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コンドーテック Research Memo(8):M&A戦略が今後の新たな成長戦略に
2015/1/5 17:54
FISCO
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*17:55JST コンドーテック Research Memo(8):M&A戦略が今後の新たな成長戦略に ■成長戦略 (2)M&A戦略 今後の成長戦略として新たにM&A戦略が加わることになる。2020年までは復興需要や東京オリンピック需要などもあって、既存事業だけでも成長は可能であるが、ポスト2020年を見据えて、事業基盤を拡充しておくことが更なる成長を進めていくうえでは必要と認識しており、今後積極的に進めていく方針を示している。M&Aの対象とする事業領域としては図にみられるように、4つに分けることができる。 第1に、建設業界以外の業界に関わる企業をM&Aで獲得し、事業領域の拡充を図っていく。例えば、船舶造船、運送、製造設備、漁業、農業等の分野を事業領域としている企業が当てはまる。 第2に、既存事業の深掘をしていくうえで必要となる部材メーカーなどが対象となる。現在、コンドーテック<
7438
>は自社製品としてブレースやアンカーボルト、チェーン類などを製造している。ブレースに関しては国内で唯一、部材からのJIS規格を取得しており、高い競争力を持っているが、アンカーボルトやチェーン類などに関しては、関連部材メーカーを獲得していくことで、競争力を強化していくことが考えられる。 第3に、海外市場の拡大が挙げられる。前述したようにアセアン市場の強化を進めていく方針で、今後もアセアンに拠点を持つ日系企業(現地企業の顧客を持つ)をM&Aで獲得し、現地での顧客開拓に係る時間を短縮することで、早期の事業拡大を進めていく。 第4に、販売形態の拡充のためのM&Aが挙げられる。小売やカタログ販売、ネット販売といった同社とは異なる販売形態を取る企業のM&Aを検討している。特に、ネット販売に関しては成長市場でもあることから、既存顧客と被らない領域においての事業化を検討し、また、ネット事業の運営ノウハウを持つ企業などがM&Aの対象になってくるものと予想される。 なお、M&Aの必要資金に関しては、自己資金に加えて、借入金の活用も視野に入れている。現在、同社の有利子負債残高は600百万円と実質無借金体制に近く、財務基盤は充実している。超低金利が長期化する環境下において、借入金を使ってM&Aを行い、資本効率を高めて行く経営戦略は、ROEを重視するうえでは効果的であると判断される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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コンドーテック
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+17(1.26%)
時価総額 36,091百万円
産業資材や鉄構資材、電設資材の専門商社。メーカー機能も持つ。ターンバックル、ブレース、足場吊りチェーンなどが主要取扱品目。取扱アイテム数は約5万点。新商材の拡販等に注力。27.3期売上高885億円目標。 記:2024/08/20
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