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後場に注目すべき3つのポイント~米国株安が影響も円安加速が下支え

2024/4/11 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~米国株安が影響も円安加速が下支え 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、米国株安が影響も円安加速が下支え ・ドル・円は軟調、前日の強含みで調整 ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は続落、米国株安が影響も円安加速が下支え 日経平均は続落。前日比198.08円安(-0.50%)の39383.73円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。 米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安(-1.09%)の38461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安(-0.84%)の16170.36、S&P500は49.27ポイント安(-0.95%)の5160.64で取引を終了した。3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後は下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大し終了。 米国株の大幅下落を受けて、東京株式市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39000円割れ寸前まで下落する場面も見られたが、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮小。為替が1ドル152円80銭台で推移しており、円安を材料に一部輸出関連銘柄への買戻しなどが入ったもよう。ただ、政府・日本銀行による円買い介入への警戒感も高まっていることから積極的な押し目買いは入れにくく、前場の日経平均はマイナス圏での推移となった。 日経平均採用銘柄では、スクリーンHD<7735>が売り優勢となったほか、決算を材料に7&iHD<3382>、イオン<8267>が売られた。また、清水建設<1803>、大林組<1802>、大成建設<1801>などゼネコンもさえない。日経平均採用以外の銘柄では、サイゼリヤ<7581>が決算発表時、国内価格据え置きを社長が発言したことで売り優勢となった。 一方、資源価格の上昇を受けて、INPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>が買われたほか、金利上昇を受けて、りそなホールディングス<8308>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>が上昇。また、電力需要拡大期待から関西電力<9503>、フジクラ<5803>が買われた。 セクター別では、不動産業、建設業、精密機器、陸運業、小売業などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、証券・商品先物取引業などが上昇した。 為替が1ドル153円台に入ったことで、政府・日銀による円買い介入への警戒が高まっていることから、株式市場は円安進行を素直に好材料視できない状況と言えよう。今のところ、政府関係者による口先介入に留まっており、為替市場は様子見といったところだが、時間外の米10年債利回りが4.5%台を維持していることから、日米金利差拡大の思惑から円安ドル高がまだ進む可能性はあろう。後場も為替を横目に見た神経質な展開となり、日経平均が切り返すのは難しいと考える。 ■ドル・円は軟調、前日の強含みで調整 11日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、153円12銭から152円76銭まで値を下げた。米インフレ加速を背景に、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策を見込んだドル買いに振れやすい。ただ、前日の急伸の反動で売りに押された。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円76銭から153円12銭、ユーロ・円は164円14銭から164円46銭、ユーロ・ドルは1.0738ドルから1.0747ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ビューティカダンホールディングス<3041>、デュアルタップ<3469>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月マネーストックM3:前年比+1.8%(2月:+1.8%) ・中・3月生産者物価指数:前年比-2.8%(予想:-2.8%、2月:-2.7%) ・中・3月消費者物価指数:前年比+0.1%(予想:+0.4%、2月:+0.7%) 【要人発言】 ・鈴木財務相 「為替相場は市場を通じてファンダメンタルズを反映して決められる」 「行き過ぎた動きに対してはあらゆるオプションを排除せず対応」 ・林官房長官 「為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」 「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 20件
1605 東証プライム
2,351
5/1 15:00
-41.5(-1.73%)
時価総額 3,260,054百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
1801 東証プライム
5,866
5/1 15:00
+94(1.63%)
時価総額 1,177,910百万円
大手ゼネコン。ビルや不動産開発、地下鉄、環境関連、ダム、トンネル等の建築工事、土木工事を行う。海外の大規模プロジェクトも手掛ける。今期3Q累計は土木と開発が増加も、国内建築工事の利益率低下が影響した。 記:2024/03/07
