
9603 東証プライム
1,725
11/27 15:30
-32(%)
時価総額 137,760百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09