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コンドーテック Research Memo(9):有利子負債の減少で安全指標が改善

2015/1/5 17:56 FISCO
*17:57JST コンドーテック Research Memo(9):有利子負債の減少で安全指標が改善 ■財務状況と株主還元策について (1)財務状況 コンドーテック<7438>の2014年9月末の連結ベースの財務状況は表のとおりとなっている。総資産残高は前期末比495百万円減少の33,986百万円となった。主な増減要因は、売上債権(▲544百万円)、現預金(+339百万円)、在庫(+494百万円)となっている。このうち売上債権は前期末が消費増税の駆け込み需要で急増した反動減による。現預金は利益増によって増加し、在庫に関しては売上拡大に伴う積み増しとなっている。 一方、負債は前期末比1,112百万円減少の14,586百万円となった。主な増減要因は、支払手形・買掛金(▲642百万円)、短期借入金(▲200百万円)、未払法人税等(▲219百万円)などとなっている。支払手形・買掛金に関しては、前期末が消費増税の駆け込み需要で急増した反動によるもので、未払法人税等は前期分の納付完了による減少となっている。また、純資産は前期末比616百万円増加の19,400百万円となった。配当金支払い(▲207百万円)や自己株式消却(▲350百万円)による減少があったものの、四半期純利益の増加(+899百万円)でカバーした格好となった。 経営指標を見ると、安全性を示す流動比率や自己資本比率、D/Eレシオなどがいずれも若干ながら改善している。利益が順調に拡大するなかで、有利子負債が減少したことが改善要因となった。また、収益性に関しても営業利益率で7.0%と若干ながら向上した。 前述したように今後はM&A戦略を積極推進していく方針を示していることから、M&Aの規模によっては有利子負債残高が増え、自己資本比率やD/Eレシオが一時的に悪化する可能性はあるが、中期的にはROEの向上につながっていくものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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