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前場に注目すべき3つのポイント~米雇用統計通過後のアク抜けを意識~

2023/9/1 8:29 FISCO
*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~米雇用統計通過後のアク抜けを意識~ 9月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■米雇用統計通過後のアク抜けを意識 ■ACCESS、2Q営業損失 赤字縮小 ▲11.25億円 ■前場の注目材料:三ツ知、台湾世徳と合弁検討、米で車用締結部品の現地生産拡大 ■米雇用統計通過後のアク抜けを意識 1日の日本株市場は、利食い優勢のなかで底堅さを見極める相場展開になりそうだ。8月31日の米国市場はNYダウが168ドル安、ナスダックは15ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ終了期待から買い先行で始まった。しかし、翌日に米雇用統計の発表を控えていることもあり、持ち高調整の売りが入り、終盤にかけてNYダウは下落に転じた。ハイテク株は長期金利の低下で安心感が広がり、終日堅調に推移したことから、ナスダックは続伸。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比110円安の32500円。円相場は1ドル145円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。ただし、日経225先物はナイトセッションで32490円と下落とはなったが、75日線を上回っての推移だったこともあり、下値の堅さは意識されやすいだろう。米雇用統計待ちでこう着感が強まるだろうが、積極的に売りを仕掛けてくる流れにはならないと考えられる。楽観視は禁物ではあるが、米雇用統計通過後のアク抜けも意識されやすく、押し目買い意欲は強そうだ。 米国では長期金利の低下を受けてハイテク株を買い戻す動きが続いているが、PCEコア価格指数が予想と一致したことから、31日の米国市場においてもハイテク株が買われ、ナスダックは小幅ながら5営業日続伸だった。東京市場においてもハイテク株の底堅さが見られるようだと、日経平均を支える格好になりそうである。積極的な上値追いは期待しづらいものの、売り一巡後の底堅さがみられてくるようだと買い戻しの動きが強まり、日経平均は前日の高値水準を捉えてくる可能性はありそうだ。 物色の流れとしてはインデックスに絡んだ商いから主力大型株に向かいやすく、ハイテク株や自動車株への資金流入が意識されそうだ。また、昨日はインバウンド関連株を買い戻す動きが見られており、関心があつまりそうである。一方で、週末要因もあって個人主体の中小型株については活発な取引が限られそうである。 ■ACCESS、2Q営業損失 赤字縮小 ▲11.25億円 ACCESS<4813>が発表した2024年1月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比31.1%増の67.38億円、営業損益は11.25億円の赤字(前年同期は20.16億円の赤字)だった。ネットワーク事業の売上高がほぼ倍増となり、全セグメントで損益が改善した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32619.34、+285.88) ・ナスダック総合指数は上昇(14034.97、+15.66) ・SOX指数は上昇(3670.93、+27.01) ・VIX指数は低下(13.57、-0.31) ・米原油先物は上昇(83.63、+2.00) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・三ツ知<3439>台湾世徳と合弁検討、米で車用締結部品の現地生産拡大 ・高圧ガス工業<4097>日本テクノとガス浸炭に新手法、CO2排出ほぼゼロに ・ユアサ商事<8074>南アジア統括で新組織、タイに新社屋 ・中部電力<9502>グループ会社のPGなど送配電10社が新会社、電力データ集約・提供 ・三井物産<8031>再生天然ガス生産の米社に出資、メタン回収・活用 ・富士電機<6504>ユビ電に出資、EV充電サービス拡充 ・小糸製作所<7276>宮城・名取市に新工場、ヘッドランプ年50万台 ・ヒューリック<3003>成田に国際物流拠点整備、1000億円投資、29年稼働 ・JVCケンウッド<6632>日産などと、ポータブル電源発売、EV「リーフ」の再生電池利用 ・トヨタ紡織<3116>米に新会社、300億円投資、車用内装部品生産 ・ミスミグループ本社<9962>洗浄部品配送サービス拡充、対象商品10倍以上に ・ハーモニック<6324>SMC、THKと、合同展示会、3社製品融合した協働ロボ披露 ・ソフトバンクG<9984>人・車など衝突予測実証、次世代都市交通向け ・パナソニックHD<6752>ガラス建材一体型のペロブスカイト太陽電池で発電実証 ・三菱ガス化学<4182>AGCと、ガラス製造のCO2活用しメタノール製販 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+8.3%、1-3月期:+11.0%) <海外> ・10:45 中・8月財新製造業PMI(予想:49.0、7月:49.2) 《ST》
関連銘柄 16件
3003 東証プライム
1,427
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 1,095,805百万円
不動産賃貸事業を中核とする不動産会社。東京23区中心に200件超の賃貸物件を保有。多数保有する好立地物件が強み。開発・建替事業、ホテル・旅館事業等も。物件の入れ替え、優良アセットの積み上げ等に取り組む。 記:2024/08/09
3116 東証プライム
1,973.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 370,359百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。1918年創業。自動車用シートやドアトリム、フロアカーペット、エンジン周辺樹脂製品等を手掛ける。航空機シート等も。変動費の改善、固定費の効率化などで価格競争力の強化を図る。 記:2024/10/03
3439 東証スタンダード
636
11/22 15:21
±0(%)
時価総額 3,373百万円
工業用ファスナーメーカー。シート用部品など自動車部品が主力。完全オーダーメイドのカスタム製品が中心。冷間鍛造技術に強み。日本は得意先からの受注が順調。インドにおける合弁事業に関する覚書を現地企業と締結。 記:2024/06/09
4097 東証プライム
824
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 45,796百万円
産業用ガスメーカー。アセチレンや酸素、窒素など産業ガスの製造・販売を行う。接着剤や塗料などの化成品事業、ITソリューション事業等も。ガス事業では液化アンモニア、水素ガス等の供給網整備などに取り組む。 記:2024/07/01
4182 東証プライム
2,910.5
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 646,827百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
4813 東証プライム
1,319
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 52,276百万円
Whitebox向けネットワークOS等のネットワーク事業、IoT事業、ブラウザコンポーネントの提供等のWebプラットフォーム事業を手掛ける。IoT分野は成長。ネットワーク事業を注力分野に位置付け。 記:2024/10/21
1,882
11/22 15:30
-102(%)
時価総額 181,265百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6504 東証プライム
8,551
11/22 15:30
+65(%)
時価総額 1,276,639百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6632 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 242,392百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7276 東証プライム
1,988.5
11/22 15:30
+34.5(%)
時価総額 612,126百万円
自動車照明器メーカー。1915年創業。トヨタ自動車が筆頭株主。自動車用ヘッドランプで世界トップシェア。航空機器部品、船灯・特殊機器等も手掛けう。配当性向40%以上目安。27.3期売上高1兆円以上目標。 記:2024/07/07
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8074 東証プライム
4,570
11/22 15:30
+60(%)
時価総額 100,997百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08
9502 東証プライム
1,639.5
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,242,741百万円
国内電力3位。中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズ等を傘下に持つ。東京電力フュエル&パワーとの合弁で国内最大の発電会社のJERA。連結配当性向30%以上目指す。26.3期経常利益2000億円以上目標。 記:2024/06/09
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17