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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が日経平均をけん引する可能性~

2024/5/23 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が日経平均をけん引する可能性~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株が日経平均をけん引する可能性 ■大塚HD、2Q下方修正 営業利益 950億円←1680億円 ■前場の注目材料:丸紅、中小DX支援でレボックスと提携、AIで部品見積もり ■ハイテク株が日経平均をけん引する可能性 23日の日本株市場は、買い一巡後は膠着感の強い相場展開が続きそうである。22日の米国市場は、NYダウが201ドル安、ナスダックは31ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した前回開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策金利を一段と長期にわたり高水準で維持する姿勢のほか、必要であれば追加引き締めを支持する参加者もいたことが明らかになり、利下げ期待の後退で売りが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比15円高の38635円。円相場は1ドル156円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場の下落は重荷となるものの、FOMC議事要旨については足もとで当局者によるインフレを警戒する発言が相次いでいたこともあり、織り込み済みであろう。改めて嫌気売りに向かわせる展開にはなりづらいと考えられる。一方で、注目されていたエヌビディアの決算は、1株利益や売上高、第2四半期の見通しが軒並み予想を上回ったほか、1株を10株にする株式分割や増配計画を発表し、時間外取引で大きく買われている。 日経225先物はナイトセッションで一時38460円まで売られる場面も見られたが、エヌビディアの決算を受け、終盤には38800円まで買われている。先物にサヤ寄せする形から指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する可能性が高く、売り方の買い戻しの動きも強まりそうである。昨日の日経平均株価は支持線として意識されていた75日線を下回ったものの、同水準からのリバウンドを見せてくることになろう。 もっとも、買い一巡後はエヌビディアの決算を受けた米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性はある。そのため、買い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。物色としては、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>などの値がさハイテク株のほか、前日に日経平均株価を支えていたソフトバンクグループ<9984>の動向に注目。また、日銀の金融政策正常化への思惑がくすぶるなか、メガバンクの動向にも関心が集まりそうである。 ■大塚HD、2Q下方修正 営業利益 950億円←1680億円 大塚HD<4578>は2024年12月期第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は1兆370億円から1兆1000億円と予想を上回る見込み。一方で営業利益は1680億円から950億円に下方修正した。アルツハイマー型認知症に伴うアジテーションで開発しているAVP-786の開発中止により減損損失を約1000億円計上する。一方、為替前提を見直したほか、マイルストン収入を見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・1ドル=156.70-80円 ・シカゴ日経先物は上昇(38635、大阪比+15) ・SOX指数は上昇(5126.81、+52.42) ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・丸紅<8002>中小DX支援でレボックスと提携、AIで部品見積もり ・TDK<6762>売上高2.5兆円、新中計26年度、高付加価値品に重点 ・JR東海<9022>岐阜の水位低下でリニア工事中断、「真摯に対応」 ・クボタ<6326>繊維材料・医薬品特化の重量式フィーダー、生産性向上に貢献 ・岡本工作機械<6125>三井物産と資本提携、株30%譲渡で持分法会社化 ・双日<2768>サウジで地域冷房参入、現地電力と合弁 ・ファナック<6954>CNC一新、顧客目線の使いやすさ重視 ・三菱重<7011>核融合炉向け追加受注、外側垂直ターゲット12基 ・三菱電機<6503>電力・熱エネ運用最適化支援、コンサル・施策提案 ・ニチコン<6996>アルミ電解コンデンサー、高温下でも大電流、開発 ・メルカリ<4385>価格なし出品可能に、購入希望者が提案 ・富士通<6702>アイスランド社と、アンモニア合成の触媒探索に新手法 ・TIS<3626>パナHDなどと、周遊パスの利便性向上、デジタル通貨で乗り放題 ・任天堂<7974>米ゲーム開発を買収 ・東レ<3402>先端半導体向けモールド離型フィルム、有機フッ素不使用 ・飛島建設<1805>ナイスと、非住宅の木造・木質化推進で新会社 ・リンテック<7966>厚さ半減のミリ波帯電磁波制御シート、車整備工場の間仕切り用 ・JCU<4975>今期設備投資7倍に、熊本での半導体向け薬品増強 ・東京建物<8804>ヨットの帆イメージ、ビルをアートに、大阪で竣工 ・ADEKA<4401>過酸化水素の設備増強、生産1.3倍に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:10 日銀定例国債買い入れオペ通知 <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 25件
