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【注目銘柄ダイジェスト】ライト工、VOYAGEが大幅続伸、オークマ、コーセーは売り優勢

2015/9/10 17:56 FISCO
*17:56JST 【注目銘柄ダイジェスト】ライト工、VOYAGEが大幅続伸、オークマ、コーセーは売り優勢 <7269> スズキ 3832.5 -250.5 軟調。UBS証券では投資判断を「ニュートラル」から「セル」に格下げ、目標株価も3800円から3500円に引き下げている。インド市場の中長期成長ポテンシャルは大きいが、PER水準から一定の成長は織り込み済みと指摘。一方、日本は軽の市場環境悪化継続で、利益率低下と構造的な低収益事業になるリスクが台頭と。また、アセアンも市場環境悪化で競争力の低さが警戒されるとみているようだ。 <4922> コーセー 10190 -680 売り優勢。特に目立った悪材料は観測されていないものの、前日の急反発を受けて、あらためて戻り売り圧力が強まっているもよう。機関投資家のリバランス売りの対象になっているとみられるが、本日は同様の観測からキッコーマン<2801>の軟調な動きも目立つ。同社に関しては、インバウンド需要拡大の恩恵が大きい銘柄と位置づけられ、現状でも年初から株価は2倍以上の水準にある。 <1605> 国際帝石 1147.5 -49 下げ目立つ。原油市況の動向に影響を受けやすい銘柄と位置づけられており、前日の原油安が売り材料視される格好のようだ。NY原油先物相場は前日比3.9%安と続落、10日発表の米EIA統計で、原油在庫の2週連続増加が明らかになるとの見方が強まっていることが背景。なお、EIAでは月間見通しで、今年と来年の米原油価格予想を引き下げている。 <4508> 田辺三菱薬 2173 +20 続伸。自己免疫疾患治療剤でバイオジェン社とライセンス契約を発表している。日本・アジアを除いて同薬剤の開発・販売の独占的権利を許諾する。本契約に伴って、マイルストン総額最大484百万ドルなどを受け取る可能性があるもようで、発売後はロイヤルティを受け取ることになる。みずほ証券では、多発性硬化症領域において実績のあるバイオジェン社との提携はポジティブ・サプライズと評価。 <3811> ビットアイル 547 +80 連日のストップ高比例配分。前日もストップ高比例配分で大量の買い物を残している。8日に、米エクイニクスがTOBの実施を発表、TOB価格922円にさや寄せする動きが続いている。全株式の取得を目指しているほか、同社ではTOBに賛同の意を表明していることで、TOB価格に完全さや寄せを目指す動きに。なお、TOB発表前の株価は387円、TOB価格は2.4倍の水準となっている。 <6641> 日新電機 727 +47 逆行高。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューは1000円としている。低温ポリシリコン液晶向けイオン注入装置を中心に受注は堅調に推移しているほか、中国の景気減速などによるリスクは限定的と評価。今期受注高は1400億円で前期比13.5%増を予想、イオン注入装置などは受注から納期までのリードタイムが長く、今期の受注好調に伴って、来期の収益拡大に向けた確度は高まっていると考えているもよう。 <1926> ライト工業 1193 +74 大幅続伸。後場は上げ幅広げる。地盤改良や法面工事などを主力とする特殊土木会社であり、関東地区の豪雨を受けて、思惑が高まる展開になっているようだ。地盤改良工事の必要性などが今後一段と高まっていくことにつながるとの見方。なお、本日は日本基礎技術<1914>や不動テトラ<1813>なども同様な観点から買いが向かっているとみられる。 <3688> VOYAGE 1786 +88 大幅続伸。8日にマザーズ市場から東証1部に指定替えされているが、本日は増配や株主優待制度の導入が買い材料視されている。年間配当金は従来予想の10円から20円に引き上げ、1部指定を記念して10円の記念配当を実施するもよう。また、第2四半期期末、期末の100株以上の株主を対象に、デジタルギフトサービス「ギフピー」において利用可能なギフトコード1000円相当を贈呈するようだ。株主還元策への会社側の意識の高まりを好感へ。 <7230> 日信工業 1750 +70 買い優勢。前日にスウェーデンのオートリブと合弁会社を設立と発表している。オートリブはエアバッグや自動運転に使われるレーダーやカメラに強みを持ち、両社は先進運転支援システムに対応したブレーキの開発で協力していくようだ。取り扱いシステムの広がり、ホンダ以外への拡販なども期待される状況のようだ。また、譲渡利益を原資にした自社株買い実施などの可能性なども思惑視。 <6103> オークマ 907 -40 売り優勢。前日に日本工作機械工業会が発表した8月の工作機械受注は、前年同月比16.5%減となり、23ヶ月ぶりの前年割れとなっている。輸出の大幅な落ち込みが響く格好になったようだ。工作機械大手の一角となる同社にも、設備投資の先行き懸念などが強まる状況に。ちなみに、同社個別では同27.5%増と順調だが、中国と北米の落ち込みから輸出はマイナス成長となっている。