1802 東証プライム
1,723
5/1 15:00
-39(-2.21%)
時価総額 1,243,162百万円
大手ゼネコン。ビルやマンション、公共施設等の建築に加え、社会インフラの土木を行う。不動産開発等も展開する。今期3Q累計は国内外の大型建築工事の進捗等が寄与も、前期の大型不動産の売却の反動が影響した。 記:2024/03/07
1803 東証プライム
985.6
5/1 15:00
+8.1(0.83%)
時価総額 777,160百万円
ゼネコン大手。不動産開発やインフラ運営、再エネなどの非建設分野にも力注ぐ。24.3期3Q累計は複数の大型工事で損失が生じて利益水面下に。受注は堅調。昨年末単体受注残は22年末比9%増の2兆1699億円に。 記:2024/04/15
733
5/1 15:00
-5(-0.68%)
時価総額 3,721百万円
総合フラワービジネス会社。生花の卸売や生花祭壇、供花などを制作・販売。システム開発事業、就労継続支援事業等も。生花卸売事業は増益。価格転嫁効果や販管費の効率化などが寄与。24.6期2Q累計は2桁増収。 記:2024/04/09
2,051
5/1 15:00
+11(0.54%)
時価総額 5,454,278百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
3469 東証スタンダード
1,122
5/1 15:00
+74(7.06%)
時価総額 3,852百万円
東京23区を中心に投資用マンションを開発・販売。賃貸管理も。24.6期上期は販売用・開発用不動産の仕入れ順調。だが2Qに見込んでいた物件の決済が期ズレに。売上は3Q以降に集中する見通しで通期計画は変えず。 記:2024/04/04
5019 東証プライム
1,053
5/1 15:00
-21.5(-2%)
時価総額 1,568,258百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
5020 東証プライム
708.1
5/1 15:00
-22.8(-3.12%)
時価総額 2,287,363百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5803 東証プライム
2,752.5
5/1 15:00
+24.5(0.9%)
時価総額 814,363百万円
大手電線メーカー。電力や通信、光のケーブル、光通信部品に加え、電子ワイヤやHDD部品などを手掛ける。24.3期3Qは自動車事業部門が黒字転換。北米での新車種立ち上げなどが寄与。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
850.7
5/1 15:00
-1(-0.12%)
時価総額 1,029,020百万円
金融持株会社。横浜銀行と東日本銀行を中核に、銀行業務やリース、信用保証等のサービスを提供。連結総自己資本比率は15.25%。資金運用収益は増加。負ののれん発生益計上。24.3期3Qは2桁の増収、最終増益。 記:2024/02/22
7581 東証プライム
5,080
5/1 15:00
-250(-4.69%)
時価総額 265,542百万円
イタリア料理店「サイゼリヤ」をチェーン展開。低価格が売り。海外は中国を中心に開拓。日本は黒字転換。外食需要の回復などで客数は増加傾向。豪州は好調。販管費の増加等をこなし、24.8期1Qは収益伸長。 記:2024/03/05
16,500
5/1 15:00
-90(-0.54%)
時価総額 1,676,235百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
8035 東証プライム
34,940
5/1 15:00
-180(-0.51%)
時価総額 16,478,857百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8267 東証プライム
3,268
5/1 15:00
-34(-1.03%)
時価総額 2,849,451百万円
流通大手。総合スーパーを軸に食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを展開。PB「トップバリュ」は値下げに重点。タカキューとは資本業務提携を解消。全セグメント好調で、3Q累計営業利益は過去最高更新。 記:2024/01/26
8308 東証プライム
991.8
5/1 15:00
-9.2(-0.92%)
時価総額 2,381,292百万円
大手金融持株会社。りそな銀行や埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループを中核に、銀行業務やカード、信用保証等の金融サービスを提供する。今期3Q累計は資金運用収益等が堅調も、経常費用が増加した。 記:2024/02/01
8331 東証プライム
1,313.5
5/1 15:00
-21.5(-1.61%)
時価総額 1,071,187百万円
千葉県が地盤の大手地方銀行。県内で最大規模。預金や貸出、為替等の銀行業務に加え、リースやクレジットカード等の金融サービスを提供する。今期3Q累計は資金運用収益が増加した。経常費用の増加を吸収した。 記:2024/02/07
4,169
5/1 15:00
-28(-0.67%)
時価総額 796,854百万円
金融グループ会社。傘下に福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行を持つ。銀行業務を中心に、証券や保証、リース等の金融サービスを提供する。ネット銀行も展開。今期3Q累計は資金運用収益が増加した。 記:2024/03/01
9503 東証プライム
2,391
5/1 15:00
+32.5(1.38%)
時価総額 2,244,511百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10
9983 東証プライム
41,190
5/2 0:00
±0(0%)
時価総額 13,107,523百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27