1805 東証プライム
1,439
9/26 15:00
+12(0.84%)
時価総額 27,787百万円
土木に強い中堅ゼネコン。防災関連工事や不動産開発に力注ぐ。収益4Q偏重傾向。24.3期3Q累計は受注、完工高が堅調。だが販管費増が利益の重石に。総還元性向5割目標。今年10月メドに持株会社体制に移行予定。 記:2024/04/15
2768 東証プライム
3,081
11/22 15:30
+30(0.98%)
時価総額 693,225百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(1.42%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3626 東証プライム
3,784
11/22 15:30
+91(2.46%)
時価総額 893,906百万円
独立系総合ITサービス会社。広域ITソリューション、産業IT等を展開。クレジットカードなど金融向けに強み。ビジネスパートナーは3000社超。オファリングサービスは順調。27.3期売上高6200億円目標。 記:2024/06/13
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(1.43%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4401 東証プライム
2,844.5
11/22 15:30
+33(1.17%)
時価総額 295,168百万円
柱の化学品は半導体向け高誘電材料や自動車向け樹脂・潤滑油添加剤に強み。業務用食油や農薬も。半導体や自動車関連が堅調。開発費等を吸収。新中計は27年3月期営業益530億円の目標。配当性向40%以上。 記:2024/08/12
4578 東証プライム
8,910
11/22 15:30
-42(-0.47%)
時価総額 4,970,319百万円
大塚製薬、大鵬薬品工業などを傘下に収める持株会社。抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」などが主要製品。ポカリスエットで知名度高い。医療関連事業では新製品等による事業領域の拡大図る。 記:2024/08/19
4975 東証プライム
3,740
11/22 15:30
+10(0.27%)
時価総額 100,789百万円
プリント配線板用めっき薬品、電子部品用めっき薬品等の製造・販売を行う薬品事業が主力。全自動表面処理装置、自動分析管理装置等の装置事業も。成長分野への積極投資図る。中計では27.3期売上高310億円目標。 記:2024/10/07
6125 東証スタンダード
4,320
11/22 15:30
-30(-0.69%)
時価総額 28,961百万円
総合砥粒加工機メーカー。研削盤や半導体関連製造装置の製造・販売を行う。平面研削盤で国内トップシェア。三井物産と資本業務提携。半導体事業を積極投資セグメントに位置付け。次世代材料領域で事業拡大図る。 記:2024/06/28
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(0.55%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(-0.62%)
時価総額 5,460,514百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(0.58%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(-0.35%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6996 東証プライム
1,087
11/22 15:30
-4(-0.37%)
時価総額 84,786百万円
アルミ電解コンデンサ、xEV用フィルムコンデンサ等の製造・販売を行うコンデンサ事業が主力。家庭用蓄電システム等のNECST事業も。京都府京都市に本社。エネルギー・環境・医療機器などを重点分野に位置付け。 記:2024/10/12
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7966 東証プライム
3,085
11/22 15:30
+40(1.31%)
時価総額 236,586百万円
1927年創業の粘着製品メーカー。シール・ラベル用粘着製品、自動車用粘着製品等の印刷材・産業工材関連が主力。半導体関連粘着テープ、カラー封筒用紙等も。中期経営計画では27.3期売上高3150億円目指す。 記:2024/08/30
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(0.27%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8804 東証プライム
2,659
11/22 15:30
+48.5(1.86%)
時価総額 556,178百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。配当性向30%以上目安。保有オフィスビルは40棟超。稼働率は高水準。 記:2024/07/07
9022 東証プライム
3,104
11/22 15:30
+10(0.32%)
時価総額 3,197,120百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線は個室を導入予定。台湾高鐵から技術コンサルティングを受託。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17