関連銘柄 13件
1605 東証プライム
1,976
11/26 15:30
-42.5(-2.11%)
時価総額 2,488,053百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
1813 東証プライム
2,054
11/26 15:30
-1(-0.05%)
時価総額 33,870百万円
土木事業、地盤改良事業が柱。テトラ、不動建設が2006年に合併。大阪沖埋立処分場護岸築造工事などで施工実績。消波・根固ブロック用鋼製型枠の賃貸等も。新規事業の創出図る。27.3期売上高780億円目標。 記:2024/10/10
1914 東証スタンダード
603
11/26 15:30
-10(-1.63%)
時価総額 17,696百万円
開発現場の基礎工事専門の建設会社。新国立競技場などで施工実績。官公庁やゼネコン各社などが主要取引先。防災・減災対策、環境・汚染対策等も。25.3期は増収増益計画。大型工事継続で米国現地法人の増収見込む。 記:2024/07/05
1926 東証プライム
2,179
11/26 15:30
+20(0.93%)
時価総額 105,431百万円
斜面・法面対策工事、基礎・地盤改良工事など特殊土木に強み。建築事業は首都圏中心にマンション、オフィス建築等を手掛ける。基礎・地盤改良工事は受注順調。採算性重視の選別受注継続。建築事業、海外事業の拡充図る。 記:2024/06/17
2801 東証プライム
1,679.5
11/26 15:30
+0.5(0.03%)
時価総額 1,628,134百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
3688 東証プライム
1,487
11/26 15:30
+9(0.61%)
時価総額 37,623百万円
VOYAGE GROUP、サイバー・コミュニケーションズの経営統合で誕生。電通グループの連結子会社。デジタルマーケティング事業が主力。ポイントサイト「ECナビ」の運営等も。電通グループとの協業推進。 記:2024/08/29
3811 東証1部
919
12/3 14:59
±0(0%)
時価総額 33,086百万円
インターネットデータセンターがコア事業。システムの運用・監視などマネージドサービス、システム開発や改善などソリューションサービスも手掛ける。米エクイニクスがTOB(株式公開買い付け)を実施。上場廃止。 記:2016/02/03
4508 東証1部
2,006
2/26 15:00
-3(-0.15%)
時価総額 1,126,205百万円
三菱ケミカル系の製薬会社。主力は抗リウマチ薬「レミケード」。自己免疫疾患、糖尿病・腎疾患等が重点疾患領域。三菱ケミカルHDがTOB実施。成立なら上場廃止へ。医薬品事業は伸び悩む。20.3期2Qは業績低調。 記:2019/11/26
4922 東証プライム
6,669
11/26 15:30
-31(-0.46%)
時価総額 404,095百万円
大手化粧品メーカー。1946年創業。コスメデコルテ、雪肌精、エスプリークなど有力ブランド多数。アジアなど海外でも事業展開。アルビオンを傘下に持つ。グローバル展開加速、独自商品の積極的な開発等に取り組む。 記:2024/10/14
6103 東証プライム
3,140
11/26 15:30
±0(0%)
時価総額 211,981百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6641 東証プライム
1,696
4/26 15:00
-1(-0.06%)
時価総額 182,883百万円
電力機器メーカー。半導体・液晶製造装置や太陽光発電機器も。収益4Q偏重傾向。親会社の住友電気工業が完全子会社化に向けて行ったTOBが成立。同社株は4月27日付で上場廃止に。23.3期3Q累計は営業益続伸。 記:2023/04/12
7230 東証1部
2,243
11/10 15:00
±0(0%)
時価総額 146,809百万円
ブレーキメーカー。二輪車や四輪車向けのブレーキシステムに加え、部品を製造、販売する。ホンダ系の3社と経営統合へ。20.3期は南米やインドは堅調も、中国での新型コロナウイルスによる減産等が影響した。 記:2020/07/23
7269 東証プライム
1,631
11/26 15:30
+2.5(0.15%)
時価総額 3,204,240百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10