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3Dマトリックス Research Memo(5):16年4月期は止血剤の契約金と製品売上高が事業収益の大半に寄与

2015/4/9 9:31 FISCO
*09:35JST 3Dマトリックス Research Memo(5):16年4月期は止血剤の契約金と製品売上高が事業収益の大半に寄与 ■中期業績計画 スリー・ディー・マトリックス<7777>は止血材の国内での計画変更や海外での契約遅れなどを主因として、中期業績計画に関しても修正発表を行っている。事業別の収益見通しについては以下のとおりとなる。 (1)2016年4月期の事業収益見通し 2016年4月期の事業収益に関しては、その大半が止血材の海外での契約金、及び製品売上高となる。内訳は、欧州・アジア市場で販売契約金・マイルストーン収入2,500百万円、製品売上高約1,200百万円を見込んでいる。 従来予想では2015年4月期で、海外市場における止血材の販売契約金を3,000百万円、製品売上高を3,500百万円それぞれ見込んでいたことから、契約時期がずれ込んだことを考えても、今回の計画は従来予想よりも控え目な目標値となっていることがわかる。この点に関して、会社側では、欧州での販売契約金や初期ロットの販売量そのものは、従来と見方を変えていないものの時間軸にバッファを取って、対外発表値は保守的に見積もった様子だ。 欧州市場では前述したとおり、医療施設への直販や保険推奨リストへの掲載を進めていくなかで、販売契約が締結されるものと予想される。なお、国別のローカル代理店契約の打診もあるものの現在はオプションとして考えており、まずは現在の候補先企業との販売契約を締結することを優先に進めていくとしている。 一方、アジアにおいては、CEマーキング適用国のうち、複数の国を対象とした販売提携契約交渉をアジア資本の大手企業と進めており、2016年4月期の段階で契約が締結できる見通しとなっている。対象国としては、東南アジアを範囲に販売エリアの拡大を見込んでいる。 また、既に製品登録申請を行っているインドネシアにおいては、近々登録承認を取得できる見通しで、販売提携先であるPT.Teguhsindo Lestaritamaからのマイルストーン収入を見込んでいる。同様に、韓国でも今年の1月に製品登録申請を行っており、順調にいけば10~11月頃に登録承認を取得できる見通しで、販売提携先であるDaewoong Pharmaceutical Co.,Ltd.からのマイルストーン収入を見込んでいる。いずれの提携先においても登録承認取得後、販売を開始する予定となっており、製品販売も開始する予定だ。 なお、2014年9月に登録承認をいち早く取得したシンガポールについても販売準備を進めているが、人的リソースが限られる中で、現段階ではその他アジアでの契約交渉を最優先課題としている。 なお、国内の止血材に関しては再治験に向けた計画届をPMDAへ提出し、2015年中の治験再開を目指している。症例数に関しては協議中であるが、治験費用も前回並みを見込み期間は1年程度が想定される。治験プロトコルはPMDAとの協議においで決定されるが、今回は比較試験を実施する可能性がある。 また、適用領域についてはPMDAとの協議中であるが、各領域について、競合品と比較するといずれの領域においても、同等かそれ以上の止血率があると会社側では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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時価総額 10,824百万円
自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材は欧米で好調。欧州で次世代止血材の製造販売承認申請。疑義注記。 記:2024/09/19