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【注目銘柄ダイジェスト】東急建設、日製鋼が大幅続伸、メガバンクは軒並み6%超安

2016/2/9 18:07 FISCO
*18:07JST 【注目銘柄ダイジェスト】東急建設、日製鋼が大幅続伸、メガバンクは軒並み6%超安 <1942> 関電工 886 +109 急伸。前日に通期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の120億円から143億円に増額している。1月29日に第3四半期の決算を発表したばかりであり、上振れ期待はあったものの、このタイミングでの上方修正にはインパクトも強まる。屋内線工事の収益性向上に加えて、配電線工事の回復などが業績上振れの背景に。SMBC日興証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も870円から1040円に引き上げている。 <1720> 東急建設 819 +47 大幅続伸。前日に発表した第3四半期決算が評価材料に。累計営業利益は126億円で前年同期比3.8倍、通期予想は114億円の従来予想から144億円に上方修正している。主に建築工事の工事採算向上が収益の押し上げ要因に。また、年間配当金は13円の従来予想から20円に引き上げている。通常は第4四半期に業績の比重が高いため、さらなる上振れの可能性が高いとの見方にも。 <4661> OLC 8000 +191 逆行高。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を4月1日から値上げすると発表、3年連続での値上げとなる格好に。これまでの経緯から見ても、値上げが集客に与える影響は限定的にとどまっており、収益拡大への期待感が高まる格好に。もともと、17.3月期はTDS15周年で業績期待は高かったが、今回の値上げによって、業績変化率への期待は一段と高まることにも。また、サプライズの強いタイミングでの値上げ実施となり、今後は価格改定ペースが早まる可能性なども指摘される。 <5631> 日製鋼 385 +19 大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は100億円で前年同期比66%増益、通期予想は105億円から120億円に上方修正している。110億円程度の市場コンセンサスを上回る水準に。原油安、スクラップ価格低下による原材料安メリットに加えて、レーザーアニール装置、セパレータフィルム用フィルム製造装置の受注なども堅調に推移しているようだ。 <1802> 大林組 1065 -13 前引け後に決算を発表、後場は下げ幅をやや縮める動きになっている。10-12月期営業利益は315億円、170億円レベルであった市場予想を大きく上回る格好に。第3四半期累計営業利益は740億円、通期計画800億円に対する進捗率は92%程度に達している。建設株は通常、収益が第4四半期に偏重しやすいことからも、今期通期は大幅な上振れ余地といった期待感も。 <9501> 東電力 591 -18 メリルリンチ日本証券では投資判断「買い」でカバレッジを再開、目標株価は1090円としている。17.3期末の「一時的公的管理からの離脱」が視野に入り、政府保有の優先株は議決権割合が低下していくため、今後の不確実性は低下と判断しているようだ。電力・ガスの自由化は、地域と業態の枠が消えるほか、料金メニューやサービスの規制も緩和されるため、収支改善の好機になると指摘。なお、マザーズ市況が約5%の急落となるなど、主な投資主体となる個人投資家のマインド低下で、ポジティブな反応は限定的になっている。 <6740> JDI 234 -22 連日で上場来安値を更新。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業損益は133億円の黒字、市場予想をやや上回る水準での着地となった。一方、1-3月期は19億円の赤字見通しで市場予想を下回る格好に。同業他社の状況から1-3月期の落ち込みは想定線との見方があるほか、足元での収益体質の強化を評価する声もある。ただ、シャープの鴻海傘下入りの実現性が高まる中、厳しい事業環境の中でのさらなる競争激化懸念は拭えない状況でもある。 <7744> ノーリツ鋼機 457 -100 ストップ安。前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は40億円の赤字となり、前年同期比では63億円の損益悪化となっている。通期予想は従来の27億円の黒字から一転、33億円の赤字に下方修正している。買収目的会社に譲渡するNKワークスの保有資産の減損計上が大幅下方修正の背景に。なお、NKワークスの事業が非継続事業に今後分類された場合の通期業績見通しとしては、営業損益は32億円の黒字、最終損益は81億円の赤字としている。 <7269> スズキ 2939 -291 急反落。前日に第3四半期の決算を発表している。10-12月期営業利益は451億円で前年同期比1%増、市場を30億円程度下回る着地になっている。インド市場は順調も、それ以外の地域が苦戦しているもよう。また、説明会においては、トヨタと提携交渉には入っていないとされているようで、業界再編への期待値も低下の方向に。 メガバンク 軒並み6%を超える下落率となっている。欧州を中心とした世界的な金融株安の流れを引き継ぐ格好になっている。欧州銀行株指数は5.6%の下落、とりわけ、ドイツ銀行は9.5%もの急落に。欧州銀行株は金融緩和が続く環境下で利ざや減少しており、収益性や資本力が不安視されるなど、健全性に対する懸念が強まっているもよう。国内メガバンクもマイナス金利導入の影響が今後強まっていく可能性など懸念視される形に。
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1720 東証プライム
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+3(0.42%)
時価総額 76,227百万円
東急系準大手ゼネコン。東急電鉄沿線案件に強み。渋谷スクランブルスクエア第一期(東棟)などで実績。建築部門の受注比率が高い。建築リニューアル事業ではホテルなどの引き合いが増加。海外はODA事業の拡大図る。 記:2024/08/26
1802 東証プライム
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1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
1942 東証プライム
2,202
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東京電力系の総合設備企業。屋内電気設備工事、空調・給排水設備工事、プラント設備工事、情報通信設備工事等を手掛ける。東京スカイツリーなどで実績。屋内線では既存事業の深化、事業領域の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02
4661 東証プライム
3,724
10/4 15:00
-10(-0.27%)
時価総額 6,771,912百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
5631 東証プライム
5,605
10/4 15:00
+222(4.12%)
時価総額 416,945百万円
フィルム・シート製造装置などの産業機械が主力。原発製品やクラッド鋼管も。配当性向は30%以上目安。販売価格の改善等で素形材・エンジニアリング事業は黒字転換。特別損失は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/14
6740 東証プライム
23
10/4 15:00
±0(0%)
時価総額 89,249百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も手掛ける。超高輝度1600nitsノートPC用eLEAPを開発。 記:2024/04/30
7269 東証プライム
1,570.5
10/4 15:00
-31.5(-1.97%)
時価総額 3,085,382百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7744 東証プライム
4,355
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+75(1.75%)
時価総額 157,612百万円
マーキングペン先で世界首位。血中バイオマーカー検査や遠隔医療に加え、DJ機材やイヤホンなど音響機器も展開。音響機器関連は好調。その他費用は減少。23.12期通期は大幅営業増益。24.12期は増収計画。 記:2024/04/13
687.6
10/4 15:00
+19.4(2.9%)
時価総額 1,104,986百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13