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3Dマトリックス Research Memo(10):止血材の成長ポテンシャルに変わりなし、リスクの顕在化に留意が必要

2015/4/9 9:48 FISCO
*09:51JST 3Dマトリックス Research Memo(10):止血材の成長ポテンシャルに変わりなし、リスクの顕在化に留意が必要 ■財務状況とリスク要因 (2)リスク要因 スリー・ディー・マトリックス<7777>の業績を見るうえでのリスク要因としては、大きく3つに分けることができる。第1に、開発パイプラインにおける製造販売承認に至るまでのスケジュールが、会社想定どおりとならないリスクがあること。これは治験の状況やその結果、及び承認申請を行う国ごとの医療制度などが影響する。実際、2015年4月期の下方修正要因は、止血材の承認申請の取り下げが大きく影響した。 第2のリスクとしては、販売契約交渉が会社想定どおりに進まないリスクが挙げられる。これも、今回の下方修正要因の要因となっているが、契約交渉は相手先の事情によって想定どおり進まないことも少なくない。相手先が大企業であればなおさらだ。社内に複数の部門を抱えていれば、部門間での意見の集約が必要となり、会社全体の経営判断として統一するのにも時間がかかるためだ。また、交渉相手先企業の経営体制が買収などによって大きく変わる場合においては、交渉そのものが打ち切りになる可能性もある。 第3のリスクとしては、医療技術の進歩によって同社が開発する製品を上回る性能を持つ競合品が出てくるリスクが考えられる。 現時点で、同社の主力製品である止血材の成長ポテンシャルに関する見方に変わりはないものの、こうしたリスクが顕在化した場合には、同社の業績計画に影響を及ぼす点には留意する必要があろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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時価総額 11,017百万円
自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材はドイツで販売好調。24.4期3Qは大幅増収、損益改善。 記:2024/04/16